■新型が出るのにあえて従来モデルを購入する人も! なぜ?
今はSUVが売れ筋カテゴリーで、新車として売られる小型/普通乗用車の30%以上を占めます。
悪路の走破も考慮した外観は、厚みのあるフロントマスクや大径タイヤの装着でカッコ良く、ボディの上側はワゴンスタイルだから車内も広いなど、幅広い魅力を備えています。
【画像】超カッコいい! これがスバル「新型フォレスター」です! 画像を見る
SUVは人気のジャンルだけに新型車の投入も活発です。
直近ではスバルが新型「フォレスター」(6代目)を2023年11月に北米で公開して、2025年4月3日から国内での予約受注も開始しました。
新型フォレスターの外観は2023年11月に北米で公開されたので、一般的には、2024年に入ると従来モデルの人気が下がり始めます。フルモデルチェンジの実施が明らかになると、ユーザーは購入時期を遅らせても、新型を買おうとするからです。
ところがフォレスターは違いました。2024年の後半から、従来モデルの登録台数が前年の同じ月を上まわるようになり、2024年8月は前年の1.3倍、9月は1.2倍、10月は1.1倍、11月は1.5倍、12月は1.1倍となったのです。
2025年に入ってフルモデルチェンジが近付くと、この傾向は一層顕著になり、1月は前年の1.3倍、2月は1.7倍、3月は1.9倍に達しました。
3月のフォレスターの登録台数は3732台ですから、同じスバルの「インプレッサ(クロストレックを含む)」を上まわりました。
この販売推移を見ると、新型フォレスターの登場が近付くに連れて、従来モデルを大急ぎで買い求めるユーザーの姿が浮き彫りになります。
なぜ新型の登場が近付いて、従来モデルの売れ行きが増えたのでしょうか。
この点を販売店に尋ねると以下のように返答されました。
「今年(2025年)の1月頃から、新型フォレスターの概要がメーカーから販売店へ伝えられました。安全装備が充実してカーナビや11.6インチセンターンフォメーションディスプレイが標準装着される代わりに、価格も50万円~80万円は高まるとのことでした。
この話をお客様に伝えると、従来モデルの売れ行きが増えました。
特に4月3日以降は、新型モデルの価格も明らかになって見積書も作製しています。
新型では予算が超過するため、ターボの在庫車を買うお客様もおられます」
値引きはどうでしょうか。
「新型フォレスターは値引きできませんが、従来モデルは在庫車から選んでいただけるなら、それなりの条件を提示できます」
フォレスターに水平対向4気筒1.8リッターターボエンジンを搭載する「スポーツ」の価格は、従来モデルは346万5000円で、新型は404万8000円です。新型は約58万円値上げされました。
そこにモデル末期の在庫処分のため、仮に30万円の値引きも加わると、従来モデルは新型に比べて実質90万円近く安くなります。
カーナビは安価なディーラーオプションなどを装着すれば、従来モデルなら購入総額を大幅に抑えられます。
■従来モデルでは最後まで特別仕様車を投入したり改良を続けた理由とは?
従来型のフォレスターが好調に売られた理由として、スバルらしい最後まで手を抜かない商品開発も挙げられます。
新型フォレスターが2023年11月に北米で公開された後も、2024年4月に特別仕様車の「STIスポーツブラックインテリアセレクション」を投入し、7月には「アーバンセレクション」も発表しています。
もともとスバルは、トヨタやホンダに比べて車種の数が少なく、1車種を大切に売る必要があります。フルモデルチェンジが近付いて売れ行きを下げると、それがスバルの国内販売全体に影響を与えるからです。
この最後まで特別仕様車を投入したり、改良を続ける開発姿勢も、従来モデルのフォレスターがフルモデルチェンジの直前に売れ行きを増やした理由だといえるでしょう。
このほかフォレスターの新旧モデルを比べると、ボディサイズはほぼ同じですが、外観の雰囲気は変化しています。従来モデルは、横方向から見るとサイドウインドーの下端が後ろに向けて持ち上がり、軽快で都会的な雰囲気を表現しています。
それが新型は水平基調を強めました。そのためにトヨタ「ランドクルーザー」のような悪路向けのSUVに似た重厚感が漂っています。
昨今のSUVの流行は、新型フォレスターのテイストですが、軽快で都会的な従来モデルをスバルらしいと感じるユーザーもいるでしょう。外観を見比べて、従来モデルを買ったというケースもあるはずです。
※ ※ ※
このように新型フォレスターでは、デザインを早い段階で公開して予約受注の時点では在庫車も残したことにより、ユーザーは新旧モデルの両方から選ぶことができました。
新型を見た上で、熟成された従来モデルを買うのも、スバルらしい購入方法といえるでしょう。
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