現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 【ポルシェ新型タイカン】EVにあえての“変速ショック”。仮想シフト「E-Shift」が繋ぐ内燃機関の記憶

ここから本文です

【ポルシェ新型タイカン】EVにあえての“変速ショック”。仮想シフト「E-Shift」が繋ぐ内燃機関の記憶

掲載 8
【ポルシェ新型タイカン】EVにあえての“変速ショック”。仮想シフト「E-Shift」が繋ぐ内燃機関の記憶

2027年モデルで全方位の進化。電動スポーツの新たなベンチマーク

ポルシェは2026年6月17日、タイカンの新モデルイヤーにおいて、全モデルのドライビング体験を向上させる数々の革新的なアップデートを発表した。仮想的なギアチェンジを実現する新しい「E-Shift」システムの導入や、進化したインフォテインメントシステム、さらに最大700kmへの航続距離の延長など、電動スポーツカーとしての魅力をあらゆる面で高めている。2027年モデルのタイカンは、すべてのポルシェセンターで注文可能となっている。

【プジョー e-208 GTi】約800万円で本国受注開始! 名車205から40年、BEVで新生した伝説のフレンチホットハッチ

【画像12枚】直感操作を極めた最新デジタル。走りとインフォテインメントが融合したポルシェ新型タイカンを写真で確認

触覚と聴覚を刺激する。ポルシェ・スポーツの系譜を受け継ぐ擬似変速

新しい「E-Shift」オプションは、タイカン全モデルにおいて、ドライバーと車両とのつながりをより強固にする。このシステムは仮想的なギアチェンジを可能にし、GTスポーツステアリングホイールのパドルを使って8つのシミュレーションされたギアを切り替えることができる。シフトショックや、内燃エンジン車のエンジンブレーキ挙動に匹敵するギア固有のドラッグトルクがリアルに再現される。

それに加えて、走行状況に合わせて適応するポルシェ・エレクトリック・スポーツ・サウンドや仮想レブカウンターが備わり、触覚、聴覚、視覚のすべてに訴えかけるダイナミックなシフト感覚を提供する。これにより、まるでクラシックなポルシェのパフォーマンスをギアごとに引き出しているかのようなオーセンティックなフィードバックを味わうことができるのである。

タイカンターボGTには標準装備され、その他のモデルにはオプションとして用意されている。各モデルに合わせてトランスミッションのマッピングとサウンドの特性が調整されており、独自の音響およびドライビングプロファイルを提供する。

ニュルを制した「マンタイキット」と、実用性を飛躍させる航続700km

サーキットでの性能を極限まで高めるため、ヴァイザッハ・パッケージを装着した最上位モデルの「タイカンターボGT」に、電動スポーツカーとして初めて「マンタイキット」が用意された。空力、シャシー、パワートレインの大幅な最適化により、そのパフォーマンスは飛躍的に向上する。実際、ニュルブルクリンクのノルトシュライフェでは、ラース・ケルンが電動エグゼクティブカー部門で6分55秒533という記録的なタイムを樹立した。このキットは後付けキットとしてだけでなく、初めて工場からの直接注文も可能となった。

また、効率性の面でも進化を遂げている。後輪駆動モデルには転がり抵抗が非常に低い新しいサマータイヤが設定され、パフォーマンスバッテリープラスとの組み合わせにより、WLTPモードで初めて最大700kmの航続距離を実現した。これにより長距離の移動がこれまで以上に適したものとなる。

演算能力は5倍に。直感操作を極めた新世代「ポルシェ・デジタル・インタラクション」

タイカンの新モデルイヤーでは、新世代のインフォテインメントシステムである「ポルシェ・デジタル・インタラクション」が導入された。新しいポルシェ・コミュニケーション・マネジメント(PCM)システムは、前モデルの最大5倍となる計算能力を備え、応答時間の短縮とスムーズなメニューナビゲーションを実現している。

画面の中心には顧客の車の実際の外装色を反映した3D車両モデルが配置され、ここから主要な車両機能を直接コントロールできる。スマートフォンライクなウィジェットによってナビゲーションやメディアへのアクセスが素早く行え、「テーマ」アプリを使えば照明の雰囲気やディスプレイのカラースキームを自分好みにパーソナライズすることも可能だ。

さらに、AIがサポートするボイスパイロットによる音声制御が強化され、電動充電フラップの開閉さえも声で操作できるようになった。インフォテインメントシステムのアップデートは完全にワイヤレス(OTA)で行えるようになり、スマートフォンのワイヤレス充電出力も最大25ワットに向上するなど、利便性が大幅に引き上げられている。

【ル・ボラン編集部より】 ポルシェがタイカンに仮想シフト「E-Shift」を導入したことは、単なる懐古趣味ではない。モーターのシームレスな加速というEVの絶対的優位性をあえて断ち切り、変速ショックやトルク変動という「ノイズ」を意図的に付与する。これは内燃機関時代から受け継がれる「機械との対話」というポルシェの哲学の具現化である。最先端のデジタル技術を用いて、最もアナログな感情の昂ぶりを精緻に再現する。相反する要素の高度な両立に、彼らが描く未来のスポーツカーの確固たる姿が見える。

【画像12枚】直感操作を極めた最新デジタル。走りとインフォテインメントが融合したポルシェ新型タイカンを写真で確認

文:LEVOLANT LE VOLANT web編集部
【キャンペーン】8月の毎週金・土・日はガソリン・軽油7円/L引き!(要マイカー登録&特定情報の入力)

こんな記事も読まれています

ポルシェ・ゾンダーヴンシュの極致。豪州の夕暮れを纏う「911ターボS ランド・ダウン・アンダー」の芸術性
ポルシェ・ゾンダーヴンシュの極致。豪州の夕暮れを纏う「911ターボS ランド・ダウン・アンダー」の芸術性
LEVOLANT
時速349.4キロは当時の“世界最速”市販車! 277台しか作られなかった英国製スーパーカーがオークションに登場 走行2645キロの極上「XJ220」の価値
時速349.4キロは当時の“世界最速”市販車! 277台しか作られなかった英国製スーパーカーがオークションに登場 走行2645キロの極上「XJ220」の価値
VAGUE
メルセデスAMGの高性能EV『GT 4ドア・クーペ』に価格を抑えた『53』モデル登場 直列6気筒のエンジン音再現
メルセデスAMGの高性能EV『GT 4ドア・クーペ』に価格を抑えた『53』モデル登場 直列6気筒のエンジン音再現
AUTOCAR JAPAN
メルセデスAMG新型「GT 53 4ドアクーペ」ドイツで発表 544馬力の新エントリーモデル
メルセデスAMG新型「GT 53 4ドアクーペ」ドイツで発表 544馬力の新エントリーモデル
くるまのニュース
最高約9150万円の予想価格。メルセデス・ベンツSLを鍛え上げたブラバスの取引価値
最高約9150万円の予想価格。メルセデス・ベンツSLを鍛え上げたブラバスの取引価値
Auto Messe Web
異例の405日開発はいかにして実現したか。1000ps超のアウディ「ヌヴォラーリ」が示す次世代のクルマ造り
異例の405日開発はいかにして実現したか。1000ps超のアウディ「ヌヴォラーリ」が示す次世代のクルマ造り
LEVOLANT
ノーマルを180馬力上回る830馬力。ポルシェ911ターボSを研ぎ澄ましたMARSIEN GT
ノーマルを180馬力上回る830馬力。ポルシェ911ターボSを研ぎ澄ましたMARSIEN GT
Auto Messe Web
パガーニとムナーリが手掛けた究極の最終形。約9532万円で落札された「カウンタック 25thアニバーサリー」
パガーニとムナーリが手掛けた究極の最終形。約9532万円で落札された「カウンタック 25thアニバーサリー」
Auto Messe Web
フェラーリ初のフルEV新型「ルーチェ」初号機を手に入れるチャンス! 収益はチャリティで教育支援に
フェラーリ初のフルEV新型「ルーチェ」初号機を手に入れるチャンス! 収益はチャリティで教育支援に
VAGUE
今度こそ成功なるか? 20年ぶりにEVで復活するアウディA2は初代同様に高効率を追求!!
今度こそ成功なるか? 20年ぶりにEVで復活するアウディA2は初代同様に高効率を追求!!
WEB CARTOP
まもなく本国で発表! なぜアウディは新型車に「A2」の名を復活させる? 四半世紀前の“異端児”から受け継いだ「効率追求へのこだわり」
まもなく本国で発表! なぜアウディは新型車に「A2」の名を復活させる? 四半世紀前の“異端児”から受け継いだ「効率追求へのこだわり」
VAGUE
ニュル7分32秒070の絶対基準。3モーターを得た次世代EVサルーン「CLA 45」が示したAMGの覚悟
ニュル7分32秒070の絶対基準。3モーターを得た次世代EVサルーン「CLA 45」が示したAMGの覚悟
LEVOLANT
【リコール】プジョー、シトロエン、DS、フィアットのエンジンに不具合
【リコール】プジョー、シトロエン、DS、フィアットのエンジンに不具合
Auto Prove
実はモニターが一切ない。自然吸気V8と6速MTを搭載したヘネシーの新型ハイパーカー
実はモニターが一切ない。自然吸気V8と6速MTを搭載したヘネシーの新型ハイパーカー
Auto Messe Web
BMW新型「i3」ドイツ・ミュンヘン工場で生産開始 “ノイエ・クラッセ”第2弾となるEVセダン 日本ではいつ登場?
BMW新型「i3」ドイツ・ミュンヘン工場で生産開始 “ノイエ・クラッセ”第2弾となるEVセダン 日本ではいつ登場?
VAGUE
ランボルギーニ『レヴエルト』、高性能な「SV」が8月14日デビュー…ホッケンハイムリンクで市販車最速ラップ
ランボルギーニ『レヴエルト』、高性能な「SV」が8月14日デビュー…ホッケンハイムリンクで市販車最速ラップ
レスポンス
公道仕様は27台のみ製作 35年前に登場した青いジャガーがオークション登場 走行わずか300キロ “タイムカプセルで保管”されていたような「XJR-15」とは
公道仕様は27台のみ製作 35年前に登場した青いジャガーがオークション登場 走行わずか300キロ “タイムカプセルで保管”されていたような「XJR-15」とは
VAGUE
「異次元の加速…」ランボルギーニ初のハイブリッドカー。デビュー前から全63台が完売。幻のマシンがなんとオークションに登場!とんでもない価格に…。[ランボルギーニ シアン FKP37]
「異次元の加速…」ランボルギーニ初のハイブリッドカー。デビュー前から全63台が完売。幻のマシンがなんとオークションに登場!とんでもない価格に…。[ランボルギーニ シアン FKP37]
WEBヤングマシン

みんなのコメント

8件
  • *********
    自働車にそこまでのこだわりが無い方々に囲まれてたブランドの方が、EV車らしいEV車を作ってもそこそこ売れるんだろう。

    一方で、内燃機時代に、エンジンや走りにこだわりがある方々に囲まれていたブランドは、EV車らしいEV車では販売台数が著しく芳しくない。内燃機っぽいEV車でも作らないと、EV部門が維持できないんだろう。

    機械式時計で名を馳せた老舗時計ブランドが、クォーツやソーラー作っても買ってもらえない。

    むしろ、SEIKOみたいに、当初から安価なモデルを量販していたところのほうが受け入れてくれる。
  • tya********
    内燃機関好きならコレやったらウケるでしょ?みたいだな。電動玩具じゃなくて水平対向エンジンじゃないのか?求められているのは。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

1453 . 0万円 3144 . 0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

447 . 0万円 2530 . 0万円

中古車を検索
ポルシェ タイカンの買取価格・査定相場を調べる

査定を依頼する

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

1453 . 0万円 3144 . 0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

447 . 0万円 2530 . 0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村