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リアにスライドドアを採用した第7世代の新型ダイハツ・ムーヴが待望の市場デビュー

掲載 更新 6
リアにスライドドアを採用した第7世代の新型ダイハツ・ムーヴが待望の市場デビュー

 ダイハツは2025年6月5日、軽ハイトワゴンのムーヴを全面改良し、同日より発売した。

車種展開は以下の通り。

【DAIHATSUラインアップ取材会】「新たなダイハツ」は品質を追求。生産が本格復調した新生ダイハツKカーの魅力と個性

L:2WD135万8500円/4WD148万5000円

X:2WD149万500円/4WD161万7000円

G:2WD171万6000円/4WD184万2500円

RS:2WD189万7500円/4WD202万4000円

 約11年ぶりの全面改良で第7世代に移行する新型ムーヴは、多くの消費カルチャーを経験してきた目利きの世代、中でも合理性とこだわりをもって商品を選ぶ“メリハリ堅実層”をメインターゲットに設定。「今の私にジャストフィット 毎日頼れる堅実スライドドアワゴン」をコンセプトに、動く姿が美しい端正で凛々しいデザインや高い基本性能と最新の安全性能の実現、リアスライドドアの採用による利便性の向上など、全方位で軽ハイトワゴンとしての魅力度を高めたうえで、車両価格を135万8500円~とリーズナブルに設定したことが特徴である。

 まずエクステリアでは、「ムーヴらしい“動く姿が美しい”端正で凛々しいデザイン」をテーマに据え、機能とスタイルを高次元で両立させた質感の高いデザインを徹底追求する。基本スタイルはフロントからリアに吹き抜けるキャラクターラインやウィンドウグラフィック、動きのある表情を持たせたフェンダーやリアピラーによって躍動感を表現。また、フロント部はグリルとヘッドランプをシームレスにコンビネーションさせて大胆かつ先進的に仕立てるとともに、すっきりとした面と線で構成して凛々しく端正な顔を演出する。一方、リアビューでは初代から受け継いできた縦型コンビネーションランプを採用しつつ、リアサイド上部から流れるような大胆なアレンジを施して、新鮮味あふれる後ろ姿を実現した。グレードごとの差異化も際立たせ、RSにはガンメタリック塗装/メッキモール付フロントコンビネーショングリルやサイドストーンガード、LEDフォグランプ、切削タイプの15インチアルミホイールなどを、Gにはガンメタリック塗装/メッキモール付フロントコンビネーショングリルやサイドストーンガード、LEDフォグランプ、14インチアルミホイールなどを、XとLにはブラックフロントグリルや14インチフルホイールキャップなどを標準で装備する。ボディカラーはモノトーンのクロムグレーメタリック/コンパーノレッド/グレースブラウンクリスタルマイカ/サンドベージュメタリック/レーザーブルークリスタルシャイン/シャイニングホワイトパール/スカイブルーメタリック/ブラックマイカメタリック/ブライトシルバーメタリック/ホワイトのほか、2トーンのスムースグレーマイカメタリック×グレースブラウンクリスタルマイカ/ブラックマイカメタリック×シャイニングホワイトパール/ブライトシルバーメタリック×スカイブルーメタリックをラインアップした。

 狭い場所でのドアの開閉や乗員の乗り降り、荷物の積み下ろしもしやすい、リアスライドドアを全グレードに採用したことも、新型ムーヴのトピックだ。RS/G/Xグレードにはパワースライドドア(RSに左右を標準装備。G/Xは左のみ標準、右はメーカーオプション)を配し、機能としてパワースライドドアが閉まりきる前にフロントドアハンドルのタッチ式リクエストスイッチに触れることでドアロックを事前に予約することができるタッチ&ゴーロック機能、降車の際にインパネに設置したスイッチを押すことでクルマに戻った時のパワースライドドアの自動オープンを予約することができるウェルカムオープン機能、半ドアから自動で全閉するイージークローザー機能を組み込んだ。

 インテリアに関しては、軽自動車らしくインターフェイスをシンプルにまとめ、オーディオの位置を低く設定することで走行視界を広く確保し、安心して運転できるすっきりとした見晴らしの良さを追求したインパネを採用するとともに、見える、触れる部分の質感を高めたことが訴求点。また、運転席と助手席を中心に手の届く範囲に使い勝手のよい収納アイテムを配置し、加えてデッキボードの下にはシューズ類や小物などの収納に最適なラゲッジアンダーボックスを設定する。一方、パッケージングの面では十分な前後乗員間距離(1055mm)を確保し、後席スペースでもゆとりを感じられる高い居住性を実現。荷物の積み下ろしをスムーズに行える開口部の広さも確保した。

 シートについては、上品で落ち着いた色合いや素材で“仕立ての良さ”を表現し、毎日を快適に過ごせる居心地の良さを演出。また、ドアアームレストにシートと同様の色・素材を使用することで、インテリア全体の統一感を出すだけでなく腕への負担を軽減する。RSおよびGグレードにはシルバーステッチ付きのネイビー表皮、シルバー塗装やメッキ加飾を配して、より魅力的かつ上質な居住空間に仕立てた。リアシート左右分割ロングスライドを装備して、豊富なシートアレンジはもちろん、荷物の大きさや形状に応じて荷室スペースのアレンジも可能としたことも、新型ムーヴのアピールポイントである。

 バージョンアップした機能装備も見逃せない。シフト操作に連動したパーキングブレーキの作動やアクセル操作による解除で日常の運転時から渋滞時までドライバーの疲労軽減に寄与する電動パーキングブレーキ+オートブレーキホールド機能や、すべての乗員が快適に過ごせるよう配慮した運転席・助手席シートヒーターおよび360°スーパーUV&IRカットガラス、ワイヤレス対応のApple CarPlay/Android Auto機能を搭載した9インチディスプレイオーディオ、ワイヤレス充電規格Qi(チー)やHDMIソケット(インパネ1口)などを設定。また、ディーラーオプションで10インチスタイリッシュナビや前後方に加え室内録画も可能なドライブレコーダーを選択することも可能である。

 パフォーマンスの面では、DNGAによる高い基本性能をベースにムーヴ専用のチューニングを施して、よりきびきびとした走りと快適な乗り心地を実現したことが特徴である。

 パワートレインはRSグレードにKF型658cc直列3気筒DOHC12Vインタークーラーターボエンジン(最高出力64ps/6400rpm、最大トルク10.2kg・m/3600rpm)+D-CVTを、G/X/Lグレードに自然吸気のKF型658cc直列3気筒DOHC12Vエンジン(最高出力52ps/6900rpm、最大トルク6.1kg・m/3600rpm)+D-CVTを搭載。DNGA開発でつくり込んだアクセルのスロットル特性を最適化し、ストレスのない軽快な走りを実現する。また、D-CVTにはステップシフトを採用し、リズミカルなエンジン音の変化でリニアな加速感を演出した。燃費性能に関しては、WLTCモードでRSグレードの2WDが21.5km/リットル、RSグレードの4WDが19.9km/リットル、G/X/Lグレードの2WDが22.6km/リットル、G/X/Lグレードの4WDが20.6km/リットルを達成している。

 シャシーについては前マクファーソンストラット式、後2WD:トーションビーム式/4WD:3リンク式のサスペンションを踏襲したうえで、コイルスプリングとショックアブソーバーを新型の特性に合わせて最適化。動き出しから振動感が少ないすっきりした乗り心地や、きびきびと思い通りに曲がれるコーナリング性能により、ムーヴの真骨頂である走る楽しさをいっそう高いレベルに引き上げる。また、RSグレードには165/55R15 75Vタイヤと高性能ショックアブソーバーを組み込み、トップモデルらしい上質な乗り心地と動力性能に見合った高い操縦安定性を具現化した。フロントピラーの傾斜やヒップポイント位置の最適化、フィット感がよくホールド性の高いシートなどによって、運転しやすく疲れにくいドライビングポジションを創出したことも、新型のトピックである。

 先進安全運転支援システムの進化も、新型ムーヴの訴求点だ。予防安全機能の「スマートアシスト」は、最新のステレオカメラの搭載により、衝突警報機能や衝突回避支援ブレーキ機能を夜間歩行者検知と追従二輪車検知に対応させるとともに検知距離、対応速度の向上を実現。また、ブレーキ制御付誤発進抑制機能を組み込んで、万が一の踏み間違い時に急発進を抑制する。さらに、アダプティブクルーズコントロール(ACC)を設定して、長距離運転や高速走行時の運転負荷軽減を果たした。ディーラーオプションとして、ブラインドスポットモニター(BSM)やプラスサポート(急アクセル時加速抑制)システムなども用意している。

 ダイハツコネクトも進化を果たす。スマートアシストの作動回数を過去7日分表示して安全運転を促進する「スマアシレポート」、ドアロックやハザードランプ消灯忘れ等をスマートフォンに通知する「うっかりアシスト」を新設定。また、ディスプレイオーディオやコネクト対応ナビ、スマートフォンに車両のメンテナンス時期を通知する機能や、リコール開示日10~18カ月後時点で未実施のユーザーのスマートフォンに通知する機能を追加した。さらに、過去1年分の走行履歴を記録する機能を新たに組み込んでいる。

 なお、ダイハツはメーカーオプションとディーラーオプションを巧みに組み合わせた、新型ムーヴの世界をさらに広げる2タイプのアナザースタイルも設定。ダークメッキを基調として大人のスポーティさを演出したダンディスポーツスタイルと、カッパー色の加飾を基調として大人の上品・上質さを強化したノーブルシックスタイルをラインアップしている。

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みんなのコメント

6件
  • mas********
    軽自動車に乗ることはないけど
    かっこいいと思う。
    流石ダイハツって感じかな!
    軽自動車販売台数ナンバーワンになって下さい。
  • wkm********
    国交省の嫌がらせに耐えて、素晴らしいムーヴが出てきた。
    これはスーパーハイトに抵抗のある男子が喜びますね。
    価格的にも魅力があり相当売れると思う。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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