■「ジャイロ e:」で電動バイクデビュー! そのスゴさにオドロキです
こんにちは、夜道雪です! 今回乗るのはホンダのビジネス用電動三輪スクーター「ジャイロ e:」です。今年の3月に法人向けに発売開始されたばかり。その時におこなわれた報道向け試乗会に、MCとしてゲスト出演させていただいたのです!
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実は私の初めての電動バイクデビューがこの「ジャイロ e:」なんです。電動バイクは従来のバイクとはまったく違う乗り物のような感じがします。本当にスゴいんです! ひと言でいうと、まるで飛んでいるような感覚なんです。なかなか乗ったことのある人は少ないかもしれませんが、乗ったことがある人には分かっていただけると思います。 それから、また「ジャイロ e:」に乗りたいと思っていたのです。希望がかなって、今回試乗させていただくことになりました!!
驚くポイントはまず、モーターの音が怖いほどしないこと! かすかにヒューという音はしますが、それ以外はほぼ聞こえません。
ガソリンエンジンを搭載したバイクの場合、キーを回してセルを回すとブルルンという音とともにエンジンが始動して、「よし、いくぞ!」という気持ちになりますが、「ジャイロ e:」はこのセルの音もまったくしません。これに驚かされました。
まずはまたがって、パーキングブレーキを解除。イグニッションをオンにして右側のセルボタン押すと、メーターパネルに「READY」という文字が緑に光ります。これで準備OK! あとはアクセルをひねって進むだけなのですが、静かなので慣れないと「これで大丈夫なのかな?」って、なんとなく不安になります。
でも、エンジンをかけたり切ったりを繰り返すビジネスバイクは、始動時の音が近所迷惑になる可能性もなくはないので、無音なのはいいですよね。個人的には朝に聞こえてくる新聞配達のスーパーカブの音が好きだったりしますが、最先端な「ジャイロ e:」も未来感があってとてもいいです。ただ、ほとんど音がしないので、曲がり角や峠道だとちょっと心配。注意が必要ですね。
あと私がよいと思ったのは、パーキングブレーキです。サイドスタンド式ではないので、いちいちスタンドをたてるためにバイクを傾けたりする必要性がありません。パーキングブレーキをグイッと引けば、一発でガッチリと固定されるのでとても安心感があります。これも乗り降りの多いビジネスバイクにはありがたい機能ですね。
シート高は710mmで、身長155cmの私がブーツで両足がしっかり着きます。3輪だと2輪よりも安定感はあると思うので、小柄な人にもさらに安心な設計です。
シンプルなメーターが見やすくてわかりやすいです。スピードメーターは真ん中に大きく配置されていて、バッテリー残量やリバースインジケーター、時計なども表示されます。バッテリー残量が%表示なのは初めてで新鮮でしたが、普通のメーターよりもわかりやすくて充電のタイミングもつかみやすそうです。
リアデッキは大きくてビールケースサイズ! 何でも積めちゃいそうです。体育座りすれば私も運べそう(笑)。ちなみに最大積載量30kgだそうです。
■三輪の操作感、静かでパワフルな電動モーターが楽しい!
いよいよ出発! 走り出してみるとかなりなめらかです。アクセルをひねれば、しっかり加速します。電動だから後続車への排ガスも気にしなくていいので、どんどん加速しちゃいます。さすがに満杯のビール瓶のケースを入れたらスピードは落ちそうですが、充分パワフルに走ってくれます。
コーナリングは普段二輪車に載ることが多い私にはかなり不思議な感覚。フロントをメインに曲がっていく感覚が新鮮で楽しいです。下半身はあまり動かないのでイスがそのまま動いてるような感じ。エンジンの音もしないし、なめらかな乗り心地で浮いているような気分です。
「ジャイロ e:」には、さらにバックできる「後進アシスト機能」がついています。これがまた使い勝手がよく、Uターンの時や小回りしたい時に本当に便利です。車両が停止状態にある時に、リバーススイッチとスタータースイッチの2つのボタンを押さないと発動しないので、押し間違えることもないです。
バックする時の速度もかなり速いです。重い荷物を積んでいる時はもう少しゆったりするかも。このバック機能がスムーズに動いてくれるのが楽しくて新鮮。撮影の合間にバックしては進んでバックしては進んで…みたいな遊びもしてました。遊べるくらいクイックに動くのがとても楽しいのです。
バッテリーを取り外して持ってみたら正直重たいのですが、そんなに頻繁に持ち運ぶものではないと思うので私は気にならないかな。むしろこんなにバッテリーが簡単に取り外しができることにビックリ! このバッテリーの重さも、テール部分の走行時の安定性に繋がっていそうですね。
ずっと乗っていてもツラくならない快適な乗り心地や安定感、簡単な操作で重い荷物を運べるパワフルさが魅力です。さらにキャノピーバージョンであれば、多少の雨風はしのげそうです。そうすると「荷物が多くて遠くまで走るロングツーリングやキャンプにピッタリかも!」と思ったのですが、バッテリー1充電あたりで走行約70km(30km/h定地走行テスト値)ほどだそう…。
現在、「ジャイロ e:」はビジネスバイクとして法人向けに販売、リースされていますが、一般向けに乗ってもとても楽しい乗り物だと思います! ガッツリのロングツーリングは厳しいので、デイキャンプとかを近場で楽しみたいですね。
■HONDA GYRO e:全長×全幅×全高:1945×710×1030mm軸距:1360mm最低地上高:93mmシート高:710mm車両重量:141kg原動機種類:交流同期電動機定格出力:0.58kw最高出力:3.2kW(4.4PS)/5800rpm最大トルク:13N・m(1.3kgf・m)/2300rpm一充電走行距離:72km(30 km/h定地走行テスト値) ※1名乗車時タイヤ:前 90/90-12 44J、後 130/70-8 42Lブレーキ形式:前後 機械式リーディング・トレーリング懸架方式:前 テレスコピック、後 ユニットスイング式フレーム形式:アンダーボーン駆動用バッテリー:Honda Mobile Power Pack 2個■メーカー希望小売価格:55万円(消費税10%込)
■【動画】夜道雪Youtubeチャンネル
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みんなのコメント
バッテリー二個で20万円です。
ヘタなアイドル扱いの声優さんより可愛いやないかw