現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > ダメなところもある! しかも遅い! それでもナゼか楽しくて笑ってしまう「愛すべき」現行車4選

ここから本文です

ダメなところもある! しかも遅い! それでもナゼか楽しくて笑ってしまう「愛すべき」現行車4選

掲載 更新 39
ダメなところもある! しかも遅い! それでもナゼか楽しくて笑ってしまう「愛すべき」現行車4選

 速さや快適性はなくても幅広い楽しみ方ができる!

 クルマを選ぶポイントは広さや燃費に代表される実用性、クオリティや高級感、コストパフォーマンスなど多岐に渡るが、運転する楽しさをはじめとした趣味性もある。趣味性の高いものには「ダメなところもあるし速くもないけど、笑っちゃうくらい楽しい気分にさせてくれるクルマ」というのもある。思い浮かぶ現行車を挙げていこう。

走り屋たちが恐怖した! 手に汗握るジャジャ馬スポーツカー4選

 1)軽トラック全般

 軽トラックは今も昔もクルマの原点のような存在で、当然ながら速くもなく、快適性も高くない。しかしMTならクロスミッションのようなギヤレシオなので、小まめにギヤチェンジする「低回転でいかに粘らせるか」という2つの楽しさを常識的な範囲でもアクセルを深く踏みながら楽しめる。また後輪駆動なので、クローズドされた氷上コースなどならドリフト走行にも挑戦できる。

 と、書きながら筆者はかなり手を加えた最後のスバル製サンバーのスーパーチャージャー+4WDをマイカーにし、最近それとは違うシート後方のキャビン付き軽トラックで長距離を走ったが、NAエンジンの後者でも想像よりパワー不足はなく、後者だと仮眠できるくらいのシートリクライニングが可能かつ車内にかなりの荷物が積めるなど、なかなか便利なクルマだった。

 2)スズキ・ジムニー

 スズキ・ジムニーはラダーフレームを持つ軽オフローダーだけに車重が1トン超と重く、動力性能と燃費は芳しくない。また20年振りにフルモデルチェンジされた現行型で大きく進歩したものの乗り方によってはコーナーでグラリとロールすることがあり、シートが薄いこともあって乗り心地は跳ねる傾向で、高速道路のペースになると音もうるさいと、快適性は低い。

 しかし状況に合わせMTを駆使し、コーナーの曲がり方を早めに予測しスムースに曲がるというドライビングプレジャーに加え、本領を発揮するオフロードでの走破性や豊富なパーツがそろうだけに自分好みのクルマをつくるなど、幅広い楽しみ方ができるのがジムニーの魅力だ。

 輸入車のなかにもクセが強く楽しめるモデルが存在!

 3)フォルクスワーゲンup!

 日本車だとパッソ&ブーンやマーチ級のコンパクトカーとなるup!は質実剛健なクルマで、実用性は申し分ないが、ASGと呼ばれるAMT(MTのクラッチとシフト操作を自動化したもの)のフィーリングにクセがあるという難がある。

 しかし、ASGは違和感を覚えた際には自分でシフトを加えれば大きな問題はなく(それなら何のための2ペダルなのかという疑問も分からなくはないが)、ASGに目をつぶると絶対的には速くないが、ドイツ車らしく硬質に回るエンジンや高速道路のスタビリティ(安定性)の高さといった「アウトバーンの国生まれ」という個性や楽しさを味わえる。

 4)フィアット500ツインエア

 ツインエアというのはターボ付きの2気筒エンジンである。初期のツインエアは2気筒エンジンゆえの振動をまったく隠そうともしておらず、むしろそれが振動ではなく鼓動と呼べる個性だった。また2気筒エンジンらしいバタバタ、ビタビタというエンジン音も楽しい。

 さらにフィアット500ツインエアの2ペダルはup!同様のAMTなのだが、初期のものはMTモードにするとスピードが落ちてもシフトダウンをせず、爆発しそうな振動を出し(わざとシフトダウンしないこちらも相当悪いが)、ここまでクルマが気が利かないと、怒るを通り越して笑いが止まらなくなってしまった経験がある。

 なおツインエアエンジンは年々熟成され振動やマネージメントが良くなった反面、全体的にツインエアの個性も薄くなって感もあり、エンジンの楽しさだけなら初期モデルの方が面白い印象だ。

 もしクルマを複数持てる、趣味性の高いクルマが欲しいというなら、比較的お金の掛からないクルマも多い、こんなクルマたちを選ぶと楽しいカーライフが送れるかもしれない。

こんな記事も読まれています

GRヤリスRally2の潜在能力がヤバい! デビューしたてなのにトップドライバーたちが絶賛する「驚きの性能」とは
GRヤリスRally2の潜在能力がヤバい! デビューしたてなのにトップドライバーたちが絶賛する「驚きの性能」とは
WEB CARTOP
フロント一新、小型SUV『ミツビシASX』が大幅改良。HEV・MHEV・ガソリン車が6月から欧州で発売
フロント一新、小型SUV『ミツビシASX』が大幅改良。HEV・MHEV・ガソリン車が6月から欧州で発売
AUTOSPORT web
明暗別れた金曜の走り出し。勝田が語る“インカット”の影響と勝者オジエとの違い/WRCクロアチア
明暗別れた金曜の走り出し。勝田が語る“インカット”の影響と勝者オジエとの違い/WRCクロアチア
AUTOSPORT web
「ヘンタイ」が褒め言葉に聞こえたらかなりの重症! 重度のクルマ好きがやりがちな「一般人には理解不能」な行為7つ
「ヘンタイ」が褒め言葉に聞こえたらかなりの重症! 重度のクルマ好きがやりがちな「一般人には理解不能」な行為7つ
WEB CARTOP
スズキ「“超凄い”ソリオ」実車展示! 高機能レーダー多数搭載! “自動で走る“機能搭載の「ハイトワゴン」運行の理由とは
スズキ「“超凄い”ソリオ」実車展示! 高機能レーダー多数搭載! “自動で走る“機能搭載の「ハイトワゴン」運行の理由とは
くるまのニュース
全くもって一貫性がない……! ペナルティに泣くアストンマーティン、F1の裁定に不満タラタラ「アロンソとストロールに厳しい」
全くもって一貫性がない……! ペナルティに泣くアストンマーティン、F1の裁定に不満タラタラ「アロンソとストロールに厳しい」
motorsport.com 日本版
本誌執筆陣がオススメするいま注目のモデルをピックアップ!「このクルマ、間違いないです!」ル・ボラン2024年6月号、本日発売!!
本誌執筆陣がオススメするいま注目のモデルをピックアップ!「このクルマ、間違いないです!」ル・ボラン2024年6月号、本日発売!!
LE VOLANT CARSMEET WEB
トヨタ、北京モーターショー2024で、バッテリーEVの新型モデル「bZ3C」「bZ3X」を世界初公開
トヨタ、北京モーターショー2024で、バッテリーEVの新型モデル「bZ3C」「bZ3X」を世界初公開
月刊自家用車WEB
三菱ふそうが「ジャパントラックショー2024」に出展! 新型モデル「スーパーグレート」特別仕様車や新型「eCanter」キャリアカー展示
三菱ふそうが「ジャパントラックショー2024」に出展! 新型モデル「スーパーグレート」特別仕様車や新型「eCanter」キャリアカー展示
くるまのニュース
【バイク版ナビ】「MOTTO GO」プレリリース版が公開!カーナビの名門パイオニアが7月提供予定サービスを先取り体験だ!  
【バイク版ナビ】「MOTTO GO」プレリリース版が公開!カーナビの名門パイオニアが7月提供予定サービスを先取り体験だ!  
モーサイ
「ご当地ほりにし」国内2県で新たな地域限定ラベルが登場!
「ご当地ほりにし」国内2県で新たな地域限定ラベルが登場!
バイクブロス
フィアット500に、1.2Lエンジンを搭載する新グレード「1.2 Dolcevita」を設定
フィアット500に、1.2Lエンジンを搭載する新グレード「1.2 Dolcevita」を設定
月刊自家用車WEB
「アップガレージ青森三沢店」が5/12にプレオープン!
「アップガレージ青森三沢店」が5/12にプレオープン!
バイクブロス
トーヨータイヤ、EV専用を含む小型トラック向けに2種類の新製品
トーヨータイヤ、EV専用を含む小型トラック向けに2種類の新製品
日刊自動車新聞
トヨタ新型「カローラ“クロス”」発表! 「レクサス」級にカッコイイ「斬新フェイス」へ刷新! 新型「コンパクトSUV」約494万円から ブラジルに登場
トヨタ新型「カローラ“クロス”」発表! 「レクサス」級にカッコイイ「斬新フェイス」へ刷新! 新型「コンパクトSUV」約494万円から ブラジルに登場
くるまのニュース
ついに登場 メルセデス・ベンツ新型「Gクラス」世界初公開! 初の電気駆動Gクラス「G580」は“その場で旋回”できる機能を搭載!?
ついに登場 メルセデス・ベンツ新型「Gクラス」世界初公開! 初の電気駆動Gクラス「G580」は“その場で旋回”できる機能を搭載!?
VAGUE
ラウル・フェルナンデス、ヘレステストで最新型アプリリアMotoGPマシン初ライド。直前のスペインGPでは昨年型使用
ラウル・フェルナンデス、ヘレステストで最新型アプリリアMotoGPマシン初ライド。直前のスペインGPでは昨年型使用
motorsport.com 日本版
香りや消臭力を3段階で調整可能!P&Gが車内用の「ファブリーズ」を12年ぶりに改良
香りや消臭力を3段階で調整可能!P&Gが車内用の「ファブリーズ」を12年ぶりに改良
@DIME

みんなのコメント

39件
  • ジムニーとか軽トラは別に速さを求めるクルマじゃないだろ。ジムニーとかは趣味で割り切って買う人がほとんど。
  • フィアット500を所有してたが、ここまで酷い?と逆に愛着が湧く。
    ギヤはカックンカックン、ワイパーはギーギー(笑)

    手放した今も、あのどうしようも無さが忘れられない。
    実はこれがフィアット500の良さなのかも知れない?

※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

165.4200.2万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

11.8398.0万円

中古車を検索
ジムニーの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

165.4200.2万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

11.8398.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村