速さや快適性はなくても幅広い楽しみ方ができる!
クルマを選ぶポイントは広さや燃費に代表される実用性、クオリティや高級感、コストパフォーマンスなど多岐に渡るが、運転する楽しさをはじめとした趣味性もある。趣味性の高いものには「ダメなところもあるし速くもないけど、笑っちゃうくらい楽しい気分にさせてくれるクルマ」というのもある。思い浮かぶ現行車を挙げていこう。
走り屋たちが恐怖した! 手に汗握るジャジャ馬スポーツカー4選
1)軽トラック全般
軽トラックは今も昔もクルマの原点のような存在で、当然ながら速くもなく、快適性も高くない。しかしMTならクロスミッションのようなギヤレシオなので、小まめにギヤチェンジする「低回転でいかに粘らせるか」という2つの楽しさを常識的な範囲でもアクセルを深く踏みながら楽しめる。また後輪駆動なので、クローズドされた氷上コースなどならドリフト走行にも挑戦できる。
と、書きながら筆者はかなり手を加えた最後のスバル製サンバーのスーパーチャージャー+4WDをマイカーにし、最近それとは違うシート後方のキャビン付き軽トラックで長距離を走ったが、NAエンジンの後者でも想像よりパワー不足はなく、後者だと仮眠できるくらいのシートリクライニングが可能かつ車内にかなりの荷物が積めるなど、なかなか便利なクルマだった。
2)スズキ・ジムニー
スズキ・ジムニーはラダーフレームを持つ軽オフローダーだけに車重が1トン超と重く、動力性能と燃費は芳しくない。また20年振りにフルモデルチェンジされた現行型で大きく進歩したものの乗り方によってはコーナーでグラリとロールすることがあり、シートが薄いこともあって乗り心地は跳ねる傾向で、高速道路のペースになると音もうるさいと、快適性は低い。
しかし状況に合わせMTを駆使し、コーナーの曲がり方を早めに予測しスムースに曲がるというドライビングプレジャーに加え、本領を発揮するオフロードでの走破性や豊富なパーツがそろうだけに自分好みのクルマをつくるなど、幅広い楽しみ方ができるのがジムニーの魅力だ。
輸入車のなかにもクセが強く楽しめるモデルが存在!
3)フォルクスワーゲンup!
日本車だとパッソ&ブーンやマーチ級のコンパクトカーとなるup!は質実剛健なクルマで、実用性は申し分ないが、ASGと呼ばれるAMT(MTのクラッチとシフト操作を自動化したもの)のフィーリングにクセがあるという難がある。
しかし、ASGは違和感を覚えた際には自分でシフトを加えれば大きな問題はなく(それなら何のための2ペダルなのかという疑問も分からなくはないが)、ASGに目をつぶると絶対的には速くないが、ドイツ車らしく硬質に回るエンジンや高速道路のスタビリティ(安定性)の高さといった「アウトバーンの国生まれ」という個性や楽しさを味わえる。
4)フィアット500ツインエア
ツインエアというのはターボ付きの2気筒エンジンである。初期のツインエアは2気筒エンジンゆえの振動をまったく隠そうともしておらず、むしろそれが振動ではなく鼓動と呼べる個性だった。また2気筒エンジンらしいバタバタ、ビタビタというエンジン音も楽しい。
さらにフィアット500ツインエアの2ペダルはup!同様のAMTなのだが、初期のものはMTモードにするとスピードが落ちてもシフトダウンをせず、爆発しそうな振動を出し(わざとシフトダウンしないこちらも相当悪いが)、ここまでクルマが気が利かないと、怒るを通り越して笑いが止まらなくなってしまった経験がある。
なおツインエアエンジンは年々熟成され振動やマネージメントが良くなった反面、全体的にツインエアの個性も薄くなって感もあり、エンジンの楽しさだけなら初期モデルの方が面白い印象だ。
もしクルマを複数持てる、趣味性の高いクルマが欲しいというなら、比較的お金の掛からないクルマも多い、こんなクルマたちを選ぶと楽しいカーライフが送れるかもしれない。
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ギヤはカックンカックン、ワイパーはギーギー(笑)
手放した今も、あのどうしようも無さが忘れられない。
実はこれがフィアット500の良さなのかも知れない?