MotoGP第17戦オーストラリアGPを転倒で終えたマーベリック・ビニャーレス(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)。マルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)との優勝争いを繰り広げながら、最終ラップで痛恨のリタイアとなった。
ビニャーレスはレース中盤からトップを走行。その後方には、離されることなく2番手をキープするマルケスの存在があった。そしては最終ラップを迎えるメインストレートで、マルケスにオーバーテイクを許し、2番手でラストラップに入った。
マルケス、最終周は「10コーナーで仕掛けてくると思っていた」/MotoGP第17戦オーストラリアGP 決勝トップ3コメント
一方のマルケスはこの週末を通じて速さを見せていたビニャーレスに対し、ホンダエンジンの加速力を使うことができる最終セクターからメインストレートでアドバンテージを見出していたようだ。そして実際、ラストラップの1コーナーをトップで通過することに成功した。
マルケスは最終ラップについて「10コーナーではそれまでに2度、ビニャーレスに抜かれていたから、きっと(ビニャーレスは10コーナーで仕掛けて)くると思っていたよ」とレース後のプレスカンファレンスで語っている。
先行するマルケスの背後にぴたりとつけるビニャーレス。マルケスが予測していたように、ビニャーレス自身も、「10コーナーでマルケスをオーバーテイクするために、セクター3を全力で攻めようと思った」という。
ふたりの戦略が交差する10コーナー。しかし、ビニャーレスが転倒を喫したのは、まさにその9コーナー立ち上がりから10コーナーにかけてのことだった。9コーナー立ち上がりで、ビニャーレスがマシンの挙動を乱す。ヤマハYZR-M1は激しく揺れて左側に転倒。ビニャーレスはマシンとともに、下り坂となっている10コーナー外側のグラベルへと滑っていった。
「リヤタイヤがロックしてしまったんだ。きっと、僕がミスをしてしまったのだと思う」
ビニャーレスは転倒の理由を、そう語った。しかし一方で、レース内容を前向きにとらえているとも言う。
「今日は2位ではなく、勝つべきレースだった。そのチャンスがあったんだ。ただ、クラッシュはしてしまったけれど、いいレースだったと思うし、満足もしているよ。全周回を全力で走り、バイクはとてもよく走った」
結果はリタイアとなったが、全力を尽くしたうえでマルケスと最後まで優勝争いを展開できた。ビニャーレスとって、そんな手ごたえに納得したレースだったようだ。
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