車のニュース [2023.11.08 UP]
パジェロ、ブルーバード(510型)などが「歴史遺産車」に選定 JAHFA
特定非営利法人 日本自動車殿堂(会長:藤本隆宏)は11月7日、「2023 歴史遺産車」および「2023 殿堂者(殿堂入り)」を発表した。
新型プリウスが「2023~2024 日本自動車殿堂カーオブザイヤー」選出 JAHFA
大正生まれの国産車「オートモ号」、3代目ダットサン ブルーバードなど4台が殿堂入り
「歴史遺産車」は、日本の自動車の歴史に優れた足跡を残した名車を選定、日本自動車殿堂に登録して後世に伝承するもので、2003年より開始。
今回、白楊社「オートモ号」、日産「ダットサン ブルーバード(510型)/DATSUN 510」、三菱「パジェロ」、マツダ「MAZDA 787B」の4台が選定された。
【オートモ号】日本で最初の本格量産自動車であり、初めて輸出された国産自動車
白楊社 オートモ号
オートモ号は、技術者の豊川順彌が創業した自動車メーカー・白楊社が大正末期に製造・販売した国産の乗用車。当時、約300台が生産・市販され、2023年10月現在ではトヨタ博物館と国立科学博物館が共同製作した復元車が残されている。
車両製作の基盤となる工作機械から開発され独自設計で誕生、多くの技術者や後進の自動車メーカーへ与えた影響や、日本で最初の本格量産自動車であり、初めて輸出された国産自動車という点から、「自動車大国日本のルーツともいえる車」として選定された。
【ダットサン ブルーバード(510型)/DATSUN 510】輸出事業の発展に寄与した重要モデル
ダットサン ブルーバード(510型)
1967年8月に発売されたダットサン ブルーバードの3代目モデル。高度経済成長に入った当時の日本において、新開発エンジンに四輪独立懸架の採用など、ミドルクラス乗用車の性能基準を塗り替えたとまでいわれる意欲作で、ライバルのトヨペット・コロナと「BC(ブルーバード対コロナ戦争)」とも呼ばれる販売競争を繰り広げて国内の小型乗用車市場を開拓、拡大させた。
さらに、DATSUN 510またはDATSUN 1600/1300の名前で米国などの海外市場にも展開、輸出事業の発展に重要な役割を果たした。
【三菱 パジェロ】RVブームの火付け役 4WD車市場を創出
三菱 パジェロ
1982年に発売された初代パジェロは、業務用の枠を超えて多用途に拡大し始めた4WD車のニーズに応える形で、乗用車感覚あふれる多目的車として新たなジャンルを確立。1980年代後半の「RVブーム」の火付け役となった。
また、パリ・ダカールラリーなど国際ラリーでの活躍を機に、全世界170か国以上に輸出されるなど海外市場でも人気となり、世界シェアの拡大に大きな役割を果たした。
【マツダ 787B】純国産マシンとしてルマン初優勝を達成
マツダ 787B
マツダ 787Bは、1991年ルマン24時間レースに出場した「FIA グループC カテゴリー2規定」のプロトタイプカー。リアセクションに最大700psを発生する自然吸気、R26B型4ローターロータリーエンジンを搭載する。
レギュレーションの変更によりロータリーエンジンが参加できる最後の年となった1991年のレースで、総周回数362周(約4,923km)を走り抜き、日本車初の総合優勝を果たした。マツダのルマンへの“飽くなき挑戦”を体現したモデルとして、今回の殿堂入りに選定された。
殿堂者には豊田章一郎氏ら4名を選出
自動車社会構築の功労者をその偉業とともに讃え、殿堂入りとして顕彰する「殿堂者」は、2001年より開始。
今回は、トヨタを世界有数の自動車メーカーに育て上げた豊田章一郎氏、人―自動車系の安全研究の道を拓いた小口泰平氏、世界初の四輪操舵技術実用化に貢献した佐野彰一氏、リチウムイオン電池搭載の量産EV開発に尽力した相川哲郎氏の4名が選出された。
特定非営利活動法人 日本自動車殿堂 公式HP:
https://www.jahfa.jp/
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https://www.goo-net.com/magazine/newmodel/car-news/207101/https://www.goo-net.com/magazine/newmodel/car-news/181549/
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みんなのコメント
1300ccの目一杯アクセル踏んでも120Kmしか出ない車だったけど
17Km/ℓの燃費でコラムシフトの当時の教習車もコラムだったから初心者の入門には丁度いい車だった
だが、食品と車に関しては韓国産だけは
駄目だと理解する。
食品汚染、自動車発火など
問題が多すぎる。国民性については言うに及ばず。
だから、BTSが解散消滅したのだろう♪