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【新型トヨタ86/スバルBRZ】生産終了はBRZが先 プラットフォームは現行と共通化 運転支援も ただし時期不明 困惑も

生産終了時期はBRZが先で86は後に

text:Yoichiro Watanabe(渡辺陽一郎)

【画像】新型BRZを激写!【現行型BRZ/86と比較】 全74枚

スバルBRZのホームページには「生産終了に伴い、販売店での在庫対応のみとなります」と記載されている。日本国内で販売されるBRZの生産は既に終わり、在庫車も少数だから、実質的に購入できない状態になった。

一方、スバルからトヨタに供給される86は、同じ生産ラインで製造される車両ながら対応が異なる。

2020年9月上旬時点で、トヨタの販売店では「86のGRは終了しましたが、ノーマルタイプのグレードは今でも受け付けています」という。

また「9月上旬に契約をいただいた場合、納車は12月下旬頃になります。トヨタから生産終了の時期は聞いていませんが、おそらく12月下旬が最後の生産になるでしょう」という。

なぜBRZは生産を早々に終了して、86は今でも買えるのか。

スバルの販売店では「ブランドや地域によって、販売状況がそれぞれ異なる。BRZ、86ともに、最終的には生産を終えるが、その時期には違いが生じています」と述べている。

BRZと86の販売状況はどうなのか。

86はBRZの3.6倍 1店舗あたりはBRZが多い

コロナ禍の影響を受けたり、BRZが生産を終える前の2019年1~12月の登録台数は、1か月平均にするとBRZが108台、86は386台だった。

86はBRZの3.6倍売れていたから、長く生産するのも納得できる。

またトヨタとスバルでは、国内で展開する販売店舗数が異なる。86は発売当初からトヨタの全店が扱い、4600店舗で購入できるが、BRZを売るスバルの販売店は460店舗に限られる。

つまりスバルの販売網はトヨタの10%だ。そうなると1か月平均の登録台数がBRZは108台、86が386台であれば、1店舗当たりの登録台数はむしろBRZが多い。

そしてスバルは店舗数が少ない分だけ、メーカーと販売店の連携も図りやすいため、早期の生産終了を既存のBRZユーザーに周知徹底できた事情もあるだろう。

プラットフォームは現行型と共通化

現行型のBRZと86が生産を終えた後、次期型が登場することは間違いない。

トヨタとスバルは2019年9月に「新たな業務提携に合意した」と発表して、提携の内容に「トヨタ86/スバルBRZ 次期モデル共同開発」が含まれているからだ。

BRZと86はスポーツカーとしては好調に売れているが、ハッチバックなど、ほかのカテゴリーに比べると生産台数は少ない。

しかも水平対向エンジンに後輪駆動を組み合わせるのはBRZと86のみだ。ほかの車種と共通化できない専用設計のメカニズムも多い。

生産台数や価格の割に、1台当たりの開発コストが高まりやすい車種でもある。

そこで次期型も、プラットフォームなどは現行型と共通化する。現行型の全長:4300mm以下、全幅:1800mm以下というサイズも、運転感覚の楽しいスポーツカーを開発する上でバランスが優れている。

従ってホイールベース(前輪と後輪の間隔)の2570mmを含めて変更する必要性は乏しく、次期型も基本部分は現行型を踏襲するだろう。

その一方で改善も行う。

スバルの開発者によると「今はさまざまな知見が備わり、以前に比べると、同じプラットフォームを使いながら走行性能や乗り心地を大幅に引き上げられるようになりました」という。

詳しく見ていこう。

機能向上は幅広く 運転支援機能も

解析能力も高まり、共通のプラットフォームを使っても、補強やサスペンションの設定変更で新開発に近い効果を得られるようになった。

例えば現行型のマーチ/ノート/キックスは、すべて共通の「Vプラットフォーム」を使うが、走行安定性、操舵に対する反応、乗り心地は、車種によって大幅に異なる。

マーチ、ノート、さらにキックスと、設計が新しいほど良くなる。マーチは低価格車だから違って当然ともいえるが、ノートeパワーとキックスの差も大きい。

日産の開発者は「新しい車種ほどVプラットフォームを使い慣れて、何をすればどのように良くなるのか、今ではかなり正確に把握できている」という。

同じようなことが次期型86とBRZの開発にも当てはまる。

次期型では安全装備も大幅に進化する。現行型はアイサイトのような衝突被害軽減ブレーキを装着できなかった。開発者は「ステレオカメラを装着する地上高が低く、フロントウインドウの角度も影響して、アイサイトを装着しにくかった」と振り返る。

しかし今はカテゴリーを問わず、衝突被害軽減ブレーキと運転支援機能を装着するのが当然になった。そこで次期型では設定する。

スポーツカーは長距離ドライブにも使われるから、運転支援機能はドライバーの疲労を軽減させて安全性も高める。

このように次期86とBRZは、現行型をベースにして基本路線も踏襲するが、機能は多岐にわたって向上するわけだ。

時期不明 ユーザー/販売店、困惑気味

スバルとトヨタが次期BRZと86の開発を業務提携の内容に盛り込んだ以上、次期型の開発が相当に進んでいることは間違いない。

それなのに両社の販売店に問い合わせると「次期型の登場時期などは不明」という。

特にBRZは、生産が終わって在庫販売になった。そのスバルの販売店は、以下のようにコメントしている。

スバル販売店のコメント

「BRZは生産が終わり、もともと在庫車も少なかったので、今は販売していない状態です。それでも次期型の予定は聞いていません」

「現行型のBRZを使うお客様からは、発売までのスケジュールについて問い合わせを受けますが、2021年2月以降になる、としか返答できません」

「今後は燃費規制も厳しくなるので、開発に時間が掛かり、メーカーとしては正確な情報を伝えにくい面もあるのでしょう」

トヨタ販売店のコメント

トヨタの販売店は以下のようにコメントした。

「スバルのBRZが生産を終えたので、86も時間の問題だと思います」

「それでも終了の時期を知らされていないので、お客様には現行型を購入するなら早めに判断して欲しいと申し上げています」

「いきなり終了する可能性もあるからです。86はスバルが製造するクルマなので、約3か月間という長めの納期も含めて、トヨタにとっては特殊な車種になっています」

一般的なフルモデルチェンジでは、従来型が生産を終えると、時間を置かずに次期型が発売される。その車種が不在の期間が生じれば、売れ行きも下がるからだ。

また愛車の車検満了が近付いているのに、次期型の発売時期が不明では、ユーザーは購入計画を立てられない。車検満了に合わせて別の車種に乗り替えてしまうこともある。

ユーザーを不安にさせないためにも、BRZが現行型の生産を終えたのなら、86も含めて今後のスケジュールを明確にすべきだ。

それをしない背景には、BRZや86の登録台数が限られ、経営的なリスクが少ないこともあるだろうが、ユーザーの気持ちを優先させて欲しい。

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