8月2日、ようやくライダー3人が揃い、2023年の鈴鹿8時間耐久ロードレースに向けたテストを行ったTeam Kawasaki Webike Trickstar。7月のテストには渡辺一樹のみが参加したが、前回と今回でどのようなテストをこなしたのか聞いた。
7月のテストは渡辺のみ参加だった。マシンも「普段EWCで走っている車両とは全く仕様が違う」という国内で用意したマシンを走らせた。
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渡辺は「大きいところを確認しました。タイヤや車体など、レースウイークではなかなかできないセットアップのテストをやっていたっていう感じです。あまり細かい詰める作業はしませんでした」と語り、ベストタイムは2分09秒249だった。
「改善点としてはいろんなことが見えています。得た情報やどういうことで問題が出ているのかというのをレースウイークに入る前にライダーやチームに伝えて、同じ方向で進んでいくことができるかなと思います」
7月のテストでは上記の状態だったが、このレースウイークにはヨーロッパから持ってきたマシンに乗っている。ライダーも3人揃い、ベストはランディ・ド・プニエが記録した2分08秒871で、タイムを更新した。
「現状出せるベストくらいになってきた感じではありますね。アベレージタイムではトップ集団に着いていくのは難しく、そこまでのパッケージではありません」と渡辺。
「もちろん、まだまだレースウイークでやりますし、やらなければないりません。出ている課題が、パッケージによる部分もあるので、僕的には欲張りしないで落ち着いていこうという感じで思っています」
表彰台争いは難しい状態であるが、渡辺はKWTの強みを「ライダー3人がそんなに実力差があるわけではなく、一発は出てなくてもアベレージがちゃんと揃ってるので、そこは強みになると思っています。それを活かせればトップ10に行けるのかな、行きたいなという感じです」と語った。
開幕戦ル・マン24時間は9位、第2戦スパ24時間は5位と順位を上げたが、KWTの目標はEWCのシリーズチャンピオン。そのため、チームから出るコメントは厳しいが、新体制初年度ながら、着実に成長を続け、妥協なく戦っているていることが多いに伺える。
鈴鹿8耐では国内の強力チームが多いため、順位的には上位に入れない可能性が高いが、新生TRICK STARレーシングの活躍に注目して欲しい。
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イマイチ観る気がせんな
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