■標準仕様は同色グリルを装備
トヨタは2022年1月13日に「ノア」を8年ぶりにフルモデルチェンジし、姉妹車の「ヴォクシー」とあわせて発表・発売しました。
【画像】メッキ顔がギラっと輝く!? 新型「ノア」のカスタマイズ仕様が格好いい 実車を画像で見る(60枚)
フロントフェイスが1種類の新型ヴォクシーと異なり、新型ノアはふたつのフロントフェイスを設定しますが、どんなデザインで登場したのでしょうか。
初代ノアは、「タウンエースノア」を前身とするモデルで2001年に登場。
姉妹車の初代ヴォクシーは、前身モデルの「ライトエースノア」から車名を引き継がず一新されましたが、初代ノアはサブネーム(ノア、NOAH)を引き継ぐかたちで登場しています。
4代目となる新型ノア/ヴォクシーは、モデル史上はじめてTNGAプラットフォーム(GA-C)を採用。
ボディ骨格の最適化によって、左右のCピラー間距離は従来型比+75mmとなる1295mmを実現したほか、1405mmという室内高と相まってゆとりある室内空間を確保しました。
また長距離ドライブの負荷軽減に寄与する「アドバンストドライブ(渋滞時支援)」(トヨタ初搭載)や、新たにリモート操作(トヨタ初採用)も可能とした駐車支援機能「アドバンストパーク(リモート機能付)」も搭載されるなど、各種最新の機能が設定されています。
そんななか、新型ヴォクシーがいわゆるエアロ仕様のみの設定となったのに対し、ノアはエアロ仕様と標準仕様のふたつのフロントフェイスを設定しました。
エアロ仕様は、トヨタマーク下部にメッキグリルを大胆に配したことで、華やかかつ強い押し出し感を持つ顔つきを実現。
ワイド&ロースタンスのリヤと組み合わされることで、王道のエアロスタイルが表現されています。
一方、標準仕様はボディカラーと同色のグリルを装備。それに伴いメッキ加飾は控えめとなり、上質さと堂々たる存在感を両立したフロントフェイスとなりました。
近年、いわゆる「オラオラ顔」のデザインを採用したミニバンについてユーザーから賛否両論が巻き起こるなか、迫力あるエアロ仕様と落ち着いた標準仕様でキャラクターを大きく差別化した新型ノアは、より幅広いユーザーに訴求できる外観デザインになったといえるでしょう。
トヨタが発表する月販基準台数を見ても、新型ヴォクシーの5400台/月に対して新型ノアは8100台/月と、より優れた販売実績を新型ノアに期待していることが分かります。
両車の今後の売れ行きにも注目が集まります。
それではここでクイズです。
新型ノアのエアロ仕様および標準仕様のボディカラー数として、正しいものは次のうちどれでしょうか。
【1】エアロ仕様が4色、標準仕様も4色
【2】エアロ仕様が5色、標準仕様が4色
【3】エアロ仕様が6色、標準仕様が5色
【4】エアロ仕様が7色、標準仕様も7色
※ ※ ※
正解は【3】の「エアロ仕様が6色、標準仕様が5色」です。
新型ノアのエアロ仕様(S-Z、S-G)は「ホワイトパールクリスタルシャイン」「メタルストリームメタリック」「アティチュードブラックマイカ」「スパークリングブラックパールクリスタルシャイン」「グリッターブラックガラスフレーク」「レッドマイカメタリック」を設定。
一方、標準仕様(Z、G、X)は上記6色のうち「グリッターブラックガラスフレーク」「レッドマイカメタリック」が無い代わりに「スティールブロンドメタリック」が設定され、全5色となります。
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