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トヨタ新型「RAV4」のラゲッジスペースは使える? ゴルフバッグは何セット積める? 発売が待ち遠しい新SUVはレジャードライブのアシに最適か

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トヨタ新型「RAV4」のラゲッジスペースは使える? ゴルフバッグは何セット積める? 発売が待ち遠しい新SUVはレジャードライブのアシに最適か

ボディサイズは現行モデルとほぼ同じながらキャビンは拡大

 トヨタ自動車が先ごろ世界初公開した新型「RAV4」。予定されている2025年度中の発売が待ち遠しいという人も多いのではないでしょうか? 適度なサイズのSUVだけに、キャンプやゴルフ、車中泊にフィッシングといったレジャーシーンとも相性がよさそう。そこで、実車のラゲッジスペースをチェックしてみました。

【画像】「えっ!…」使い勝手のいい荷室も魅力的! これが遊びに使えるトヨタ新型「RAV4」です(30枚以上)

 今回、6年ぶりのフルモデルチェンジで第6世代となったトヨタ「RAV4」。その初代モデルが誕生したのは1994年のことでした。当時のSUVは“オフロード向けのクルマ”という見られ方をしていましたが、初代「RAV4」はそうした状況を打破。アウトドアから街乗りまで使える“クロスオーバーSUVのパイオニア”として高い評価を獲得しました。

 その後も「RAV4」は、変化していく人々のライフスタイルに対応しながら進化を重ね、累計販売台数は1500万台を突破。現在も180を超える国と地域で年間100万台以上が販売されています。

 6世代目となる新型「RAV4」の開発コンセプトは「Life is an Adventure」。そのエクステリアは、SUVらしい踏ん張りの効いたスタンスを表現する“Big Foot”、「RAV4」らしいキビキビ感と高い走破性を想起させる“Lift-up”、なんでもできそうなキャビンとラゲッジ空間を表現する“Utility”という、3つの要素を重視してデザインされています。

 そんな新型「RAV4」で目を惹くのは、フロントマスクでタフさを表現する“SUVハンマーヘッド”。ヘッドライトなどの機能パーツを融合しながら、立体的で力強い目ヂカラを演出します。

 新型でもうひとつ注目すべき点は、そのボディサイズ。全長4600~4645mm、全幅1855~1880mm、全高1680~1685mm、ホイールベース2690mmという数値は現行モデルをほぼ踏襲したもので、モデルチェンジのたびに大きくなっていく昨今の新車とは一線を画しています。

 一方のインテリアは、ディスプレイやシフトスイッチといった各種機能を島のように一体配置した“アイランドアーキテクチャー”を採用するなど、最新のトヨタ車と同様の考え方をトレース。加えて、水平基調のインパネでSUVとしての平衡感覚をつかみやすいよう工夫したり、ナビゲーションやメーターを少ない視線移動でチェックできるようにしたりと、機能的で使い勝手いいコックピットを構築しています。

 そんな新型「RAV4」は、「コア(CORE)」、「アドベンチャー(ADVENTURE)」、「GRスポーツ」という3種類のデザインスタイルをラインナップ。ユーザーの多様なニーズに対応します。

 プラットフォームは、ねじり剛性やサスペンション支持部剛性を強化した改良型の“GA-K”。高減衰接着剤などでさらにフラットな走り出しや軽快なコーナリングを実現するとともに、新ショックアブソーバーの採用などで上質な乗り心地も実現しています。

●レジャーグッズの積載はもちろん車中泊にも使える荷室

 新型「RAV4」は、PHEV(プラグインハイブリッド)とHEV(ハイブリッド)という電動パワートレインのみのラインナップ。

 特にPHEVは、トヨタ車初の採用となる最新の第6世代ハイブリッドシステムに大容量バッテリーを組み合わせているほか、高出力充電器への対応も考慮した新開発システムが採用されています。

 この大容量バッテリーとシステム自体の高効率化などにより、新型「RAV4」のPHEV車はモーター出力が約12%向上しながら燃費向上も実現。具体的には、モーターだけでの航続距離が従来モデルの95kmから新型では150kmまで延伸し、フル充電&燃料満タンの状態での総航続距離は1350km以上にも達するといいます。

 そんな“足の長い”新型「RAV4」について「家から遠くまで走れるようになると、持っていきたいアイテムも増えますよね」と話すのは、トヨタ自動車の取締役・執行役員 デザイン領域統括部長 チーフ ブランディング オフィサーのサイモン・ハンフリーズさん。

「新型『RAV4』はラゲッジスペースも広くなり、さらに豊富な収納スペースのおかげで、より多用途に使えるようになりました。ゴルフバッグならなんと7セット(!)、サーフボードなら15枚も積めるんですよ」(ハンフリーズさん)

 7セットのゴルフバッグを積めると聞いて、一瞬「そんなバカな!?」と思ったものの、実車のラゲッジスペースを見て「そのとおりだな」と納得させられました。本当に広いんです、新型「RAV4」のラゲッジスペース。

 数値的に見ても、荷室容量は現行モデルの733リットルから749リットルへ16リットルも拡大しています。

 また、両サイドのリアタイヤの張り出しが小さい上に、その後方が左右とも大きくえぐられているので、大きめのゴルフバッグでも複数のセットを横向きに積載できそうです。

 加えて、リアゲート開口部と荷室フロアの高さがそろえられているので、重い荷物の積み降ろしも楽におこなえそう。

 さらに、リアシートの背もたれを倒した際に生じる、シートバックと荷室フロアとの角度が従来モデルの10度から5度へと小さくなっているのもポイントです。これにより、フロアがよりフラットになって長尺物の積載性が向上。車中泊なども快適に過ごせることでしょう。

* * *

「ユーザーにとってはいいことずくめですが、荷室を広くするとどうしても、ボディパネルが平板に見えてしまうという悩みがデザイナーには生じてしまいます」と、開発時の苦労を振り返るハンフリーズさん。

「だからこそ、私たちはリアの張り出しを強調するアイデアを取り入れ、よりダイナミックなスタイルを実現しながら使い勝手も向上させたのです」(ハンフリーズさん)

 現行モデルと同レベルのボディサイズをキープしながらラゲッジスペースの拡大を実現した新型「RAV4」は、休日のレジャードライブなど多彩なシーンで活躍してくれることでしょう。

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みんなのコメント

23件
  • leon
    GR含め、デザインテイストが四種類あっていいと思う。
    今に始まったことじゃないが、なんくせつけてる奴は買わなきゃいいだけの話。
  • akh********
    >大きめのゴルフバッグでも複数のセットを横向きに積載できそうです。

    これが後席を使う場合と思うけど、これで何個載せられるかが知りたい。
    7個ってのは2人乗り状態だよね?
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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