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V8ツインターボを搭載したPHEV「ランボルギーニ ウルスSE」の、驚くほどのコントローラブル性

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V8ツインターボを搭載したPHEV「ランボルギーニ ウルスSE」の、驚くほどのコントローラブル性

スーパーSUVの草分け的存在であるランボルギーニ ウルスがPHEV化され「ウルスSE」となった。昨今のトレンドであるエンジンのダウンサイズは行わず、電動化によって走りを強化。ウルスらしさは貫かれていた。(MotorMagazine2025年1月号より/文:島下泰久)

EV航続距離60kmのスーパーSUV
ラインナップの電動化を着々と進めているランボルギーニだが、フラッグシップであるレヴエルトを見てもわかるとおり、それは単に効率化のためではなく、同時にパフォーマンスも引き上げるものとなっている。新登場のウルスSEも、もちろんその例外ではない。従来のウルスSを燃費だけでなくパフォーマンス、快適性などあらゆる面で凌駕するというのが、その触れ込みである。

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象徴的なのが、そのパワートレーンの構成だ。エンジンのダウンサイジングは行われず、定評の4L V8ツインターボユニットが引き続き搭載される。ユーザーにしてみれば「V8じゃなければウルスじゃない」と言われるだろうから、大いに納得できる判断だ。

単体でも最高出力620ps、最大トルク800Nmを発生するこのエンジンに組み合わされる、8速ATに内蔵された電気モーターのスペックも192ps、483Nmとこれまた強力。システム全体の最高出力は800ps、最大トルクは950Nmにも達する。

その結果として、0→100km/h加速はウルスSをコンマ1秒凌ぐ3.4秒を実現し、最高速は同じく7km/h上回る312km/hに達する。もちろん、これはウルス史上最速である。

もちろんPHEVだけに、電気モーターだけでも走行できる。車体後端のラゲッジルーム下側に搭載されるリチウムイオンバッテリーは25.9kWhの容量を持ち、EV航続距離は60kmを超える。

電動化によって何も失わずに進化のみを手に入れていた
実際、一般道ではEVモードでも十分よく走る。日本の交通事情なら普段はこれで十分だ。もっとも使用頻度が高くなるであろうハイブリッドモードは、エンジンと電気モーターを場面によって使い分け、あるいは併用しながら高効率かつパワフルな走りを可能にしている。

とりわけ痛快なのが、滑らかで力強い電気モーターの旨味を活かして低速域から至極スムーズなその加速。速さだけでなく、上質さまで高まっているのだ。

そして実は個人的に、大いに感心させられた点がシャシの進化である。まず乗り心地が、23インチというタイヤサイズが信じられないほどしなやかになった。今回タイヤを新設計として、エアサスペンションのチューニングも改めた成果だろう。

そしてフットワーク。実は今回、駆動系が刷新され、センターデフはトルセン式から電子制御多板クラッチ式に改められ、リアに電子制御LSDが組み込まれている。ハードウエア的にはこなれたものだが、ポイントはそれをフィードフォワード、つまり先読みして制御を行う最新のソフトウエアでコントロールしていることだ。

狙いは、電子制御が出しゃばることのないナチュラルな走り。実際、一般道でも違和感やいかにも制御感のない走りは心地良く、さらにオフロードコースに持ち込めば、ドリフトも自在に楽しめたのだった。2.5トン、800psのSUVにもかかわらず、である。

そうした洗練ぶりを示すように、ウルスSEは内外装も刷新されている。フロントまわりでは、闘牛の尾を想起させるDRLシグネチャーと、レヴエルトのように前方に伸ばされたフードがハイライト。全体に低重心感が強調されたリアは、ライト下にメッシュが入る。実はこれはデザイン責任者のミーティア・ボルケルト氏のお気に入りで、ガヤルドからの引用だという。

インテリアは水平基調が強められ、レヴエルトのディテールを引用するかたちでメーター、インフォテインメントなどを一新している。「画面拡大競争に加わるつもりはない」とのことである。

ウルスSEは、電動化によって何も失うことなく、むしろあらゆる面で見事に進化を遂げたと言っていいだろう。新規ユーザーはもちろん、ウルスから乗り換えようというユーザーをも、これなら大いに満足させるに違いない。

ランボルギーニ ウルスSE 主要諸元
●全長×全幅×全高:5123×2022×1638mm
●ホイールベース:3003mm
●車両重量:2505kg
●エンジン:V8 DOHCツインターボ+モーター
●総排気量:3996cc
●最高出力:456kW(620ps)/6000rpm
●最大トルク:800Nm/2250-4500rpm
●モーター最高出力:141kW(192ps)/3200rpm
●モーター最大トルク:483Nm
●トランスミッション:8速AT
●駆動方式:4WD
●燃料:プレミアム
●タイヤサイズ:前285/45R21、後315/40R21

[ アルバム : ランボルギーニ ウルスSE はオリジナルサイトでご覧ください ]

文:Webモーターマガジン Motor Magazine編集部
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みんなのコメント

3件
  • Dean
    ”コントローラブル性”とは何語?
  • nekomofu
    2023のウルス車検まで乗ってSE待ちだけど、2世代乗り継ぐと流石に飽きてくる。
    SEでどこまで変わったか。特にサイレントスタートが普通になったスーパーカーになれるとエンジンONで爆音の車が古く見えてくる。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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