■2019年で70年を迎える軽自動車
軽自動車の歴史は、1949年に初めて軽自動車の規格が制定されたことから始まります。その後、時代とともに進化し、「経済性」や「利便性」といった日本人に合った特性から日本のクルマ市場になくてはならない存在となりました。
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2019年で規格制定から70年を迎える「軽自動車」。近年、普通乗用車に引けを取らない性能や先進の安全機能を搭載したモデルも多く登場しています。そんな「軽自動車」とはどんなクルマなのでしょうか。
現在の軽自動車の規格は、「排気量660cc以下、全長3.4m以下、全幅1.48m以下、全高2.0m以下」の三輪および四輪自動車となっています。
1949年の規格制定当時は、「全長2.80m以下、全幅1.00m以下、全高2.0m以下」と現在の規格よりも小型なサイズとなり、四輪・三輪・二輪の区別はありませんでした。
規格制定の翌年(1950年)には、四輪・三輪・二輪の区別が定められ、三輪および四輪の軽自動車については、「長さ3m以下、幅1.3m以下、高さ2.0m以下、排気量は300cc」まで拡大。その後も、規格改正を繰り返していきます。
現在の規格となったのは、1998年です。衝突安全基準が普通自動車・小型自動車と同一に改正され、軽自動車の安全性が飛躍的に向上します。
その後、軽自動車は急速に普及していき、自動車検査登録情報協会の調査によると、2000年に2000万台、2018年には3000万台以上と、軽自動車は自動車の総保有台数において約4割を占め、「通勤・通学」や「買物・送迎」といった日常にはなくてはならない存在です。
そのなかで、全国軽自動車協会連合会の発表によると、軽自動車を日常的に利用しているのは、「軽自動車ユーザーのうち女性が67%」となり、女性ユーザーが多いといいます。
また、ユーザー年齢層をみると60歳以上が占める割合は、2007年度では21%だったのに対して2017年度は34%と増加傾向にあるようです。
実際に都市部と地方でそれぞれ軽自動車を所有しているユーザーは次のように話しています。
「50代の頃までは、セダンタイプの乗用車に乗っていましたが60歳を過ぎた頃から車幅感覚が鈍っている気がして、軽自動車に乗り換えました。税金などの維持費が安いのでいろいろとお金の面でも助かります」(都市部・70代・男性)
「いままで、主人のクルマを運転していましたが、自分の買物用に軽自動車を購入しました。遠出などは大きなクルマが良いですが、近所の込み入った場所などは軽自動車のサイズに助けられています」(地方・60代・女性)
※ ※ ※
日本には、道幅が平均3.9mの狭い道路が全体の8割存在しています。運転が苦手な人や運動神経が衰え始めている高齢者には、軽自動車は最適なクルマです。
今後の日本は、さらなる「高齢化社会」に突入するといわれています。そのため、維持費が安く運転がしやすい軽自動車の普及率はこれからも増えていくことが予想できます。
■売れ筋軽自動車にはどんな特徴が??
全国軽自動車協会連合会が発表している、2018年度(2018年4月から2019年3月)の軽四輪車通称名別新車販売確報は、以下の通りでした。
1位 ホンダ「N-BOX」:23万9706台(前年比:107.3%) 2位 スズキ「スペーシア」:15万8397台(前年比:139.3%) 3位 ダイハツ「タント」:14万2550台(前年比:105.9%) 4位 日産「デイズ」:14万56台(前年比:102.6%) 5位 ダイハツ「ムーヴ」:13万2320台(前年比:90.9%)
そのなかで、圧倒的な差を誇り首位に君臨しているのがホンダ「N-BOX」。2018年度でみても、2位のスズキ「スペーシア」に8万台もの差を付けているうえ、すべての月で1位です。
なぜ、ホンダ「N-BOX」はこれほどまでに人気なのでしょうか。
ホンダの軽自動車は、他車に比べてパワフルなエンジンといわれています。ターボ仕様では、各社64PSと同等の数値ですが、NA仕様では若干他車よりも高出力なため、市街地などの加減速量が多い場面でもストレスなく運転ができます。
激化する軽自動車市場のなかで、「N-BOX」が売れる理由について、ホンダは次のように話します。
「お客様の声として、先代から室内の広さを好評頂いています。また、『N-BOXからN-BOX』へ乗り換えされる方も多く、2017年にフルモデルチェンジした現行モデルは走行性能が向上したことや、利便性、安全性など総合的に普通車と変わらないのが、人気の秘訣といえます」
また、N-BOXの牙城を崩そうと追撃しているスズキ「スペーシア」の特徴について、スズキは次のようにコメントしています。
「売れている理由として、まず室内空間の広さ、安全装備の充実、乗り降りの良さなどのパッケージの高さが挙げられます。それ以外にもデザイン性や室内空調を循環させる『サーキュレーター』やエアコンルーバーなど快適性など、家族で使いやすいのが理由です」 ※ ※ ※
自動車メーカー各社は、「軽自動車市場」に力を入れ、さまざまなラインナップを展開しています。そのなかで、ホンダ「N-BOX」とスズキ「スペーシア」が販売台数上位に至る理由は、日本の道路事情や多様化するニーズに合った仕様をユーザーに訴求できているのが大きな要因です。
2019年は「軽自動車の年」ともいえます。同年3月には、日産と三菱の共同開発車「デイズ」「eK」の新型モデルを発表。さらに、三菱はスーパーハイトワゴン「eKスペース」の後継車両となる新型モデルを2019年度後半に発売予定とアナウンスしています。
また、ホンダは夏頃に「N-WGN」をフルモデルチェンジすると予告。ダイハツ「タント」も新型モデルの登場が噂されているなど、まさに「軽自動車戦国時代」ともいえるのです。
今後も各自動車メーカーの軽自動車モデルから目が離せません。
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