「追い越していいですか？ ブォォォォン…」も自動！ ホンダ量産車で初「手放し運転」ついに実現 新・アコード発売

「手放し運転OK」のアコード出た！

　ホンダは2025年5月29日、セダンの「アコード」に新グレード「e:HEV Honda SENSING 360+（イーエイチイーブイ ホンダ センシング サンロクマルプラス）」を追加し、30日より発売すると発表しました。この新グレードは、ホンダの量販モデルとして初めて“ハンズオフ機能”を搭載し、自動運転技術の進化を示すモデルです。

　国内向け初採用となる「Honda SENSING 360+」は、高速道路や自動車専用道路を走行中、システムがアクセル、ブレーキ、ステアリングを操作し、ドライバーがハンドルから手を離しても、車速や車線内の走行を維持できるよう支援するものです。この機能は高精度地図と全球測位衛星システム（GNSS）を活用して自車の位置を特定し、道路情報を取得することで実現しているといいます。

「Honda SENSING 360+」の特筆すべき機能は他にもあります。

●レコメンド型車線変更支援機能

　自車より速度の遅い先行車を検知した際に、システムが追い越し可能と判断すると、ドライバーに通知して承認を求めたうえで、承認後はウインカー操作や加減速、ステアリング操作を自動で行い、追い越しや車線復帰をサポートします。

●カーブ路外逸脱早期警報

　高速でカーブに進入する際に警告を表示し、必要に応じて緩く減速ブレーキをかけることで事故リスクを低減。

●降車時車両接近警報

　駐停車中に後側方から接近する車両を検知し、ドアを開ける際の接触事故を防止します。

●ドライバー異常時対応システム

　ドライバーの反応がない場合に警告を行い、それでも応答がなければハザードランプとホーンで周囲に注意喚起しながら同一車線で減速・停車を支援。さらに緊急サポートセンターへの接続も可能です（別途契約が必要）。

　また、外観はブラックのドアミラーやベルリナブラックの専用アルミホイールを採用し、よりスタイリッシュなデザインに。内装は、ルーフライニングやピラーをブラックで統一した専用ブラック内装と、ホワイトレザーを採用した専用ホワイト内装を新たに設定し、上質で高級感のある空間に仕上げているということです。

「Honda SENSING 360+」搭載グレードの価格は599万9400円（税込）で、既存の「e:HEV」グレード（559万9000円）より40万円高です。先進の安全機能と高級感のあるデザインが付加価値となります。（乗りものニュース編集部）

Comments

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でもお高いんでしょ？