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もはや高級SUVな日産「エクストレイル」何がイイ? かつての“タフギア感”からイメチェンも「高性能モデル」や「オフロード仕様」を求める声も!? 評価はいかに?

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もはや高級SUVな日産「エクストレイル」何がイイ? かつての“タフギア感”からイメチェンも「高性能モデル」や「オフロード仕様」を求める声も!? 評価はいかに?

■高級路線にシフトした現行「エクストレイル」

 何かと苦戦が伝えられる日産。「売れる車種がない」などと辛辣な意見もありますが、「もっと売れてもいいのに」と思える車種もあります。

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 それが、SUVの「エクストレイル」です。

 現行の4代目は、SUVらしい風格とスタイリッシュなエクステリアと、第二世代e-POWERを全面に押し出したハイブリッド専用モデル。登場から約2週間で1万2000台以上を受注する人気ぶりでしたが、2025年4月の登録台数は710台。登録台数ランキングでは44位に落ち着いています。

 しかし、クルマ自体の出来はかなり良さそうということで、エクストレイルの魅力について改めて検証してみます。

 エクストレイルは、時代が変化するなかで、世代によって方向性やキャラクターに少しずつ変化が見られます。

 2000年にデビューした初代は、「4人が快適な200万円の四駆」という明確なコンセプトで、アウトドアやオフロードでの使用を想定した「タフギア感」をウリにした戦略が当たり、ヒット作となりました。

 2007年にはプラットフォームを刷新しつつ、キープコンセプトで2代目へとバトンタッチ。日産が誇る4WDシステム「オールモード4×4」を搭載し、2008年には2リッターのクリーンディーゼルターボも搭載しつつ、タフでアウトドアにも使える手頃なSUVとして、若者を中心に初代以上のヒットを記録しています。

 変化があったのは、2013年登場の3代目から。グローバル市場も意識した都市にも似合う高級路線を目指し、ひとクラス上の「ムラーノ」のテイストを盛り込んでプレミアム感がアップしましたが、そのぶん初代・2代目のウリだったタフギア感は希薄に。

 さらに安全装備の充実やハイブリッドモデルの導入、車体の大型化にともなって価格も上がり、もはや若者がガンガン使うSUVではなくなってしまいました。

 とはいえ、SUV人気が高まりつつあった時代背景を受け、国内はじめ世界市場でヒット作となっています。

 そんな流れを受けて2022年に登場した現行モデル(4代目)は3代目の高級路線をさらに推し進めました。2020年に先行デビューした北米仕様の兄弟車「ローグ」でエクステリアは判明していたため、国内市場でもすんなり受け入れられたようです。

 日本仕様はパワートレインをe-POWERのみとし、上質感あふれる内外装を持つ、「高級SUV」の仲間入りを果たしたといえそうです。

 そんなエクストレイルはオーナーから高評価を得ていて、「ほかと被らないデザインが好き」「乗るほどにカッコいいと思う」という意見が見受けられます。

 一方で、「ノーマルよりオフロード感をアップさせたカスタム仕様の『エクストリーマーXがいい」という意見があるなど、初代・2代目が貫いたタフギアな路線についても、日本では根強く支持されているようです。

 e-POWERの印象ですが、EVモードだけで発進できるとあって、高い静粛性が好印象。加速性能の申し分なく、発電のためにエンジンが始動しても停車時の充電タイミングでの低音の唸りが気になる程度で、評判も上々のようす。

 自動車販売店のオーナーに話を聞いたところ、エクストレイルは輸入車好きの間でも評判は高いとのことで、スタイリッシュなエクステリアに加え、モダンで質感の高いインテリアといったところも、ライバルのSUVにはない魅力でしょう。

 そんな欠点が少ないはずのエクストレイルですが、一方で「コレがあるから買いたい」という個性が少ないのが弱点といえ、プレミアムかつスポーティな「AUTECH」のカスタムカーやNISMOパーツも用意されているものの、優等生すぎるキャラクターは面白みがないと捉える人もいるようです。

 一部では「強力なモーターを搭載し、システム全体で280PSのNISMO仕様があれば」というような意見があったり、もしくは車高を上げてゴツいオフロードタイヤを装着するといった、以前のようなタフギア感へ回帰するなど、ほかのSUVにはない個性を身に着けることが人気復活のきっかけとなるかもしれません。

※ ※ ※

 初代から知っている世代からすれば、エクストレイルは手頃な価格でタフギア感あふれるSUVが手に入るところが魅力でした。

 時代とともに先進的な技術が搭載されるなど高度化したことを考えると難しいかもしれませんが、タフで使いやすく、手頃な価格のモデルの投入も期待したいところです。

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