2023年シーズンのF1は、ここまで8レースを終えてレッドブルが全勝を記録している。元F1ドライバーのジェンソン・バトンは、ドライバーズタイトルもマックス・フェルスタッペンで間違いないだろうと考えている。
これまでの8レースでは、フェルスタッペンが6勝、チームメイトのセルジオ・ペレスが2勝を記録している。しかしペレスはマイアミGP予選でポールを獲得して以降は成績が低迷しており、同レースの決勝では9番グリッドのフェルスタッペンに優勝を奪われると、以降はQ3進出を逃すレースが続いている。
■苦悩が続くセルジオ・ペレス。カナダGPでは”ブレーキング”に苦労「今回の僕らにはペースがなかった」
こうしたペレスの苦境について尋ねられたバトンは、motorsport.comに次のように答えた。
「チームメイトが苦戦する様は、マックスにとっては自信に繋がるだろう」
「ここ3戦、マックスを捉えられる者はおらず、彼は遠くへ行ってしまった。チャンピオンシップは間違いなく彼のものとなるだろう」
「チェコ(ペレス)に何があった? マックスに追いついてほしいし、良いレースを見たい。彼は本当に速いし、安定感の無さだけが彼を苦しめている」
先日のカナダGPでペレスは、12番グリッドからスタートして6位まで追い上げてフィニッシュした。しかしそれは本人のオーバーテイクショーではなく、ピット作戦によるものが大きかった。2009年のF1ワールドチャンピオンでもあるバトンは、ペレスに「もっと期待していた」と認める。
レッドブル、そしてチームの相談役であるヘルムート・マルコはドライバー人事が厳しいことでも有名であり、成績不振が続けばシーズン中の解雇・更迭もあり得るチームだ。ペレスのシートはどの程度危険に晒される可能性があるのかと尋ねられたバトンは、次のように答えた。
「今年のペレスはそうなるとは思わない」
「ただ、今シーズンが終わった時にどうなるかは分からないね。ではそこ(ペレスのシート)に誰が入ってくるのか? 難しいところだ」
「もちろんアンバサダーとしてダニエル・リカルドがいるけど、彼がそのシートに座ることになるかどうかは分からない」
「アルファタウリから連れてくるのか、そしてそれなら誰になるのか? (ニック)デ・フリーズは思った以上に競争力を発揮できていないし、そうなると角田(裕毅)をAチーム入りさせるのだろうか?」
「とにかく難しいところだけど、チェコには同情するよ。3レース続けて及第点以下の成績になってしまったのは厳しいね」
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
みんなのコメント
マックスは休み
誰かテキトーなヤツ走らせる