ルノーF1チームのマネージングディレクターであるシリル・アビテブールは、2021年にF1のレギュレーションが変更され、新しいコンコルド協定が結ばれたことで、ルノーがF1に関与し続ける可能性が高まると考えている。
元CEOであるカルロス・ゴーンの追放をきっかけに生じた混乱を受けて、ルノーは昨年、F1を含む全ての活動について評価・再検討を進めると発表した。
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F1は昨年10月に2021年レギュレーションを発表。その後、FIAとF1、各チーム間の商業的な権利に関する協定である、コンコルド協定の草案がチームに明かされた。
アビテブールは、予算制限の導入と新たなコンコルド協定がトップ3チームとのギャップを埋める追い風となるため、ルノーが前向きな決定を下すのに役立つと確信している。
「我々のために2021年のレギュレーションと一連の協定がデザインされたとは言えないが、我々が主にそれの恩恵を受けることになると思う」と、アビテブールはmotorsport.comに語った。
「ルノーの人たちも含め、誰もがそれを認識している。数字が物語っているんだ」
アビテブールは、他のチームと同じようにルノーがコンコルド協定の意味を完全に理解するために時間をかけており、決定を急ぐ必要はないと話した。
「並行に進めていくものだと思う。一方では、FIAやFOM(フォーミュラ1・マネジメント)と協力する。ドキュメント自体については多くの議論が行なわれているんだ。何百ページにも及ぶ契約書を見てきた。それにはしばらく時間がかかる」
「我々自身のパフォーマンスを向上させるのと並行し、動き続けて改善し、進歩し続けなければいけない」
「ルノーは確かに、独自の戦略と計画を立てている。我々の経営陣はまだ暫定的なので、その経営陣と定期的に連絡を取り合っている。良い方向に進むことを願っている。私の意見では、2020年の前半が重要だ」
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