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頭文字D 30周年記念スペシャルコラボ WRCチャンピオンのカッレ・ロバンペラと『頭文字D』の藤原拓海が夢の競演!!

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頭文字D 30周年記念スペシャルコラボ WRCチャンピオンのカッレ・ロバンペラと『頭文字D』の藤原拓海が夢の競演!!

『頭文字D』は1995年からヤングマガジン(講談社刊)で連載を開始し、単行本の発行部数は電子書籍を含めて累計5600万部を超える。クルママンガの金字塔と呼ばれるゆえんだ。その『頭文字D』が2025年は記念すべき30周年を迎える。2025年9月13日(土)、14日(日)には富士スピードウェイにて初の公式サーキットイベント「頭文字D 30th Anniversary 2days」を開催予定だが、それに先駆けて日本時間の1月10日(金)、YouTubeのRed Bull Motorsportsチャンネルでスペシャル動画が世界同時公開される!!

文:ベストカーWeb編集部/写真:Red Bull Content Pool、Jason Halayko / Red Bull Content Pool(アイキャッチ画像)

頭文字D 30周年記念スペシャルコラボ WRCチャンピオンのカッレ・ロバンペラと『頭文字D』の藤原拓海が夢の競演!!

壮大な津軽岩木スカイラインを舞台にスペシャル動画を世界同時配信開始

【画像ギャラリー】頭文字D 30周年記念スペシャルコラボ WRCチャンピオンのカッレ・ロバンペラと『頭文字D』の藤原拓海が夢の競演!!(11枚)

カッレと拓海のスペシャル競演

 今回のスペシャル動画のタイトルは、『峠最速は誰だ | 頭文字D藤原拓海 vs WRCカッレ・ロバンペラ』というもの。カッレが駆るRed Bull GR COROLLAがドリフト仕様のトヨタマークII(JZX90&JZX100)、日産スカイライン(R34)、180SX、カスタムボディキットメーカーのLiberty Walkが所有するスーパーカーのLB-WORKS F40、LB-WORKSランボルギーニ・アヴェンタドール、LB-WORKSポルシェ977、CUSCO RacingのGRヤリス、ADVAN GR86と山の麓から山頂へヒルクライムでバトル。

カッレ・ロバンペラがリスペクトするパンダトレノとご対面 (C)Jason Halayko / Red Bull Content Pool

 そして頂上でカッレと拓海が出会い、ダウンヒルで「藤原とうふ店」のロゴの入ったパンダトレノ、トヨタスプリンタートレノ(AE86)を駆る藤原拓海とドリフトバトルを繰り広げるというもの。現実とバーチャルが融合した一台作品となっている。

カッレは超早熟のラリードライバー

 カッレ・ロバンペラは2000年生まれのフィンランド人ラリードライバーで、2017年からラリーの世界最高峰WRCに参戦開始。デビュー時にはまだ16歳だったカッレだが、元WRCドライバーだった父のハリの英才教育の元、運転テクニックを磨き、なんと8歳の時にはすでにドリフト走行を習得していたというつわもの。ラリー王国フィンランドでは、小学生の頃から私有地を使って運転を練習するというのは珍しくないが、その中でもカッレの早熟ぶりは際立っている。

つづら折れのコーナーをドリフトで激走!! (C)Kunihisa Kobayashi / Red Bull Content Pool

 現在のWRCはF1同様にカーナンバーが固定式となっていて、カッレが選んだのは69番。選択理由はいろいろあるようだが、父親のハリが69番というカーナンバーでラリークロスを走っていたことにあるようだ。なぜカーナンバーの話を出したかは後述する。

 そのカッレは2020年シーズンにトヨタに加入して才能が開花。2022年には22歳でWRC最年少チャンピオンに輝いた。それまでのWRCの最年少チャンピオン記録は27歳でチャンピオンになったコリン・マクレーだったが27年ぶりに更新。

 2023年もタイトルを防衛したが、2024年はWRCへのフル参戦を自ら固辞してスポット参戦に切り替えたが、7戦に参戦してトヨタ勢最多となる4勝をマークしてトヨタの逆転マニュファクチャラーズ体得獲得に大きく貢献。そのカッレも2025年には再びフル参戦に切り替えることが発表されていて、すでにチャンピオンの最有力候補に挙げられている。

動画でGRカローラをドライブした理由

 カッレはWRCのトップドライバーであると同時に無類のドリフト好きでも有名。ドリフトと言えば日本が発進したクルマ文化だが、カッレはトヨタワークス入りする前からエビスサーキットで開催されるドリフトイベントに参戦するなど筋金入り。

カッレにとってGRカローラはドリフト用の愛車的存在 (C)Suguru Saito / Red Bull Content Pool

 2023年にエビスサーキットで開催されたフォーミュラ・ドリフト・ジャパン第2戦にスポット参戦し、単走、追走ともに優勝している。その時のマシンはCUSCO RacingがチューニングしたレッドブルカラーのトヨタGRカローラで、今回のスペシャル動画でドライブしているマシンなのだ。なぜGRカローラ? と思った人もいるかもしれないが、このような経緯があるのだ。

カッレと『頭文字D』

 カッレは幼少の頃に『頭文字D』を読み藤原拓海のドライビングにインスパイアされたという。実際に2020年のWRCラリージャパンのレース後には「『頭文字D』で豆腐を運ぶように運転した」と自らのドライビングについてコメントしていたし、撮影現場でのインタビューでは『頭文字D』、藤原拓海へのリスペクトのコメントも出していた。

カッレは『頭文字D』&藤原拓海をリスペクト (C)Jason Halayko / Red Bull Content Pool

 サッカー界では『キャプテン翼』が世界中のトッププレイヤーに影響を与え際されている。バレーボールも『ハイキュー』がそう。カッレの件からもクルマ界において『頭文字D』 の偉大さを物語るエピソードと言えるだろう。今後さらに影響を受けた子どもたちが世界のトップドライバーが続出することになるだろう。

カッレはご満悦

 実はベストカーWebは今回のスペシャル動画の撮影現場に一部同行させてもらった。今回の動画ではヒルクライム、ダウンヒルでドリフトバトルを展開するのだが、その舞台に選ばれたのは、青森県の岩木山の有料道路「津軽岩城スカイライン」。ここを5日閉鎖して撮影が行われるという壮大なプロジェクト。

撮影現場となったのは69のコーナーがある津軽岩木スカイライン。5日間閉鎖して撮影 (C)Kunihisa Kobayashi / Red Bull Content Pool

 日本にはいろいろな峠道があるなか、「津軽岩木スカイライン」は麓から8合目までの9.8kmの間に69のつづら折れのコーナーがあることで有名。カッレのカーナンバーと同じ69のコーナー数というのも素晴らしい演出だ。

 カッレは今回の撮影現場となった「津軽岩木スカイライン」をかなり気に入ったようで、「このような峠でドリフトすることは私の長年の夢でした」とご満悦。

岩木山の駐車場で2台は出会う…… (C)Kunihisa Kobayashi / Red Bull Content Pool

カッレのドライビングを助手席で体験

『峠最速は誰だ | 頭文字D藤原拓海 vs WRCカッレ・ロバンペラ』においてヒルクライムは明るいうち、AE86との絡みは夜間となる

 今回の撮影同行のご褒美? として、カッレのドライブするRed Bull GR COROLLAに同乗させてもらった。この原稿を書いている担当は、モータースポーツ担当ながら”生のカッレ”に合うのは初めて。ビックリするくらい華奢な雰囲気で笑顔がさわやか。元F1チャンピオンのハッキネンを彷彿とさせるシュッとした出で立ち。レーシングスーツは着ているが、フィンランドの好青年といった雰囲気で、お世辞にも運転が上手いようには見えない。ましてやWRCのチャンピオンには見えない。

カッレは嫉妬するくらいスッキリとしたフィンランドの好青年

 横に乗せてもらった感想は、凄い。このひと言につきる。これまでもいろいろなトップドライバーの横に乗せてもらった経験があるが、この人たちに共通するのはコントロールの範囲が広く常に余裕があること。だから想像を絶するスピードでコーナーに侵入しても横に乗っていてまったく怖くない。当然自分では無理なほど深いブレーキング、クルマが流れても余裕しゃくしゃく。脳みそが移動するような横G、胃袋が上下する感覚になるブレーキングによるGなど、自らの運転では不可能な領域を体験できるのは幸せだし役得。ドライビング後に「本機走りの何%?」と聞いたところ、「60%くらい」とあっさり。「俺の300%が60%……」、当たり前だが恐ろしい世界だ。

 実は助手席で「F1に興味はない?」と聞いたところ、「もちろんあるよ。内緒だけどF1をテストドライブするかもしれない」との回答。その言葉どおり、この動画撮影の約1か月後の2024年11月にF1テストドライブが実現。レッドブルの最新マシンのRB20ではなく2012年型のRB8だったが、F1転向もあるかも!?

超人的なドライビングを披露してくれた

ドライバーの超絶テクニックが炸裂!!

 今回のスペシャル動画では、カッレの対戦相手として超絶なクルマコントロール能力を持つレーシングドライバーの織戸学氏、ドリフトレースドライバーの金田義健氏、草場佑介氏、松山北斗氏、増田利光氏、加藤渉氏といった豪華メンバーが実際にステアリングを握り、超絶テクニックを披露しているのも見逃せないポイントだ。クルマを知らない人が見れば、CGか? と思うような迫力の走りもすべて実走してのものだから必見。

織戸学氏はADVAN GR86で共演 (C)Jason Halayko / Red Bull Content Pool

 撮影は2024年10月下旬に行われたが、カッレと藤原拓海がバトルする夜間の撮影時には気温は2度程度まで低下。路肩には雪も残っているような状態で何度も何度も撮り直し。当たり前のことながら、動画撮影の凄さも体感させてもらった。

ウェット路面でも大迫力の走りを披露 (C)Jason Halayko / Red Bull Content Pool

胸アツのシーンが続出

藤原拓海登場で興奮はMAX!!

 スペシャル動画の尺は約7分というもの。5分30秒過ぎあたりから、カッレとAE86トレノ&藤原拓海の絡みが始まるのだが、もう出会いからして鳥肌モノ。拓海が軽く頷いて……、その後の展開は動画をしっかりと見ていただきたいが、『頭文字D』ファンにとっては胸アツとなること必至。実車+拓海、カッレとの絡みなど世界中で話題になること間違いなし。

AE86との絡みは胸アツとなること必至 (C)Kunihisa Kobayashi / Red Bull Content Pool

 カッレ自身も「今回の映像はとても楽しく、素晴らしいものになると100%確信しています」と自信満々。このスペシャル動画はクルマ好きにとって必見!!

『峠最速は誰だ | 頭文字D藤原拓海 vs WRCカッレ・ロバンペラ』のフィナーレを飾るGRカローラとAE86のコラボは5分30秒過ぎくらいから。鳥肌モノだ

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みんなのコメント

2件
  • *****
    ロバンペラって聞くとハリを思い出すが、やっぱりご子息さんでしたか…
  • ta-------ku763
    ハチロクともっと走って欲しかったな
    途中のフェラーリのとこいらない
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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