新型コロナウイルスが世界的に大流行している状況を受け、F1は開催スケジュールの大幅変更を余儀なくされた。実際にレースが行なえるか不透明な状況の中、分配金やスポンサー収入が減ることで、チームが財政的な危機に直面する可能性がある。
チームやFIAとの協議が行なわれた結果、2021年に導入される予定だった新しい技術規則の導入を1年遅らせ、2021年も現行マシンを使用することで合意がなされた。
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この決定は、フェラーリにとって不利に働く可能性がある。フェラーリはプレシーズンテストの結果を受けて、2020年のマシン『SF1000』がライバルであるメルセデスやレッドブルに対して、望んでいたほどの競争力がないと考えているのだ。
しかし、フェラーリのチーム代表であるマッティア・ビノットは、自分たちの競争力に焦点を合わせるよりも、小規模チームを救うための努力を後押しすることの方が重要だと語った。
「現在のベースラインと、テストからのフィードバックを考慮すると、レギュレーション導入を遅らせるという選択で、我々にアドバンテージがあるとは思わない」
ビノットは、スカイ・イタリアにそう話した。
「簡単な決定ではなかったが、そうしなければいけなかったんだ。今後のことについて、責任あるシグナルを送ることが重要だった」
ビノットは、来年に向けてどんな変更が許可され、許可されないのはどんなことなのかを正確に決めるための議論が必要だと主張した。
「我々はそれを詳細に定義する必要がある。開発が凍結されるのはどこか、許可されるのはどこなのかを理解するために、全チームの代表者およびFIAと話し合っている。”競争”というF1のDNAが維持されることを望む」
またビノットは、F1オーストラリアGPでマクラーレンのスタッフがコロナウイルスに感染していたことが分かった後、仮にそのままイベントが進められていたとしても、フェラーリは参加しなかったと話した。
「我々の立場はすぐに明確になった。週末が通常通り開催されていたとしても、レースに参加することはなかっただろう」
「フェラーリはチームの全メンバーの安全を確保するためにレースはしなかっただろう。(木曜日)夜のうちに、シャルル(ルクレール)とセブ(セバスチャン・ベッテル)に、自由に帰宅できると知らせていたんだ」
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