最速の郵便ライダーとして”バズって”いる可部谷雄矢(EDWIN GESUNDHEIT Racing)。彼は3度目の挑戦となる今年こそ鈴鹿8耐を完走したいと意気込んだ。
可部谷は先日、Xへの投稿が大いに注目を集めたライダーだ。普段は日本郵便の職員として、郵便局から”カブに乗って配達をしているライダーが鈴鹿8耐に出場する”と告知したところ、それが大きく拡散され、2400RP&1.4万いいねをマーク……相当なバズりっぷりだった。
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一躍に注目を集めることになった可部谷。こうした反響の中、彼に今どんな気持ちなのかを尋ねると、「素直に嬉しい」と答えた。
「”最速の郵便ライダー”は自称しているわけじゃないんですけどね(笑)。Xでそういう風に言ってくださっていて、それが広まっていました」
motorsport.comの取材に可部谷はそうはにかみながら答え、応援のメッセージを喜んだ。
「レースをやっていく中で、こうした郵便局の仕事も一緒にアピールできるチャンスがあれば良いなと思っていたので、こうしてバズったことは素直に嬉しいです」
「Xは批判や炎上などのイメージもあったのですが、そうしたコメントはひとつもなくて、皆さん純粋に応援してもらえているのは、凄く嬉しかったですね」
可部谷は2022年に鈴鹿8耐へ初めて出場し、今回が3度目の参戦となっている。郵便とレースの”二刀流”はまず大変だろうと予想がつくが、職場の理解と協力もあり今の活動を続けられているという。
「そうですね、僕の所属している部署では休み自体は融通が効くので、6日働いて1日休んで、(浮いた)休みをまとめて使う…そういうので(レースに必要な連休が)できています」
「もちろんこういった事は、職場や同僚の理解がないと難しいので、その辺はみなさんに良く理解してもらって協力してもらっていると感じています」
可部谷は「やはり郵便局なのでバイクが好きな人も多いですし、(三重県の)桑名なので(鈴鹿8耐の)認知は結構高いと思います。配達でも応援してくださる方もいるんですよ」と語っており、鈴鹿サーキットもさほど遠くない場所柄ということから、地元の理解度の高さもあると感じているようだった。
そして普段から配達でカブを乗りこなしている可部谷にとって、鈴鹿8耐の暑さはどう感じられているのか? もしや配達のほうが暑いのではないか? とも感じられるが、現役配達ライダー曰く流石に鈴鹿8耐のほうが暑いという。
「仕事が仕事なんで暑さには結構自信がある……わけでもないですが、人よりは慣れてるんでまだマシかなと思います」
「配達のときはまだ涼しい格好ができますが、レースとなるとやはり難しい……なので配達の方が楽ですよ(笑)。でもいいトレーニングになっていますね」
そして今回の鈴鹿8耐こそ、完走したいと可部谷は意気込んだ。
「今年が3回目の8耐なんですけど、実はまだちゃんと走りきれたっていうのがないんです。なので、無転倒でちゃんと走りきっての完走が、第一目標です」
カブからCBR1000RR-Rに乗り換えた郵便ライダーが、どんな走りを見せるのか? 8月1日から始まるレースウィークでも注目を集める存在になりそうだ。
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