8月1日、静岡県の富士スピードウェイで2026年スーパーGT第4戦『FUJI GT 300km RACE』の公式予選が行われた。GT500クラスは8号車ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT(太田格之進/大津弘樹)がポールポジションを獲得、2番手には100号車STANLEY HRC PRELUDE-GT(山本尚貴/牧野任祐)、3番手には17号車Astemo HRC PRELUDE-GT(塚越広大/野村勇斗)が続き、ホンダHRCプレリュードGTがトップ3を独占した。
午前の公式練習を経て、迎えた第4戦富士の公式予選。お昼のピットウォークは引き続き太陽がサーキットを照らしていたが、14時20分のセッション開始前にやや雲が厚くなって曇り空に。それでも気温は32℃、路面温度は45℃と暑さが厳しく、富士スピードウェイでは熱中症への警戒が呼びかけられるなか、予選は定刻どおりに始まった。
■Q1:GT500ルーキー野村勇斗が堂々たる走りで鮮烈トップタイム
GT500クラスの予選Q1はGT300クラスのQ1A、Q1B組の2セッション終了後の14時38分にピットレーンのシグナルグリーンで開始。まずは64号車Modulo HRC PRELUDE-GTが先陣を切ってピットを離れ、続いて38号車KeePer CERUMO GR Supra、37号車Deloitte TOM’S GR Supra、24号車リアライズコーポレーション Zと3メーカー14台がコースに出ていく。
ウォームアップラン中にはセクター3方向に雨粒が落ち始めているという情報もあったが、幸いにも路面を濡らすまでには至らず予選はドライコンディションで続行。全14台がコースインした後、残り3分を切ってでまずアタックを開始したのは64号車Moduloの大草りき。まず1分27秒909のターゲットタイムを大草が記録すると、ここから熾烈なタイム更新合戦が繰り広げられる。
続いて8号車ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GTの大津弘樹が1分27秒780でトップタイムをブレイクするも、100号車STANLEY HRC PRELUDE-GTの山本尚貴が1分27秒447で首位に立つ。2番手には37号車Deloitte TOM’S GR Supraの笹原右京、23号車MOTUL Niterra Zの高星明誠が5番手に入るなど、チェッカーフラッグが振られるなか各車のタイムが目まぐるしく更新される。
そのなかで光る走りをみせたのは、公式練習でもトップタイムを記録した17号車Astemo HRC PRELUDE-GTを駆るGT500ルーキーの野村勇斗だ。野村は最終アタックで1分27秒420をマーク、ホンダの大先輩である山本のタイムを上回りQ1をトップ通過。Q2の塚越広大にメタリックレッドのプレリュードを託した。
開幕2戦はやや苦戦を強いられたホンダHRCプレリュードGT勢だったが、この第4戦富士の予選では5台全車がQ2に進出を果たすことに。一方でランキングトップの36号車au TOM’S GR Supraは坪井翔がアタックを担当したものの11番手に終わり、19号車WedsSport BANDOH GR Supra、39号車DENSO KOBELCO SARD GR Supra、24号車リアライズコーポレーション Zの4台がQ1敗退となった。
■Q2:太田vs牧野のアタックバトルを制した8号車ARTAがプレリュード初ポール
続くQ2は15時31分にスタート。この頃になるとふたたび太陽が顔を出し、夕焼けがコースを照らすなかでのセッションになった。Q1を突破した10台によるQ2でも64号車Moduloが真っ先にコースイン、14号車ENEOS X PRIME GR Supra、37号車Deloitte TOM’S GR Supraが続き、その後も各チームのタイミングでピットを離れていく。
Q2残り2分、64号車Moduloをドライブするイゴール・オオムラ・フラガがアタックに入り1分27秒944のターゲットタイムをマーク。続いて16号車ARTAの佐藤蓮が1分27秒701、さらに38号車KeePer CERUMO GR Supraの大湯都史樹が1分27秒605でトップタイムを更新する。
さらに100号車STANLEY HRC PRELUDE-GTの牧野任祐が1分27秒078でタイミングボードの先頭に躍り出るも、8号車ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GTの太田格之進が1分26秒776でそれを上回る。2番手に下がった牧野は2連続アタックを行うも太田のタイムを更新できず、太田にとっては2024年第2戦富士以来、ホンダHRCプレリュードGTに初ポールポジションをもたらした。
2番手には全日本スーパーフォーミュラ選手権で太田のチームメイトとなる牧野がステアリングを握った100号車STANLEYが0.302秒差、3番手には17号車Astemoが0.549秒差で続き、プレリュード陣営がトップ3を独占。GRスープラの38号車KeePerを4番手に挟み、16号車ARTAが5番手に入りトップ5中4台がプレリュードとなっている。
[オートスポーツweb 2026年08月01日]
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