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国産車では絶滅寸前!? 便利なリアガラスハッチ搭載車が激減したワケ

■あると便利な「開閉式リアガラスハッチ」

かつてのステーションワゴンやSUV、ミニバンなどに多く見られた「分割開閉式リアガラスハッチ」ですが、近年では装着車が減っています。

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 国産車では日産「セレナ」やトヨタ「ランドクルーザー」、輸入車ではBMW「3シリーズ ツーリング」「5シリーズ ツーリング」などに採用されていますが、なぜ激減してしまったのでしょうか。

 1990年代から登場し始めた都市型SUVや、同時期から2000年代にかけて大流行したステーションワゴンなどによく見られた分割開閉式リアガラスハッチ。

 大きなリアゲート(バックドア)を開かなくてもガラスハッチ部分だけが開閉でき、ラゲッジルームにある荷物の出し入れができる便利な機能です。

 ホンダ初代「CR-V」などにも装備されていましたが、同車はリアゲートが横開きのため、ちょっとした荷物はガラスハッチの開閉だけで積み込めることから好評でした。

 ミニバンで唯一リアガラスハッチが設定されているセレナを販売する、日産ディーラーのスタッフは次のようにいいます。

「日産では『デュアルバックドア』と呼んでおりますが、ラゲッジルームの使い勝手の良さを表現する装備のひとつとして紹介させていただいております。

 ただセレナの場合は、居住空間の広さや『e-POWER』などセールスポイントが多く、ガラスハッチの有無で選ばれている印象は多くないですが、お客さまからは駐車場などで有効で便利な装備だと好評をいただいております」

 実際に開閉式リアガラスハッチ装着車のオーナーに聞くと、「荷物の出し入れがしやすい」「後ろが限られたスペースでも荷物の出し入れが可能」「車内が換気できる」「ラゲッジルームに荷物をたくさん積み込むことができる」といったメリットがあるといいます。

 開閉式リアガラスハッチのメリットは、ラゲッジスペースへのアプローチのしやすさを最初に挙げる人が多いようです。

 大きなリアゲート(バックドア)を全開しないで済むのは、駐車場や狭い場所などでは非常に便利です。

 デメリットについては、「ラゲッジスペースが深すぎて、ガラスハッチからでは床の荷物に手が届かない」「荷物の大きさによってはガラスハッチから出し入れできない」といったことも挙げられました。

 ミニバンの場合はフロアが低く設定されていることから、ガラスハッチの高さから荷物に手が届かないケースがあります。

 上半身を突っ込んで低いフロアの荷物を取り出すなら、大きなバックドアを開けたほうが早そうですし、積載物の大きさによってはガラスハッチの開口部では取り出せないケースも出てくるでしょう。

■ガラスハッチ減少はコストとボディ剛性の問題か?

 現在ではあまり注目されていない装備のひとつとなっている開閉式リアガラスハッチですが、装着車が減った理由は何なのでしょうか。自動車業界関係者は、次のようにいいます。

「まず大きな理由のひとつは、製造コストの問題だと思います。リアゲートを分割式にするより1枚のゲートにしたほうが、当然ながら製造コストは安くできます。

 またボディ剛性の確保にも関連してくるかもしれません。分割されたリアゲートより1枚の強度を持ったゲート(ドア)のほうが、当然ながらボディ剛性を確保しやすいという側面があります」

 開閉式リアガラスハッチはパーツ点数が増える分だけ製造コストが高くなってしまい、後ろからの衝突などでリア周りを修理する場合には余計に費用がかかってしまう可能性も高いでしょう。

 ラゲッジスペースをあまり活用しないユーザーにとっては、メリットが少ないかもしれません。

 その一方で、BMW「3シリーズ ツーリング」に乗るオーナーは次のようにいいます。

「ミニバンのようなにフロアが低すぎて物が取れないという問題もなく、リアゲートを全開にしたときにラゲッジスペースから荷物が落ちてしまうこともなくなり、趣味の釣具の小物などを紛失する心配がかなり減りました」

 仕事や趣味の道具をラゲッジスペースにたくさん積むオーナーにとって、開閉式リアガラスハッチはかなり利便性が高いといえます。

※ ※ ※

 開閉式リアガラスハッチではありませんが、ホンダ「ステップワゴン」で採用された「わくわくゲート」と呼ばれる分割式横開き式補助ドアは評判も良かったのですが、2020年におこなわれた一部改良では非装着車も設定されました。

 しかしわくわくゲートを実際に使ってみると意外に便利で、残してほしい装備のひとつであるといえます。

 また、ジープの人気車種「ラングラー」と「グランドチェロキー」はガラスハッチを採用しています。国産車では減少していますが、海外においては需要がある装備なのかもしれません。

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