2025年F1第18戦シンガポールGPにおいてフェラーリが散々な週末を過ごしたことにより、批評家たちにはフレデリック・バスール代表を非難する絶好の機会が与えられ、彼らはそれを大いに活用した。
フェラーリにとって、すでに予選から残念な結果を迎えた。Q3でシャルル・ルクレールとルイス・ハミルトンが小さなミスを犯したために、ふたりがナイトレースを2列目かつマクラーレンの2台よりも前からスタートするという現実的な可能性が失われてしまったからだ。またレースでは、序盤の8周からブレーキの問題が持ち上がってレースペースが悪化したため、ドライバーたちがトップ5の座を争うチャンスはなくなった。
フェラーリ、得意のシンガポールGPで失速「3周ほどプッシュした後、ブレーキが効かなくなった」
バスールは、シンガポールGPでマシンの能力を発揮できなかったことを認めた。
「ペースはあるが、我々はマシンの潜在能力を活かせていない。確かに今週末のメルセデスは、どういうわけか手の届かないところにいた。それでも我々はマクラーレンとマックス(・フェルスタッペン/レッドブル)と戦うべきだったのに、そうしていなかった」
「我々はレース運営において多くのミスを犯し続けている。これはすぐに対処しなければならない問題だ。なぜならオースティンでは、マシンが持つすべての能力を引き出さなければならないからだ」
このようなフェラーリの状況について、『Gazzeta dello Sport』のモータースポーツ編集者は、フェラーリが勝利から遠ざかっていることを指摘した。
「表彰台なしの18レースは、ハミルトンにとってキャリア最低だ。チームはほぼ1年間優勝していない。22戦にわたって勝利がないのは、フェラーリ史上最も長い期間のひとつと言える」
また、『Il Quotidiano』のベテランコラムニストは、次のように述べた。
「フェラーリは伝統を守っていないだけでなく、最悪なのはターニングポイントの感触がないことだ。ハミルトンとルクレールのフラストレーションはまずい兆候だ」
「F1はかつてないほど人気が高まっているが、地球上で最も有名なブランドが背景に消えつつある。このようにして続けていくことはできない」
広く知られているように、イタリアの経済さえもフェラーリの成功に依存している。バクーと同様に、シンガポールの現場にもイタリア人ジャーナリストがひとりしかいなかったという事実は、メディアがもはやF1報道に力を入れていないことを示しており、ジャーナリストのフラストレーションを説明できるだろう。
また、フェラーリがまったく勝利のないシーズンを経験した2020年と2021年は、約40レースのうち表彰台獲得はたった8回だったが、メディアの批判は現在よりもはるかに穏やかだったことも注目に値する。結局のところ、当時スクーデリアはイタリア人の元チーム代表マッティア・ビノットによって率いられていた。彼はイタリアの重要なジャーナリストたちと素晴らしい個人的な関係を持っていたし、今でも関係を維持している。一方、バスールは公の場でイタリア語を話さず、イタリアのメディアと内部情報を共有しない。このことも、同国で最も影響力のあるジャーナリストの間でバスールが不人気である理由のひとつだ。
[オートスポーツweb 2025年10月10日]
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みんなのコメント
「バスールはイタリア人じゃないからチーム内で差別されているんだ」
「バスールはビノットと違い古いパーツのチームを任されているんだ」
「フランス人のバスールを貶めてイタリア人のビノットの評価を上げるために、メカニックが勝手にセッティングをいじってるんだ」
とか思ってくれてるんじゃないの。