女性ドライバーによって争われるフォーミュラカーレース、Wシリーズ。2年目となる2020年シーズンの開催カレンダーが発表された。
開催初年度の2019年シーズンは全6ラウンドで争われたが、2020年は全8ラウンド。開幕戦のサンクトペテルブルク(ロシア)から第6戦アッセン(オランダ)まではDTMと併催となるが、第7戦オースティン(アメリカ)と最終戦メキシコシティ(メキシコ)はF1のサポートレースとして開催される。
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WシリーズCEOのキャサリン・ボンド・ミュールは次のようにコメントした。
「Wシリーズの2年目のシーズンおける終盤2レースが、F1のイベントの一部として開催されることを非常に嬉しく思います」
「DTMのイベントの一部として6レースが開催された後に、その2レースが開催されます。それにより、非常に多様で、刺激的で、国際的な選手権が形作られます」
「Wシリーズがヨーロッパ以外で開催されることは特に喜ばしいことです。アメリカとメキシコは、私たちにとって非常に重要な地域だと思っています」
「メディアやファンの間でも、Wシリーズの最初のシーズンに対する関心や熱意が大きかったです。F1のイベントに組み込まれることでその関心や熱意がさらに大きくなるでしょう」
「商業面でも、私たちはROKiT Phonesと複数年のパートナーシップを結びましたが、Wシリーズが昨年よりも大きく成長することで、それらのパートナーの投資対効果も上がることと思います」
「WシリーズとF1との契約を締結するには多くの労力を必要としましたが、何よりも、人々の関心を引き付けた、才能と勇敢さに溢れるドライバーたちに感謝したいです」
また、F1のマネージングディレクターを務めるロス・ブラウンもコメントを残した。
「オースティンとメキシコシティという、2020年のF1世界選手権の中でも見応えのあるイベントにWシリーズを迎えることができて光栄だ」
「Wシリーズはわずか1年で、モータースポーツの多様性についての関心の高まりに大きく貢献した。モータースポーツは男女が平等に競い合う機会を提供する必要があると考えている。過小評価されている才能を発掘することで、F1における多様性の向上に繋げるというのは、我々の戦略的目標のひとつだ」
「オースティンとメキシコシティに訪れる大勢の観客が才能ある女性ドライバーを間近で見ることによって、モータースポーツにおける多様性がいかに重要であるかの認識を高めるだろう」
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