三菱は、コンパクトミニバンの「デリカD:2」にハイブリッドを新たに設定し、販売を開始した。スズキ・ソリオのOEM車となるデリカD:2。すでに販売しているマイルドハイブリッドに加え、優れた燃費と力強い走りを両立させたストロング・ハイブリッドを追加することで、ライフスタイルや用途に合わせて選択できる車種構成となった。
【編集部のひと言】
ストロング・ハイブリッドは、フルハイブリッドより電圧が低く駆動モーターが小さいため、限定的なEV走行ができるというレベルだ。このデリカD:2は100Vを採用し、500V以上あるプリウスなどとはポジショニングが異なる。
今回、新たにラインアップに加わったハイブリッド車は、ハイブリッド SX、ハイブリッド SZ ナビパッケージ、カスタム ハイブリッド SV ナビパッケージの3グレード展開となる。
パワーユニットは、1.2L直列4気筒デュアルジェットエンジンに駆動用モーター、高電圧リチウムイオンバッテリー、5速自動マニュアルトランスミッション(5AMT)で構成。
ハイブリッドシステムはEV走行が可能なパラレル方式で、JC08モード燃費32.0km/Lを達成している。もちろんエコカー減税の対象で、自動車取得税と重量税が免税となる。
また、通常走行の標準モードのほか、EV走行の頻度を高めてエコドイブをサポートするエコモードの選択ができる。どちらの走行モードでも、約60km/h以下での一定速走行時にEV走行が可能だ。
デザイン面でも差別化が図られており、エクステリアではフロントグリルにブルーメッキをアクセントとして採用し、リアコンビネーションランプをブルークリアとしてエコイメージを演出したほか、左右フロントフェンダーとバックドアにハイブリッド専用のエンブレムを装着する。
一方、インテリアではインパネアッパーガーニッシュをブルーメタリックとすることでエコイメージを演出したほか、モーターパワーメーターを組み合わせたブルー基調のハイブリッド専用メーターを採用しているのが特徴となる。
ハイブリッドのラインアップと価格は以下の通り。
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