2017年にスズキからアプリリアへと移籍したアレイシ・エスパルガロ。彼は数回の6位フィニッシュなどを記録しているものの、コンスタントに先頭集団で走ることはできず、苦戦が続いている。
アプリリア3年目となる今季、エスパルガロはベストリザルトが9位にとどまっている。信頼性に起因するトラブルやペースの欠如などもあり、エスパルガロは33ポイントを稼ぐことが精一杯という状況だ。
■低迷の続くアプリリア、2020年型マシンは“大幅テコ入れ”を予定?
エスパルガロは良いマシンパッケージがあれば先頭集団を走ることは“100%”可能だと考えており、アプリリアと共にそれを達成したいとも考えている。
しかし約2週間前に行われたミサノ公式テストには新パーツが何も持ち込まれなかったことで、エスパルガロは忍耐力も徐々に摩耗が進んでいると語った。
「僕は他のブランドじゃなく、本当にアプリリアと共にレースで競い合いたいと思っている」とエスパルガロは語る。
「馬鹿なことを言っているように聞こえるのは承知している。だけど競争力のあるマシンがあれば、100%先頭集団を走ることができると感じているんだ」
「アプリリアとは更に契約を結びたい思っている。本当にアプリリアのことが好きなんだ。だけど現時点ではレースを消化し、年月を経ても何の反応も無い」
「本当に動揺している。僕はポジティブな男で、それはこの先も変わることはないだろうけれど、それでも維持していくのが難しいんだ」
「結果が何も出ないことで、戦うための活力を持つことが本当に難しくなっている。シルバーストンでは僕は普通にレースをして、そしてエンジンが止まった。ミサノに来ても新しいモノは何も無いんだ」
「困難な状況だ。僕は怒っているんじゃなくて、多少動揺しているんだ。それは3年前からこのプロジェクトに期待し、多大な努力を注ぎ込んできたからだ」
「僕は今でも自分たちがそれを達成できると信じたい。だけど既に(移籍から)3年が経っていても、少なくともアプリリアが到達すべきレベルに達していないことは明白なんだ」
アプリリアは今年始めに2020年型マシンは“これまでとは本当に異なったモノになる”と言及していたが、エスパルガロは抜本的な改修の必要性については確信が持てていないようだ。
ミサノ公式テストでアップデートパーツが持ち込まれなかったことは、新型マシン開発に集中していることによるものかをエスパルガロに訊くと、彼は次のように答えた。
「それが正解かどうかは分からない。なぜなら僕はマシンを完全に変えてしまうことが正しいのか確証が持てていないからだ」
「2019年型のマシンにアップデートを入れる必要がある。もしそうするなら、新エンジンやフェアリング、ウイングレットやスイングアームといったパーツを受け取って、マシンにつけてどうなのかを確認し始めることが必要だ」
「それが普通のやり方だと思う。最善のやり方とは言っていないけど、通常の方法だ。だけど現時点で、アプリリアは何も持ち込んでいないんだ」
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