たった2年で日本を去ったトヨタ ヴォルツ。当時はミニバンブームが始まったころで今と違ってSUVは下火であり、ヴォルツにとって厳しい時代であったのも事実。とはいえセリカと同じエンジンでかつ6速MTなんて仕様もあったりと、激アツラインアップでもあった。そして今見るとカッコイイのだ!!!!!!
文:小鮒康一/写真:ベストカーWeb編集部
【画像ギャラリー】日本車っぽくなくていいなぁ!! 今見ると結構アリなヴォルツの全貌をどうぞ!!!!!(7枚)
■たった2年足らずで終売……今なら受け入れられそうだけど、、、
懐かしの2トーンカラー!! 冷静に結構アリじゃない!? ヴォルツ
クロスオーバーSUV人気全盛の現在では信じられないかもしれないが、あのトヨタが販売したにもかかわらず、不人気すぎて登場から2年もたたずに終売となってしまったモデルが存在していた。それが2002年8月に日本での販売が開始された「ヴォルツ」というモデルである。
2002年8月に販売がスタートしたヴォルツだったが、残念ながら日本国内での人気は伸び悩み、2004年春ごろには早くも終売の憂き目にあってしまう。
その理由はさまざまあったが、大きな要因と言われたのが、そのトヨタらしからぬクセのある内外装のデザインにあったようだ。
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■トヨタっぽくないデザインは納得!? このクルマのデザインはポンティアックだった
マニュアルがあったのはさすが!! メーターのライトが赤なのも時代を感じるなぁ
というのもこのヴォルツ、プラットフォームやエンジンなどのメカニズム系は正真正銘トヨタ製のものを使用しているのだが、開発はトヨタとゼネラルモーターズの共同で行われており、生産はアメリカにあったトヨタとGMの合弁会社であるNUMMIの工場で行われていたのだ。
そしてこのヴォルツと同じデザインのモデルが、アメリカではGMのポンティアックブランドからヴァイブとして売られており、アクの強いデザインはポンティアックブランド譲りのものだったというワケなのだ。
なお、アメリカではトヨタブランドからヴァイブ(ヴォルツ)の兄弟車として「カローラ・マトリックス」として販売されていたが、こちらは現地のカローラセダンに近しいおとなしめのルックスとなっており、もし日本へこちらのフェイスが導入されていたら結果は違っていたかもしれない。
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■え、6速MTもあったの!? しかもセリカと同じエンジンってマジか!!!!
そんな不遇のヴォルツではあったが、メカニズム系は当時のカローラなどのものと同様のものを使用しており、エンジンは1.8Lの1ZZ-FE型と2ZZ-GE型をラインナップ。
とくに後者の2ZZ-GE型はカローラやセリカのほか、ロータス エリーゼなどにも採用されたスポーツツインカムエンジンであり、190PSという最高出力と6速MTの組み合わせも用意され、隠れたホットモデルともなっていた。
残念ながらヴォルツは2年に満たない販売期間で1万台に届かない販売台数に留まっているため、中古車として状態のよいものを見つけるのはなかなか厳しくなっているが、人とは違うクロスオーバーSUVが欲しいと思っている人は、頭の片隅にヴォルツの存在を覚えていてもいいかもしれない。
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キャバリエに続き、トヨタがアメリカから押し付けられた車なんて、そもそも不人気で全く売れず消滅していきました。