■カクカクSUVに大進化!?
ヒョンデは2025年4月2日、韓国で開催された「ソウルモビリティショー2025」において、燃料電池車(FCEV)「NEXO(ネッソ)」の新型モデルを発表しました。
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7年ぶりの全面刷新を遂げた2代目ネッソはどのようなクルマなのでしょうか。
新型ネッソは、より洗練された外観と充実した安全・快適装備を備えた“次世代FCEV”として登場し、今後世界市場に投入される予定です。
1回の水素充填(約5分)で700km以上の走行を目指す高効率な燃料電池システムを搭載。パワートレインは刷新され、燃料電池スタックの改良と新たな高効率インバーターを含むパワーエレクトロニクスシステムにより、燃料電池スタックの最高出力は従来比16%増となる110kW、フロントモーターの最高出力は150kW、最大トルクは350N・mに向上しています。
バッテリー出力も倍増し80kWとなったことで、加速性能も大幅に改善しました。0-100km/h加速は7.8秒(従来は9.2秒)となり、パフォーマンス面でも大幅な進化を遂げました。
外観は”Art of Steel”と呼ばれる新しいデザイン言語を採用し、剛性と柔軟性を兼ね備えた曲線と水平ラインが特徴です。「HTWO」ランプや4ドットのシグネチャーライトにより、FCEVらしい先進性を表現。ボディカラーは全6色が設定され、なかでも韓国の文化と自然を表現した「ゴヨカッパーパール」が注目を集めています。
ボディサイズは、全長4750mm×全幅1865mm×全高1640mm、ホイールベースは2790mmで、旧型より一回り大型化されていますが、日本の公道でも十二分に取り回しがしやすいサイズ感です。
リアシートを立てた状態での積載容量は993リッターで、4つのゴルフバッグも収容可能です。リアドアの開口角度も広げられ、乗降性も向上しています。
インテリアは“Furnished Space(家具付きスペース)”をテーマとし、柔らかく上質な素材を多用しています。素材には、バイオプロセスレザー、リサイクルPETファブリック、バイオプラスチック、リネン生地など持続可能性に配慮したものが用いられており、環境負荷低減と質感向上を両立しています。
運転席まわりは湾曲型ディスプレイを中心としたドライバー重視のレイアウトで、センターコンソールは収納性と機能性を高めたアイランド型デザインとなっています。前席にはプレミアムリラクゼーションシート、後席にはリクライニング機能とベンチレーション機能を備え、家族でのロングドライブにも最適です。
さらに、インフォテインメントには最大14スピーカーを備えた「Bang & Olufsen」製プレミアムオーディオを搭載。車内のあらゆる席で高品位なサウンド体験を提供します。
高効率な空力設計や遮音性向上技術の導入により、静粛性と乗り心地も向上しました。
新たに設定された最大牽引能力1000kgのトーイング機能は、FCEVとしては世界初の装備です。
先進運転支援機能も充実しており、9つのエアバッグと衝突安全構造に加え、FCA(前方衝突回避支援)、LKA(車線維持支援)、BCA(死角衝突回避)、NSCC(ナビ連動クルーズコントロール)、RSPA2(リモート駐車支援)など30種類以上のADAS機能を標準装備しています。
また、ユーザー体験を高める先進機能も数多く搭載されています。指紋認証によるキー操作、2台同時対応のワイヤレス充電システム、デジタルキー2、車内外のV2L(給電機能)、音声認識型AIアシスタント、14スピーカーのBang&Olufsenオーディオシステムなどが搭載されています。
さらに、スマートな走行体験を実現する「FCEVルートプランナー」は、水素残量に応じて充填ステーションをナビゲートに組み込み、リアルタイムで燃料状況を管理します。安全機能では、車内に取り残された幼児を検知する「後席検知システム」も備えています。
なお、初代ネッソは日本でも販売されているものの、今回の発表では日本市場への導入や価格についての言及がありませんでした。
新型ネッソは燃料電池車でありながら、高性能SUVとしての実用性も兼ね備え、エコカーの枠を超えた存在となりました。ヒョンデは今後も水素インフラの整備と併せてFCEVの普及を加速させる方針で、新型ネッソはその象徴となる1台といえそうです。
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