F1サンパウロGPのF1スプリントを、メルセデスのルイス・ハミルトンは7位でフィニッシュ。レース終盤にペースが落ち、フェラーリのシャルル・ルクレールとアルファタウリの角田裕毅に抜かれてしまうことになったが、今季マシンW14との別れの時期が近づいていることを、嬉しいと語った。
ハミルトンはサンパウロGPの土曜日に行なわれたスプリントシュートアウトで、F1スプリントの5番グリッドを確保。しかしそのスプリントでは、終始5番手を走行していたものの、終盤にペースダウン。ルクレールと角田にオーバーテイクを許し、7位でのフィニッシュとなった。僅か24周のレースだったが、優勝したマックス・フェルスタッペン(レッドブル)には34.7秒の差をつけられた。
■角田裕毅、F1スプリントで6位。決勝に向けてレースペースに自信あり「前回の教訓を受け、忍耐強く戦えた。明日はできるだけ多くオーバーテイクしたい」
「ここ数戦、僕らは進歩している。そのことに興奮しているし、それは本当にポジティブなことだ」
スプリント後、ハミルトンはそう語った。
「でも別のコースに行くと、長年経験してきた中で最悪の成績を収めてしまうことになる。つまり、何が起きるか分からないんだ」
「あと数レース走れば、このクルマとはもうお別れだ。それで満足だよ。ただ残りの日々を指折り数えて、できるだけ毎日を楽しもうとしている」
ハミルトンは、スプリントの序盤から、マシンのバランスに苦労していたようだ。
「とても厳しいレースだった」
そうハミルトンは語った。
「スタートはうまくいったけど、その後は……バランスがよくなかった。ウイングのバランスを取ろうとしたんだけど、かなりアンダーステアで、スナップオーバーステアもあった。それはただ、リヤタイヤを消耗させただけだった。中間のセクターではアンダーステアが特に大きかった」
「セットアップを間違えたのかどうか……おそらくセットアップが間違っていたんだろう」
ハミルトンは、さらに次のように続けた。
「僕らは最も空気抵抗の大きいマシンを持っていると思う。僕らのフロアはレッドブルほど強力ではないから、非常に大きなウイングを取り付けないといけない。そうすると、ストレートで遅くなってしまうだけなんだ。これより小さいウイングは使えないよ」
日曜日は気温が下がると見られているが、そのことでチームの状況が好転するとは思えないとハミルトンは語る。
「そのことが役に立つとは思えない」
そうハミルトンは言う。
「ここはタイヤに厳しいサーキットのひとつだった。これまで経験した中で最悪のデグラデーションだったと思う。以前ここでこんなに酷いデグラデーションを経験したのはいつだったか……思い出せないね」
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