2021年全日本スーパーフォーミュラ選手権第4戦の予選がスポーツランドSUGOで行なわれた。ウエットコンディションとなったセッションでポールポジションを獲得したのは関口雄飛(carenex TEAM IMPUL)で、タイムは1分19秒231だった。
予選日は午前中から雨に見舞われた。午前のフリー走行ではスピン、コースアウトなどにより90分間で3度赤旗が出されるという荒れたセッションとなったが、その時よりも雨脚が強まった状態で14時10分に予選Q1のA組がスタートした。
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A組でまず速さを見せたのが、DOCOMO TEAM DANDELION RACINGの牧野任祐。牧野は1分19秒306というタイムで2番手以下にコンマ5秒以上の差をつけ、A組のQ1をトップ通過した。ディフェンディングチャンピオンである山本尚貴(TCS NAKAJIMA RACING)はチェッカーフラッグが振られた時点で脱落圏にいたが、最後のアタックで5番手に食い込み意地を見せた。一方、今回平川亮の代役として出場している高星明誠(carenex TEAM IMPUL)、そして大嶋和也(NTT Communications ROOKIE)がここで敗退となった。
続いてB組のQ1では、松下信治(B-Max Racing Team)とフリー走行首位の福住仁嶺(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が互いにトップタイムを更新し合うという展開に。最終的に1分19秒504をマークした福住に軍配が上がり、Q1のB組をトップで通過した。ここで脱落となったのは塚越広大(ThreeBond Drago CORSE)、国本雄資(KCMG)、中山雄一(KONDO RACING)の3人だ。
そして今回のレースでは、Q2でもQ1同様2組に分かれてセッションが行なわれた。組分けはQ1と同じ。つまり、Q1の各組で上位タイムを記録した7人のドライバーでそれぞれQ2セッションを行ない、その内上位4人ずつ、計8人がQ3に進むという形だ。
まずはA組のQ2がスタート。このセッションでは阪口晴南(P.MU/CERUMO・INGING)と宮田莉朋(Kuo VANTELIN TEAM TOM’S)が速さを見せ、他を寄せ付けない1分19秒台前半のタイムでそれぞれ1番手、2番手でQ3に駒を進めた。牧野、大津弘樹(Red Bull MUGEN Team Goh)もQ3進出を決めた一方、山下健太(KONDO RACING)、小高一斗(KCMG)、山本がここでノックアウトされた。
そしてQ2のB組が始まる頃には、一旦弱まっていた雨脚が強まり、コンディションは悪化した。そんな中でも坪井翔(P.MU/CERUMO・INGING)は1分20秒100というタイムをマークしてトップにつけていたが、セッション終了直前に2コーナーでスピンしてマシンストップ。これにより赤旗が振られた。坪井はほぼ同じタイミングでコースオフした松下と共に赤旗の原因を作った車両だと判定され、Q2タイム抹消=Q2敗退となってしまった。なお、セッションは残り3分の状態から再開されたが、ポイントリーダーの野尻智紀(TEAM MUGEN)はタイムが伸びず、4番手大湯都史樹(TCS NAKAJIMA RACING)にわずか0.019秒届かずQ2敗退に終わった。
時刻は15時45分。8台のマシンによるQ3がスタートした。ここで1分20秒248を記録してトップに躍り出たのは関口。彼はその後一度は宮田にトップを奪われるも、1分19秒231にタイムを伸ばして再度トップに立った。牧野も好タイムをマークするも1分19秒274とわずかに及ばず、関口のポールが決まった。
ここ最近は不運もあり結果が出ないレースが続いていた関口。日曜日の決勝レースでは、2年ぶりの優勝を手にできるかに注目が集まる。
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