6月28日、2025年F1第11戦オーストリアGPの予選が行われ、ランド・ノリス(マクラーレン)が通算12回目/今季3回目のポールポジションを獲得した。
2番手にシャルル・ルクレール(フェラーリ)、3番手にオスカー・ピアストリ(マクラーレン)が続いた。角田裕毅(レッドブル)は18番手となった。
飲料メーカーであるレッドブルの母国であり、その名を冠したレッドブルリンクを舞台に迎えた第11戦。コンディションは快晴、気温27度、路面温度47度、湿度34パーセントとなるなか、最初の予選Q1は開始された。
■Q1:角田裕毅は敗退。レーシングブルズが2台揃ってレッドブルを上回る
18分間のセッション前半、ノリスが最初のアタックで1分4秒672をマークし暫定首位に浮上する。暫定2番手にピアストリが続くが、ノリスとのギャップは0.322秒差まで広がった。一方、角田の最初のアタックはフェルスタッペンから0.280秒遅れとなる。
残り6分、ガブリエル・ボルトレート(キック・ザウバー)がノリスから0.601秒差の暫定6番手タイムを記録、さらにはアレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)がノリスから0.471秒差の暫定5番手に浮上する。
Q1終盤、暫定首位のノリスら上位勢はユーズドでコースインする。中段勢の多くはニュータイヤを投入し、残り2分を切ったところでリアム・ローソン(レーシングブルズ)がフェルスタッペンを上回る3番手に浮上する。
角田もニュータイヤを履いて2度目のアタックに入った。自己ベストこそ更新するが、セクター1で出遅れ、タイムは1分5秒369。6番手フェルスタッペンから0.263秒遅れの18番手でQ1敗退となった。
結果、ノリスは1分4秒672でQ1首位をキープ、0.294秒差の2番手にピアストリ、0.345秒差の3番手にローソンと続いた。なお、4番手にピエール・ガスリー(アルピーヌ)、5番手にアイザック・ハジャー(レーシングブルズ)が続いた。
6番手にフェルスタッペンとなり、結果的にQ1はレーシングブルズ2台がレッドブルを上回るタイムを記録したかたちだ。
Q1敗退は16番手ランス・ストロール(アストンマーティン)、17番手エステバン・オコン(ハース)、18番手角田、19番手カルロス・サインツ(ウイリアムズ)、20番手ニコ・ヒュルケンベルグ(キック・ザウバー)の5台となった。
なお、サインツは無線でマシントラブルを訴えた。また、ヒュルケンベルグはターン4でミスがあり、チームメイトのボルトレートが8番手タイムを記録するなか、痛恨の最下位となってしまった。
■Q2:芝生発火で赤旗中断。新人ボルトレート、フェルスタッペンに0.010秒まで迫る
15分間のQ2、最初のアタックから1分4秒台に入ったのはマクラーレンだけだった。ノリスは1分4秒410で暫定首位に浮上、ピアストリが0.146秒差の暫定2番手で続いた。
全15台が1回目のアタックを終えた残り5分42秒というタイミングでセッションは赤旗中断となった。原因は最終ターン10立ち上がり、ホームストレート脇の芝生がわずかに発火したためだ。
消化確認後にセッションは再開。そんななか、ニュータイヤを履いたボルトレートが1分4秒846をマークし5番手に浮上する。その直後に同じくニュータイヤのフェルスタッペンがアタックし4番手につけるが、ボルトレートとは0.010秒差と僅差で終えた。
マクラーレンの牙城は揺るがず、Q2も引き続きノリスが最速。2番手にピアストリ、3番手にシャルル・ルクレール(フェラーリ)が続いた。なお、Q3で3番手だったローソンは9番手でQ3進出を決めた。
Q2敗退は11番手フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)、12番手アルボン、13番手ハジャー、14番手フランコ・コラピント(アルピーヌ)、15番手オリバー・ベアマン(ハース)という5台となった。
■Q3:0.521秒差の驚速ノリスがポールポジション獲得。ピアストリ、フェルスタッペンは不運
ポールポジションを決める最終Q3は12分間。ノリス、ピアストリ、ルクレール、ルイス・ハミルトン(フェラーリ)の4台は最初のアタックからニュータイヤを履いた。
1回目のアタックではノリスが全セクターで区間最速を記録して1分4秒268を叩き出し、暫定トップにつける。0.224秒差の2番手にルクレール、0.286秒差の3番手にピアストリ、0.351秒差の4番手にハミルトンと続いた。
ユーズドタイヤでQ3最初のアタックに臨んだフェルスタッペンは1分4秒929をマークし、ジョージ・ラッセル(メルセデス)に続く暫定6番手につけた。
セッション終盤は全車がニュータイヤを履いた。ただ、予選の主役はマクラーレンであり、ノリスという構図に変わりはなかった。ノリスは1分3秒971を叩き出し、2番手ルクレールに0.521秒という大差をつけて通算12回目/今季3回目のポールポジションを獲得した。
以下、3番手ピアストリ、4番手ハミルトン、5番手ラッセル、6番手ローソン、7番手フェルスタッペン、8番手ボルトレート、9番手アントネッリ、10番手にスピンを喫したガスリーとなった。
0.521秒差の2番手にルクレール。0.583秒差の3番にピアストリが続いた。なお終盤、ガスリーが最終ターン10でスピンを喫し、セクター3にイエローが振られた。そのタイミングでフェルスタッペン、ピアストリがセクター3を迎え、アタックを止めることになり、ふたりは2度目のアタックでタイム更新が叶わなかった。
2025年F1第11戦オーストリアGP、71周の決勝レースは6月29日の日本時間22時(現地時間15時)にスタートが切られる予定だ。
[オートスポーツweb 2025年06月29日]
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