■「センチュリー」の内装はまさかの“漢字だらけ内装”だった?
お抱え運転手(ショーファー)がいるので、オーナーは後席でゆったりと…。そんな国産ショーファーカーの代表格といえばトヨタ「センチュリー」です。
トヨタによれば「日本人の感性の高さを象徴する唯一無二のクルマ」。その個性は歴代モデルに共通しており、特に2代目は日本車らしさがスイッチにまで行き届いています。
【画像】めちゃカッコイイ! トヨタ「センチュリー」の”漢字内装”を画像で見る(40枚)
2代目センチュリーを紹介する際、よく取りあげられるのが国産乗用車初にして唯一の5リッターV型12気筒エンジンです。しかし、今回注目するのはそこではありません。車内に配された各種物理スイッチ、その文字表記です。
空調には「入/切」「自動」「前」「後」「温度」「吹出口」「独立」「後席エアコン」「強」「弱」など。オーディオには「電源・音量」「音場」「音質」「選曲」「早送り/巻戻し」「番組追従」「交通情報」など漢字がずらり。
運転席側のパワーウインドウスイッチも「運転席」「助手席」「後席」といった具合です。ライトやワイパーなど運転に直結する機能の表示については規格で定められた図記号あるいは英語になっていますが、全体としては「漢字だらけ」という印象を受けます。
物理スイッチの漢字表記はセンチュリーに限らず多くのクルマで採用されていますが(カーナビの「現在地」「目的地」など)、それでも2代目センチュリーは、機能の充実ぶりに伴う物理スイッチの多さと相まって、際立っています。当時の中国車でもそこまで多くはないでしょう。
ところが3代目の現行モデル(2018年~)になると、物理スイッチの漢字表記は皆無になります。
温度は「TEMP」、自動は「AUTO」、前は「FRONT」、切は「OFF」、電源・音量は「PWR・VOL」といったように英語表記あるいは図記号になっています。先日登場したSUV形状の新型モデルも同様。液晶ディスプレイには漢字が表示されますが、それを除けばグローバルモデルのような雰囲気になっています。
漢字は物理スイッチから消えましたが、ボディカラーの名称として今なお息づいています。神威(かむい)=エターナルブラックといったようにボディカラーに日本名をつけたのは1967年に登場した初代センチュリーが初めて。
先日追加された新型センチュリーも、ボディカラーはすべて日本名で漢字が使われています。
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ソアラでも漢字でしたよね?