センチュリーは「トヨタのモノ作り」を象徴する存在
トヨタ・センチュリー、日産プレジデント、三菱デボネアなど、かつて日本の自動車メーカーには「特別」な人のための高級サルーンがラインアップされていた。これらは後席の乗員を優先した「ショーファードリブンカー」として開発され、主に官公庁や企業の役員車としての活用がほとんどだった。そのため、オーナードライバーにとっては縁のない「裏メニュー」のような存在と認識されていた。
伝統を継承しつつ、多様化する時代に合わせて進化した新世代ショーファーカーのセンチュリーが登場
それゆえ販売台数が伸びず、多くのモデルは生産終了……。しかし、トヨタは1967年に初代を世に送り出して以降、50年以上にわたりセンチュリーを継承・進化させてきた。余談になるが、センチュリーのネーミングはトヨタ・グループ創設者・豊田佐吉翁の生誕100年が1967年だったことに由来している。
現行モデルは2018年に登場した3代目だ。開発コンセプトは初代から続く「匠の技」、「高品質のモノ作り」と「最先端技術」である。パワートレーンは5リッター・V8(2UR-FSE)+モーターを組み合わせたハイブリッド(先代レクサスLS600h用のリファイン版)を採用した。
ちなみにシン・センチュリーの生みの親である豊田章男氏は「セダンは、残念ながら 「センチュリーってあったよね⁉」と忘れ去られている状態です。このシンモデルにより、多くの方が「センチュリー、いいよね!!」といってくれるとうれしいです」と語っている。シン・センチュリーの価格は2500 万円、トップofトヨタの新たな選択肢が誕生した。
トヨタ・センチュリー主要諸元
グレード=センチュリー
価格=2500万円
全長×全幅×全高=5205×1990×1805mm
ホイールベース=2950mm
前後席間距離=1220mm
車重=2580kg
パワートレーン=シリーズパラレルPHEV(3.5リッター・V6+モーター)
駆動方式=4WD(E-Four Advanced)
乗車定員=4名
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