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一生に一度、絶対に行くべきは「グランドキャニオン」でした。生で見る「地球の歴史」の壮大さに言葉失いました【ルート66旅_40】

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一生に一度、絶対に行くべきは「グランドキャニオン」でした。生で見る「地球の歴史」の壮大さに言葉失いました【ルート66旅_40】

アメリカ行くなら一度は訪れるべきグランドキャニオン

広大なアメリカを東西2347マイル(3755km)にわたって結ぶ旧国道「ルート66」をこれまで5回往復した経験をもつ筆者が、ルート66の魅力を紹介しながらバーチャル・トリップへご案内。イリノイ州シカゴから西に向かい、見どころの多いアリゾナ州も中間地点を抜けました。今回はルート66を外れて北に寄り道し、アメリカを代表するビュースポットのグランドキャニオンを紹介します。

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コロラド川が4000万年もの歳月をかけて作った壮大なアート

マニア垂涎の航空博物館「プレーンズ・オブ・フェイム」から30分ほど北へ走れば、グランドキャニオン国立公園の入場ゲートが見えてくる。日本でもよく知られている観光スポットで、総面積はなんと東京都の倍を超える広さだ。

グランドキャニオンは大きく3つのエリアに分けられており、もっともメジャーなのはここで紹介する南側のサウス・リム。ビジターセンターは当然のこと、レストランにスーパーマーケット、1年を通して満室が多く半年前から予約が必要ともいわれるロッジのほか、郵便局や銀行、病院にクルマの修理工場まで存在している。

私がグランドキャニオン国立公園を初めて訪れたのは、意外にもルート66を何度か全線走破した後のこと。アメリカ国立公園の写真集や映像を何度も見たせいで風景がすぐイメージできたことや、約90分の距離に常宿があるため「いつでも行ける」と後回しにしていたのだ。

ある年その宿に1週間ほど滞在した際に思い立ち、何気なく行ってみたのが記念すべき初訪問だった。ビューポイントの駐車場にレンタカーを停め、人が集まっている方向へ歩き視界が開けた瞬間、今までスルーしていたことを激しく後悔する。映像やGoogleアースで擬似体験していようと、生で見たときの感動には絶対に及ばない。

コロラド川が4000万年もの歳月をかけて作った壮大なアート。アメリカが「地球の歴史」と呼ばれる理由を知らされた瞬間だ。感動のあまりしばらくは撮影どころか身動きすらできず、ただ眺めるしかなかったのを昨日のことのように思い出す。

マーサー・ポイントやヤバパイ・ポイントを筆頭にサウス・リムには多くのビューポイントがあり、最初のうちは時間帯を変えつつそれらを巡るだけでも十分に楽しめるはず。断崖の柵は簡素な作りで誰でも乗り越えることができ、実際に柵の外で自撮りしている人もたくさんいるが、転落による死亡事故は頻繁に発生している。バランスを崩すこともあれば崖下からの突風に煽られることもあるので、テンションが上がり過ぎて羽目を外さないようにしたいものだ。

いつかは挑戦したいトレイルは難易度かなり高め

なお日本からの旅行者もたくさん訪れるため、パンフレットは日本語版も用意されており、日本語で併記された園内の注意書きもある。すでに10回は足を運んだグランドキャニオンだが、まだまだサウス・リムだけでは堪能したとは言いがたい。

コロナ禍で渡米できなくなり計画は頓挫を余儀なくされているが、いつか挑戦したいのはファントム・ランチまでのトレッキング。アメリカでもっとも予約が取りにくい宿のひとつで、トレイルを下ったグランドキャニオンの谷底にある。泊まれないなら頑張って日帰りすればいいのにと思うかもしれないが、スタート地点には「疲労で死ぬ人が毎年のようにいるから日帰り往復はするな」という看板が。

ファントム・ランチへ下りるトレイルはふたつあり、どちらを使うにしろ4~6時間はかかる見込みだ。上りはほぼ倍の時間を要すると言われ、往復12~18時間と考えれば相当にハード。おまけに標高差は1400mオーバーで登山でも上級者コースで、疲労や途中で水が尽きて亡くなったハイカーもいるという。

他にもグランドキャニオンで体験したいことはたくさん。いろいろな季節や時間の風景を撮影したいし、未踏のノース・リムにも行ってみたい。ルート66からはちょっと離れるが「TVで見た」なんて言わず、言葉を失うほど素晴らしい大絶景を目の当たりにしてほしい。

次回はアメリカに何度も足を運ぶきっかけになった街、そしてルート66復活の街として知られるセリグマンへ!

■「ルート66旅」連載記事一覧はこちら

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みんなのコメント

5件
  • wal********
    グランドキャニオン
    素晴らしかった
    アメリカの方々も
    一生に一度は行きたいと思う場所のようです
  • yrv********
    確かに、一度は行ってみたい。
    その体験は、一生忘れ難きものになるだろう。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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