■「ヤギが岩を落としている」わけではなかった!? 父島の標識の意味
日本には様々な道路標識の種類がありますが、住んでいる地域によっては見かけないものもあり、なかには珍しい標識も存在します。
そんな中、東京都小笠原村父島にある「落石注意」と「動物注意」の絵柄は従来と一味違った標識です。どのような特徴があるのでしょうか。
【画像】「えっ…!」 ウソでしょ? 「時速300キロ」や「ナビ禁止」の標識がこれです!(11枚)
運転免許を取得するために教習所で習ったものの、日常的に目にしない標識は、唐突に見かけてもすぐに意味を思い出せないものもあるかもしれません。
そんな道路標識のなかで見かける機会があるのは「動物注意」です。
これは主に山道や田舎道など、自然のなかを通る道沿いに設置されているケースが多く、ドライバーに野生の動物が出没する機会が多いため、注意警告としての役割を果たします。
とくに夜などは、交通量も少ないことから、野生の動物も山から降りてきて、道路など人間の居住地に現れることが少なくありません。
そのことから、動物注意の標識が立っていたら、いつも以上に注意して運転することが求められます。
そんな動物注意の標識ですが、一般的には「鹿」「たぬき」「イノシシ」「熊」などのデザインを見かけるケースが多いと思われますが、実はこれらの動物は各エリアによって自由に決めることができます。
鹿が多いエリアでは鹿が採用されるといった仕組みであるため、その地域に生息する動物ごとに違ったデザインになっています。
そんななか、東京都小笠原村父島にあるヤギの動物注意の標識は珍しいデザインです。
もちろん、ヤギが多く生息するエリアでは、ヤギの注意警告が出ていても何もおかしくはありませんが、今回の標識はヤギが岩を落としているようなデザインになっており「落石注意」との警告も記されています。
この標識からするに「崖の上にいるヤギが落石を発生させている」かのように見て取れるデザインになっていますが、どのような意味合いがあるのでしょうか。
そんな珍しいヤギが岩を落としているかのような標識ですが、どのような背景でこの標識が設置されたのでしょうか。
小笠原警察交通係の担当者は、この標識について次のように話します。
「この辺りではヤギが多いことから、ヤギが採用されました。
内地ですと鹿や、狸が多いかと思いますが、小笠原にはそういった動物がおらず、逆に野ヤギがいるのでこの標識となりました。
夜明道路に位置していて、1箇所か2箇所ほどあるかと思います。
実際にヤギが原因で落石が発生しているわけではなく、ヤギがイタズラするというわけでもありません。
設置した場所は山側の道路で、斜面で岩場のところです。
動物注意の警戒標識と落石注意の2つを兼ねているもので『ヤギが岩を落とすので気をつけてください』というものではありません。
また、ヤギだけではなく、ほかにも鳥などの珍しい標識も島内にあります」
このように、その地域に合った動物の絵を用いることができることから、父島に適したヤギが採用されたようです。
※ ※ ※
小笠原村父島にあるヤギの標識ですが、上からヤギが石を落としているのではなく、動物注意と落石注意の標識を兼ねたデザインになっているようです。
全国的にもこのような標識は珍しく、現地を訪れた際には確認してみるといいかもしれません。
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