ひと目で「CB」と分かる個性的なデザイン
「モーターサイクルショー2025」で世界初公開されたホンダ「CB1000Fコンセプト」。「CB」シリーズの伝統を感じさせるデザインと、現代の技術を融合させた“ネオレトロ”な仕上がりが魅力のモデルです。
【画像】「えっ!…」「CB」シリーズの新フラッグシップ!? これがホンダ「CB1000Fコンセプト」です(15枚)
「モーターサイクルショー2025」の現場で実車をチェックした乗り物ライターの増谷茂樹さんは、そのポイントを次のように話します。
「ホンダが世界初公開した『CB1000Fコンセプト』は、写真で見ていたときよりもずっとコンパクトなモデルでした。しかし迫力あるデザインのせいか、遠目で見ると大きく感じましたね。
ひと目で「CB」だと分かるそのルックスは、長い歴史を積み重ねてきた同シリーズならではの伝統といえるでしょう」
「CB1000Fコンセプト」のベースは、2024年に発売された「CB1000ホーネット」だと思われますが、軽量コンパクトな車体にハイパワーな1000cc“インラインフォー”エンジンを搭載するストリートファイターの「CB1000ホーネット」に対し、「CB1000Fコンセプト」はトラディショナルな丸型ライトを採用するネイキッドバイクとなっています。
「ストリートファイター的なバイクは昨今、海外、特にヨーロッパで人気を集めていますが、日本では丸型ヘッドライトを持つ昔ながらのネイキッドバイクの方が売れやすいようです。
実際『モーターサイクルショー2025』の会場でも『CB1000Fコンセプト』の周囲には多くのバイク好きが集まっていて、写真を撮るのも難しいほどでした」(増谷さん)
丸型ライトの下には、同じく丸型のホーンがふたつ並んでおり、「CB」らしいフェイスデザインを生み出しています。
同様のフロントフェイスとなる「CB1300 SUPER FOUR」にはファイナルエディションが登場し、生産終了が決定していることから、次なる「CB」シリーズの顔として「CB1000Fコンセプト」市販化への期待が高まります。
●レトロなルックスながらスペックは現代的
長らく「CB」シリーズのフラッグシップ的存在だった「CB1300 SUPER FOUR」は、正立式フロントフォークに2本タイプのリアショックという組み合わせでしたが、「CB1000Fコンセプト」は倒立フォークにモノショックという足回りを採用。設計的には現代的なものとなっています。
エンジンの排気量は1000ccとアナウンスされていますが、「CB1000ホーネット」と同等であるならば最高出力は152psで、「CB1300 SUPER FOUR」の113psをはるかに凌駕。
重量も「CB1300 SUPER FOUR」は266kgありましたが、「CB1000ホーネット」は211kgですから50kg程度は軽くなりそうです。
コンパクトな車体と相まって、多くのライダーにとってフレンドリーなバイクとなるでしょう。
このように、トラディショナルなデザインを現代的なスペックで再現したモデルは“ネオレトロ”などと呼ばれており、昨今、高い人気を獲得しているカテゴリーとなっています。
その代表的モデルとしてカワサキのヒット作である「Z900RS」が挙げられますが、「CB1000Fコンセプト」が実際に市販されればよきライバルとなることでしょう。
デザイン的にもスペック的にも、「CB」シリーズの新時代のフラッグシップとして期待せずにはいられない「CB1000Fコンセプト」。「モーターサイクルショー2025」でも好評だったことから、市販化に期待したいところです。
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みんなのコメント
あとエンジンフィンがあればなあ。
あっ、やっぱり懐古主義でした…スミマセン。