フォーミュラEの2024-2025シーズン第11戦上海E-Prixの決勝が上海インターナショナル・サーキットで行なわれた。ウエットコンディションで行なわれたレース(28周+3周)ではニック・キャシディ(ジャガー)が優勝した。
前回の東京大会に続き、雨絡みの週末となった上海E-Prix。ダブルヘッダーの1戦目、第10戦はドライコンディションで行なわれた一方、第11戦が行なわれる日曜日は雨に見舞われた。当初は午後からの降雨を見越して決勝スタート時間が早められていたが、結局朝から雨が降り続いたことでスタート時間が複数回後ろ倒しとなるなど、天候に翻弄される形となった。
■ギュンターがぶっちぎり優勝。終盤の大混戦でベルニュ2位掴みDSペンスキー1-2達成|フォーミュラE上海E-Prix レース1
雨の予選ではデュエルがキャンセルとなったことでグループセッションのみで順位が決定され、ポールポジションはキャシディに。フロントロウ2番手にはアントニオ・フェリックス・ダ・コスタ(ポルシェ)がつけた。今季既に4勝を挙げて選手権を大きくリードするオリバー・ローランド(日産)は17番グリッドからのスタートとなった。
現地時間14時35分(日本時間15時35分)のスタートを迎える段階では雨脚は弱まっているように見えたが、路面の水量は依然として多く、セーフティカー先導の下でスタートが切られた。
セーフティカーは7周の間隊列を引っ張り、8周目にようやくグリーンとなった。ここでトップのキャシディ以下、上位陣は一斉にターン2外側のアタックモード検知ゾーンを通り、アタックモードに突入。4番手を走るローラ・ヤマハABTのルーカス・ディ・グラッシのみ1周遅れで起動させた。各車は2回の起動で8分間ブーストを利用する必要があるが、1回目の使用時間については、4分と6分でややバラけた印象だ。
コース上はかなり濡れており、ドライバーたちは頻繁にカウンターステアを当てるなどマシンのコントロールに手こずっている様子。パスカル・ウェーレイン(ポルシェ)はチームメイトのダ・コスタとポジションを入れ替えて2番手に立ち、トップのキャシディを追いかける態勢に入りたいところだったが、コースをオーバーランしてしまったことでむしろギャップを広げられてしまった。
各所で接触やコースオフが見られる中、キャシディはまさに無風といった様子。ウェーレインに対して6秒近いギャップを築いて独走状態となった。一方のウェーレインも3番手のダ・コスタとは約10秒の差をつけて単独走行となった。
一方、前戦のウイナーで7番手を走行していたマキシミリアン・ギュンター(DSペンスキー)がスローダウン。ステアリングのダッシュボードに警告が表示され、レースコントロールから安全な状態ではない『レッドカー』に認定された後にマシンを止めたため、電気的な問題が発生した可能性がある。
キャシディはライバルに先んじて2度目のアタックモードを起動し、後続とのギャップを10秒に広げた。レース序盤がセーフティカー先導だったため周回数が当初の予定に3周追加となったが、今季初勝利に向けて盤石の状態に。エネルギーを10%も残した状態でトップチェッカーを受けた。ここ数年シリーズタイトルを争ってきたキャシディにとっては、ようやくのシーズン1勝目となった。
2位、3位はウェーレイン、ダ・コスタのポルシェ勢。ポイントランキングでもウェーレインが2番手、ダ・コスタが3番手にそれぞれポジションアップし、今回10位1ポイントに終わったテイラー・バーナード(マクラーレン)が2番手から4番手に転落した。
なおローランドは13位で開幕戦以来のノーポイントに終わった。それでも選手権での大量リードは変わらず、2番手ウェーレインに対して68ポイントの差をつけている。ただ次戦ジャカルタE-Prixではタイトルが決定しない計算となるため、王座争いの決着はベルリン、ロンドンの終盤戦まで持ち越されることになる。
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