純粋な火力だけではミサイル駆逐艦以上?
アメリカ海軍向けの無人艇を開発しているサロニックは2026年7月16日、次世代型中型無人水上艇「マローダ」の航行試験の様子を公開しました。
【ついに動き出す!】これが、航行する無人水上艇「マローダ」です(動画)
同艇は、アメリカ海軍の有人艦の負担を軽減するために、将来的に必要とされる中型無人水上艦隊(MUSV)の中核を担うことを目的に開発された多目的無人艇です。全長150フィート(約45.7m)で、大きさや運用構想は一般的な「無人艇」というより、小型の無人艦に近いものとなっています。2026年5月に進水しています。
完全無人運用を前提に設計されており、任務に応じたミッションモジュールを搭載することで、最大5400海里(約1万km)の航続距離、または30日以上の連続行動が可能とされています。
ミッションモジュールを換装することで、輸送艦や哨戒艇、ミサイル艇など、さまざまな任務に対応可能です。
積載能力は約40トンで、最大火力を重視した構成では複数のミサイル発射装置を搭載し、最大約128発の巡航ミサイルを運用できるとされています。この搭載数は、現在アメリカ海軍で運用されているアーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦の垂直発射装置(VLS)の搭載セル数を上回る規模となります。
「マローダ」は完全無人運用を前提としているため、乗員居住区や生命維持装置、各種居住設備を備えていません。そのためかなり安価で済み、装備構成にもよりますが、アーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦1隻の建造費で約10~50隻を建造できるとされています。
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