現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > ついに新型が出そろったバカ売れ「コンパクトカー」! ノートvsヤリスvsフィットをガチ比較で「買い」を探る

ここから本文です

ついに新型が出そろったバカ売れ「コンパクトカー」! ノートvsヤリスvsフィットをガチ比較で「買い」を探る

掲載 更新 17
ついに新型が出そろったバカ売れ「コンパクトカー」! ノートvsヤリスvsフィットをガチ比較で「買い」を探る

 実用性において優れているのはフィットとノートだ

 トヨタ・ヤリスにホンダ・フィット、そして日産ノート。ここ1年ほどで各メーカーは主力コンパクトカーをフルモデルチェンジ。競争が激化している。今回は、そんな最新コンパクトハッチバックを買おうとしている人に向けて、ライバル比較において必ずチェックすべきポイントをお伝えしよう。

乗るたびに惚れ直す! けっして高額じゃないのに内装がオシャレすぎる軽&コンパクトカー5選

 まずは実用性だ。具体的にいえば、後席居住性と積載性である。

 単刀直入にいえば、優れているのはフィットとノート。後席は充分な足もとスペースと開放感があり、長時間乗車も快適にこなせる。一方ヤリスは先代に当たるヴィッツよりも狭いほどでフィットやノートとは比較にならず、キャビン上部の絞り込みと窓の小ささなどから閉塞感もある。

 後席を気にしないなら気にする必要はないが、もしもファミリーユーザーなどで後席を頻繁に使おうと考えているなら、フィットやノートに分がある。

 またラゲッジスペースも、FFモデルで257~270リットル(4WDは209リットル)のヤリスに対し、フィットはガソリン車が330リットルでハイブリッドが306リットル。そしてノートはFFモデルで340リットル(4WDは260リットル)とヤリスは控えめとなっている。

 ここで考えたいのは、ヤリスは実用性を犠牲にして何を得ているかということ。それは燃費だ。ヤリス(FF/CVTモデル)のWLTCモード燃費はガソリン車が20.2~21.6km/Lでハイブリッド車は35.6~36.0km/L。それはフィット(FFモデル)のガソリン車19.4~20.4km/Lやハイブリッド車27.2~29.4km/L、ノート(ハイブリッドFFモデル)の28.4~29.5km/Lを大きく凌ぐもの。

 ヤリスはパワートレイン自体の効率もいいのだが、加えて実用性を割り切ってまで空力を味方につけることで燃費をとびきりよくしているのだ。「実用性を求めるならヤリスクロスで」という作り分けといっていい。

 パワートレインや価格、装備にも違いがある!

 また、パワートレインの違いにも注目したい。もっとも割り切っているのはノートで、通常のガソリン車はなくハイブリッドのみ。フィットはガソリン車もあるが、従来までと違ってマニュアルトランスミッションは用意されていない。

 一方ヤリスは、ガソリンとハイブリッドが選べるだけでなく、ガソリンは廉価タイプとして排気量1リッターも設定。また1.5リッターガソリンにはマニュアルトランスミッションを用意するなど、パワートレインやトランスミッションの選択肢が多いのが特徴だ。駆動方式はヤリス、フィット、ノートともにFFと4WDを用意している。

 パワートレインのラインアップは価格帯に大きな影響を与えており、ヤリスのボトム価格は139万5000円と3車中もっとも安い(ただしこの仕様は先進安全装備が組み込まれておらず、それを備える仕様は145万5000円から)。フィットは155万7600円から、ノートはもっとも高く205万4800円からとなる。

 価格といえば、ノートはACCを装着しようと思うとナビなどとのセットオプションとなり、メーカーオプション価格が44万2200円と高額。機能的に違いはあるものの、フィットであれば全車、ヤリスは廉価グレードを除けばほぼ同等の機能が標準装備されているので、この違いは大きい。

 パワートレインのフィーリングも気になるところ。燃費に優れるのはヤリスのハイブリッドだが、加速のフィーリングがもっとも爽快なのはノートだ。「e-POWER(イーパワー)」と呼ぶノートのハイブリッドがエンジンを発電専用として駆動力はモーターだけで生み出すのが特徴だが、その伸び感と盛り上がりのある加速感はとにかく気持ちいい。それを味わうためだけにノートを買いたくなるほどだ。

 ガソリン車では、唯一の4気筒エンジン搭載車であるフィットの上質感が光る(ヤリスは3気筒エンジン)。振動や音はやはり3気筒よりも4気筒のほうが理想的だ。

 結論としては、燃費で選ぶなら間違いなくヤリスだ。いっぽうで実用性を重視するならフィットやノートを選ぶべき。

 ハンドリングはヤリスのキビキビ感が好印象で、加速の気持ちよさはノート優勢。ガソリンエンジンの上質感ならフィットがいい。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

AM放送が聴けない「電気自動車」が数多く存在! FMラジオは搭載されているのになぜ?
AM放送が聴けない「電気自動車」が数多く存在! FMラジオは搭載されているのになぜ?
THE EV TIMES
ヤマハがNetflixアニメ用に未来のレースマシン「Y/AI」をデザイン、実物大モデルも
ヤマハがNetflixアニメ用に未来のレースマシン「Y/AI」をデザイン、実物大モデルも
レスポンス
”第2の波”を生んだ挑戦者、それはレズニー傘下で喘ぐamtだった…!【アメリカンカープラモ・クロニクル】第39回
”第2の波”を生んだ挑戦者、それはレズニー傘下で喘ぐamtだった…!【アメリカンカープラモ・クロニクル】第39回
LE VOLANT CARSMEET WEB
レッドブルのペレス、今季6度目の予選Q1敗退。3戦続けてRBの角田&ローソンに敗れる「マシンに根本的な問題がある」
レッドブルのペレス、今季6度目の予選Q1敗退。3戦続けてRBの角田&ローソンに敗れる「マシンに根本的な問題がある」
motorsport.com 日本版
トヨタ「コンパクトSUV」なぜ消滅? “全長3.9m”級の元祖「ヤリスクロス」的存在な「ヴィッツSUV」に注目! 14年で幕を閉じた「ist」とは?
トヨタ「コンパクトSUV」なぜ消滅? “全長3.9m”級の元祖「ヤリスクロス」的存在な「ヴィッツSUV」に注目! 14年で幕を閉じた「ist」とは?
くるまのニュース
シャープでクールなNEWグラフィック! SHOEIが「NEOTEC 3」の新たなグラフィックモデル「ANTHEM」を発売
シャープでクールなNEWグラフィック! SHOEIが「NEOTEC 3」の新たなグラフィックモデル「ANTHEM」を発売
バイクのニュース
ラリージャパン唯一の女性ドライバー、平川真子が意気込み。兄・亮に「クラス優勝をするところを見てほしい」
ラリージャパン唯一の女性ドライバー、平川真子が意気込み。兄・亮に「クラス優勝をするところを見てほしい」
AUTOSPORT web
トヨタ陣営の23XIとフォードのRFKが、来季2025年NASCARカップシリーズにて3台体制に拡充
トヨタ陣営の23XIとフォードのRFKが、来季2025年NASCARカップシリーズにて3台体制に拡充
AUTOSPORT web
F1ラスベガスGP FP1:序盤から上位につけたメルセデスがワン・ツー。ノリス、ルクレール、フェルスタッペンが続く
F1ラスベガスGP FP1:序盤から上位につけたメルセデスがワン・ツー。ノリス、ルクレール、フェルスタッペンが続く
AUTOSPORT web
ラッセル、サインツ抑えポールポジション! ガスリー驚異の3番手、角田裕毅もQ3進出7番手|F1ラスベガス予選
ラッセル、サインツ抑えポールポジション! ガスリー驚異の3番手、角田裕毅もQ3進出7番手|F1ラスベガス予選
motorsport.com 日本版
新潟~青森直結 壮大な「日本海東北道」全通まであと少し!? 約320kmの「すごい高速」最後の未開通部どこまで工事進んだ?
新潟~青森直結 壮大な「日本海東北道」全通まであと少し!? 約320kmの「すごい高速」最後の未開通部どこまで工事進んだ?
くるまのニュース
F1ラスベガスGP予選速報|ラッセルPP獲得! ガスリーが驚きの3番手。角田裕毅も7番手と好結果
F1ラスベガスGP予選速報|ラッセルPP獲得! ガスリーが驚きの3番手。角田裕毅も7番手と好結果
motorsport.com 日本版
ヒョンデ、旗艦EVの『アイオニック5』を刷新。次世代800V電源システムで航続距離は703kmに延伸
ヒョンデ、旗艦EVの『アイオニック5』を刷新。次世代800V電源システムで航続距離は703kmに延伸
AUTOSPORT web
名神ICに直結! 「彦根お城トンネル」が12月開通 高速道路から市中心部へ一気にワープ
名神ICに直結! 「彦根お城トンネル」が12月開通 高速道路から市中心部へ一気にワープ
乗りものニュース
ホンダ斬新「オデッセイSUV!?」に大反響! 「V6ワゴン」から進化の“最上級クーペSUV”に「カッコイイ」「モダンな見た目」の声も! 13年ぶりの「アヴァンシア」がスゴイ!
ホンダ斬新「オデッセイSUV!?」に大反響! 「V6ワゴン」から進化の“最上級クーペSUV”に「カッコイイ」「モダンな見た目」の声も! 13年ぶりの「アヴァンシア」がスゴイ!
くるまのニュース
ロバート・クビサ、2025年も3台目のフェラーリ499Pをドライブへ。AFコルセ残留が決定
ロバート・クビサ、2025年も3台目のフェラーリ499Pをドライブへ。AFコルセ残留が決定
AUTOSPORT web
アルファ・ロメオ・トナーレでジュリエッタ乗りに出会う【新米編集長コラム#9】
アルファ・ロメオ・トナーレでジュリエッタ乗りに出会う【新米編集長コラム#9】
AUTOCAR JAPAN
ル・マン優勝のポルシェ「917K」がなんと550万円!? ホンダエンジンを搭載した子供向けジュニアカーの大きさは実車の7割…おもちゃにしては高すぎる!?
ル・マン優勝のポルシェ「917K」がなんと550万円!? ホンダエンジンを搭載した子供向けジュニアカーの大きさは実車の7割…おもちゃにしては高すぎる!?
Auto Messe Web

みんなのコメント

17件
  • 乗り心地はフィットが一歩上。コンパクトカーとしてみればかなり優秀で車内も広く家族向きの車としては良い。逆にキビキビしたスポーツ走行ならMTあるヤリス。ワンペダルのフィーリングが合っている人はノートだろう。
  • ついに出揃った
    って、後発の新型ノートが発売されたの12月なのに
    何を今ごろこんな記事書いてるのか。
    三ヶ月ぐらい寝でたのか?
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

172.0250.7万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

0.1290.0万円

中古車を検索
フィットの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

172.0250.7万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

0.1290.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村