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日産「エクストレイル」がミドルサイズのベストSUVといえる理由

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日産「エクストレイル」がミドルサイズのベストSUVといえる理由

日産のSUV「エクストレイル」の初代が発売されたのは2000年11月。4WDのクロスオーバーSUVは一見、オフロード用にも見えたが、プラットフォームは乗用車と共用ということで、都会的なSUVとして個人的には捉えた。

翌2001年に2.0Lターボが「GT」というグレードで発売され、オールモード4WDとの相性が良いことがわかったので、実は購入してそこから3年間ほど所有していた。

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当時はクロスオーバーSUVを街乗りするという習慣はあまりなかったが、初代の「エクストレイルGT」は、既存のSUVでは味わえない着座位置の高いスポーティーなワゴンとして活躍してくれた。

あれから四半世紀。「エクストレイル」は2022年に第4世代になり、新たな進化を遂げたSUVとして登場した。「e-POWER」は第2世代になり、「VCターボ」「e-4FORCE」を搭載したことで、まったく新しいSUVになった。

第2世代となったe-POWERは、シリーズ方式のハイブリッドシステム。エンジンで発電し、モーターで走行する。日産は、このシステムを実用化したときに、ハイブリッドという名称を使わずに「e-POWER」としたが、ハイブリッドが一般的になってしまった今は、日産にはハイブリッドがない、というように捉えられてしまい、販売面でも不利になっているように思えてならない。 

世界で初めて量産化に成功した可変圧縮比エンジン「VCターボ」

その発電用エンジンは、直列3気筒、1.5Lのガソリンターボ。ターボは日産が世界で初めて量産化に成功した可変圧縮比エンジン「VCターボ」を採用。常用時から加速時までエンジン回転を抑え、静粛性を確保している。

実際に走行中に充電を行なっていても、エンジン音は室内に侵入してこない。エンジンパワーは144PS、250Nmで、レギュラーガソリンを使用する。燃料タンク容量は55L。燃費は今回の試乗中の平均は17km/L弱。ちなみにカタログデータは18.1km/L(WLTCモード)だ。

そのガソリンエンジンが発電し、蓄えた電力で駆動されるモーターは、フロントが204PS、330Nm。リアは136PS、195Nm。走り出す前にセンターコンソールのドライブモードセレクターダイヤルでモードを選択する。モードはオフロード/スノー/オート/エコ/スポーツの5モード。ダイヤルの頂部のプッシュスイッチはヒルディセントコントロール用だ。

走り出しは爽快!電動駆動4輪制御技術「e-4ORCE」が担保する安定性

「オート」モードでスタートする。スタートからの動きは軽快感がある。車両重量1880kgだが、動きはコンパクトカー並みに軽い。パワーユニットからの遮音もハイレベル。直進時からカーブでの操舵力はやや重め。乗り心地は、路面からのゴツゴツ感は伝わるが、ダイレクトな突き上げはなく、マイルドな感じ。それが低速から中、高速域までキープされている。加速性能は0→100km/hが8秒台なので、ちょっと速い2.0LクラスのSUVと同等だ。

走行安定性は確実に先代よりも高くなっている。これは明らかに「e-4ORCE」の影響だ。日産の電動化技術と4WD制御技術、シャーシ制御技術を統合した電動駆動4輪制御技術「e-4ORCE」は、前後輪用の2基のモーターと左右のブレーキを統合することで、4輪の駆動力を最適化する。加減速時のトルクの出方も巧みにコントロールされるので、クルマの動きがスムーズだ。今回の試乗では濡れた路面や雪路に運転しなかったが、そうした場面での安定感も高そうだ。

先進装備に関しては、全方位運転支援システムの採用も心強かった。高速道路での運転支援技術「プロパイロット」にナビと連動して制限速度の設定やカーブでの減速支援もドライバーの疲労軽減に結びついている。駐車時の「プロパイロットパーキング」も車庫入れや縦列、並列駐車をサポートしてくれる。ドライブモードを「スポーツ」に切り替えると、操舵力は全域で重めになり、乗り心地も硬さが増した。切り替えのメリハリは効いている。

インテリアやディスプレイをチェック!

室内の空間だが、前席は着座位置はやや高めだが、ボンネットは見えない。運転席前のメーターは12.3インチのディスプレイで、表示モードは2種類が選択できる。センターディスプレイも12.3インチを採用、ボイスコントロールやアマゾンアレクサを搭載しているので、走行中も楽しめる。さらにヘッドアップディスプレイは10.8インチの大型なので、必要な情報が視線を動かさずに確認できた。

後席はやや高めの着座だが、ヘッドスペース、レッグスペースともに余裕があり、空間は広い。試乗車はパノラミックガラスルーフ+BOSEプレミアムサウンド9スピーカーがオプション装備されていた。ちなみにエクストレイルのリアドアはアルミを使用している。シート素材は4種類が用意されているが、試乗車はオプションのナッパレザー仕様だった。

2024年5月の仕様向上で、「インテリジェントアラウンドビューモニター(移動物検知機能)」と「インテリジェントルームミラー」が全車に標準装備になった。とくに後者は後席や荷室を使用したときの後方視界確認にとても有効だった。デビューから3年を経過しているが、最新の改良で、走行性能はさらに向上している。ライバルたちが次々と発売されているが「エクストレイル」のe-4ORCEは、このクラスのベストSUVと評価できるクルマだ。

■関連情報
https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/x-trail.html

文/石川真禧照 撮影/萩原文博

文:@DIME DIME編集部

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みんなのコメント

1件
  • F.T
    てゆか、一生これでいいとさえ思うもんな。
    カッコいい、速い、静か、燃費リッター22、疲れない、四駆やばい、揺れない、プロパイロット最強
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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