2025年F1カナダGPの予選で、レッドブルの角田裕毅は11番手だった。今回、角田のマシンに変更が加えられ、慣れるための時間が必要だったが、FP3で問題が発生したということで、走行時間をロスすることになった。
一方、FP3で赤旗中の違反を犯したとして10グリッド降格ペナルティを受けたため、角田は最後尾20番グリッドからのスタートになる見込みだ。
角田裕毅に10グリッド降格ペナルティ。FP3で赤旗掲示中に他車を追い越し/F1カナダGP
オスカー・ピアストリ(マクラーレン)がターン14出口でバリアに接触、右リヤタイヤがパンクし、サスペンションにダメージを負い、デブリが散乱、赤旗が出された。その後、角田はダメージを負ったピアストリに追いつき、追い抜いたことが規則違反とされた。
ピアストリはコース左側を低速で走行しており、角田はデブリに当たることを懸念し、追い越すことを決断したと説明した。しかし追い越しの際にピアストリは86km/h、角田は171km/hで、スチュワードは、ピアストリの速度からして、角田は安全な距離を保って追従することが可能だったと判断、追い越しに正当な理由はなかったと結論付けた。
角田は10グリッド降格され、ペナルティポイント2ポイントが与えられた(過去12カ月で累計2ポイント)。
■角田裕毅(オラクル・レッドブル・レーシング)FP3 20番手(1分13秒573/14周)予選 11番手(Q1=14番手1分12秒334:ソフトタイヤ/Q2=11番手1分12秒102:ソフトタイヤ)
「全体的に、僕たちにとって厳しい一日でした。FP3の間に問題が発生したため、最後のプラクティスセッションで多くの貴重な走行時間を残念ながら失ってしまいました。昨日からいくつかのアップグレードを導入し、それは間違いなくポジティブな変更であり、マシンのスピードが増したと感じることができました。また、特定のコーナーで自分が改善できるポイントを把握することができました」
「それでも、マシンに対して完全な自信を築く時間がまだ得られていないと感じています。特に、マシンの挙動がFP2の時とは異なっていたからです。予選前に、変更を加えた状態でプッシュラップを数周しか走ることができませんでした。でもチームはマシンバランスに関して良い仕事をしてくれました」
「変更したことを考慮すれば、11番手という結果は悪くないです。Q3進出をほんのわずかの差で逃しました」
「残念ながら、FP3でのペナルティによって、僕たちは20番グリッドに降格されます。あれは不運な状況でしたが、仕方がないことです。明日はレース中にポジションを挽回できるよう、自分にできることをすべてやるつもりです。ただ、もっと良いスタートポジションから決勝に臨みたかったです」
(走行後のインタビューで語り)「10グリッド降格のペナルティは突然出されました。正直に言って、その件で呼び出されるとも思っていませんでした。何をすればよかったのか、正直分かりません」
「オスカーは最終コーナーで大きなダメージを受けていて、彼がバックストレートで時速80キロで非常にゆっくり走っているのを見ました。スピードは同じくらいで、デブリをあちこちに撒き散らしていました。タイヤが横向きになっているのも見えました。なので、もしそのまま後ろを走り続けていたら、いつかタイヤが外れて自分に当たると思ったのです」
「そういう状況は避けたいですし、時速80キロで後ろについて走って、当たるのを待つような不必要な状況にいるのはおかしいと思います。運が良ければ当たらないかもしれませんが、そんなのは無意味です」
「ルールではその前の車の後ろにとどまらなければならないらしいです。彼は他のドライバーに支障を与えないように、コースのかなり左側を走っていました。なので僕は右側いっぱいに移動し、視界を確保して、前後に他の車がいないことを確認した上で彼を追い越しました」
「時速170キロでの追い越しでしたが、それは通常の半分くらいの速度です。不必要な状況を避けるためでした。でも、それは許されていなかったようです。どうやら、彼らは僕がその車の後ろにとどまることを期待していたようです」
「ルールはルールですが、フリー走行の場面でこのようなペナルティを受けるのは納得できません。デブリは最終コーナーだけではなく、コースの至る所に散らばっていました。多くのコーナーで小さな破片が飛んでいるのを見ました。だから正直、僕は何をすればよかったのか本当に分かりません。とてもフラストレーションが溜まっています」
「(予選自体については)FP3で問題があり、多くの時間を失いました。それでも自分がどのコーナーでどれだけ限界まで攻めるべきかということは理解しています。ただ、レッドブルのマシンに対する自信は、まだ完全には得られていません。今後は得られると思いますが、今の段階ではまだです」
「今回はとにかく時間が必要でした。特にFP3であのような問題があったことを考えると、かなり厳しい状況でした」
[オートスポーツweb 2025年06月15日]
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