MotoGPライダーのバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)やホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)らは、オランダのTTサーキット・アッセンでF1を開催することに懸念を抱いており、その主な理由は路面のバンプ増加や、コースレイアウト修正の可能性だと明かした。
アッセンは、2020年にF1を開催しようと計画を進めてきた。FIAのレースディレクターであるチャーリー・ホワイティングは、今年1月にアッセンを訪れ、オランダGPを開催するためには小規模な変更が必要だと語っていた。また3月には、アッセンはF1オーナーのリバティ・メディアと契約に関する交渉を行うためのプロモーターを任命した。
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しかしオランダGPの記者会見に出席したロレンソとロッシは、この件について尋ねられると、アッセンでのF1開催の可能性を歓迎することはできないと語った。
「彼らがここに来ないことを願っている。というのもF1には、この前のポール・リカールのように、レースを行うためのたくさんのサーキットがある。ここアッセンは、歴史的にもバイクのための場所だ」とロッシは述べた。
「まず最初に、(F1を開催したら)ここはF1固有のトラックになるだろう。でも僕らにとってはF1を開催しない方が良い。なぜならそれほどバンプもないし、歴史的な面でもここではMotoGPを開催する方が良いと思う」
通称”ダッチTT”と呼ばれるオランダGPを開催していることで知られているアッセンだが、歴史的には、4輪レースを含め様々なジャンルのモータースポーツを開催してきた。その例としては、F3やフォーミュラ・ルノーシリーズ、さらには現在では消滅してしまったAuto GPやスーパーリーグ・フォーミュラなどが行われていた。
現在MotoGPは、4つのグランプリ(アメリカズ、カタルニア、オーストリア、イギリス)でF1と同じトラックを使用しているが、いずれのサーキットもアスファルトの路面についてライダーからの批判が上がっている。これは、幅広になったF1マシンの生み出すダウンフォースが原因だと見られている。
カタルニア(バルセロナサーキット)とイギリスは、シーズン前に路面の再舗装が行われた。しかしこれは永続的な解決策ではなく、カル・クラッチロー(LCRホンダ)は昨年、「MotoGPとF1を開催するサーキットは、再舗装をしてから”1年以内に”(路面が)バンピーになるだろう」と主張していた。
ロレンソもロッシと同様にF1を開催することへの懸念を抱いている。バンプによりアッセンの路面が影響を受けることだけでなく、レイアウト変更の可能性についても不安があるとロレンソは語った。
「F1がここに来ないことを願っている。その理由のひとつは、バンプだ。そしてふたつ目は、おそらく彼らはトラックを大幅に修正しなければならないからだ」
「コースの外側が完全に芝生になっているトラックでF1マシンが走っているのを見るのはとてもおかしなことだろう。だけどあらゆることが起こりうる」
「彼らがコースを修正すべきなのかどうかはわからないが、もちろんバンプのことを考えると、F1は来ない方が良い」
またロレンソのチームメイトであるアンドレア・ドヴィツィオーゾも、アッセンでF1を開催する可能性について疑問を持っている。
「ここ? 無理だと思う」とドヴィツィオーゾは話した。
「なぜなら、ここはタイトすぎるからだ。とても狭くて、とてもタイトだ。もし彼らがいくつか変更を加えたら……でも僕はそうは(開催できるとは)思わない。もし開催されたら良いけどね。これは僕の問題ではない」
一方マルク・マルケス(レプソル・ホンダ)は彼らと同じような観点を持ちながらも、路面がよりバンピーになる可能性については気にならないと語った。
「F1はとても速く走るだろう。というのもここは高速コーナーが沢山あるし、おそらくラップタイムは1分だ。わからないけどね」
「F1がアッセンのようなサーキットに関心を持つのは良いことだ。バイクに乗る側にとってはバンプは増えるけれども、大きな問題ではない」
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