現在位置: carview! > ニュース > スポーツ > ハミルトン「接触が起きた場合はどちらにも責任がある」メルセデス/F1第10戦決勝

ここから本文です

ハミルトン「接触が起きた場合はどちらにも責任がある」メルセデス/F1第10戦決勝

掲載 更新 8
ハミルトン「接触が起きた場合はどちらにも責任がある」メルセデス/F1第10戦決勝

 2021年F1イギリスGP決勝で、メルセデスのルイス・ハミルトンは優勝、バルテリ・ボッタスは3位を獲得した。

 ハミルトンとポールポジションスタートのマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)は、オープニングラップで首位を争うなかでコプスコーナーにおいて接触、フェルスタッペンはコースオフし、タイヤバリヤにヒット、リタイアとなった。ハミルトンもホイールリムにダメージを負った。赤旗中断後、レースが再開した後、ハミルトンは接触の責任ありと判断され、10秒のタイムペナルティとペナルティポイント2を科された。

レッドブル代表がフェルスタッペンと接触したハミルトンに激怒「空しい勝利を挙げて満足か」F1第10戦決勝

 スチュワードはこのペナルティについて次のように説明している。
「33号車と44号車がターン9に入っていった時、33号車が前を走り、44号車は少し後ろのイン側を走った。44号車のラインはコーナーのエイペックスに達するものではなく、イン側には余裕があった。33号車がコーナリングした際、44号車は接触を避けず、44号車の左フロントが33号車の右リヤと接触した。44号車に責任の大部分があると判断される」

 ハミルトンはピットストップでペナルティを消化、コースに復帰した後、ランド・ノリス(マクラーレン)、ボッタスを抜いて2番手に浮上、残り3周の時点でトップを走行していたシャルル・ルクレール(フェラーリ)をかわし、勝利をつかんだ。

■メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム
ルイス・ハミルトン 決勝=優勝
2番グリッド/ミディアムタイヤでスタート、赤旗中に他のミディアムに交換、27周目にハードに交換

 この1週間、全力を尽くし、ファクトリーで作業にあたり、チームとともにこのマシンのパフォーマンスを引き出すために努力した。ライバルからの遅れを取り戻さなければならない状況のなかで作業に取り組み続けた皆を、心から誇りに思う。

 今日もいつもどおり、レースへのアプローチの仕方、特にマックスとのバトルについて、慎重に動くよう心がけた。彼はとてもアグレッシブだった。でも僕はあの時、彼に完全に並んでいた。そして彼は僕にスペースを与えなかったんだ。

 ペナルティに納得するかどうかは別にして、それを冷静に受け止めて、レースに取り組み続けた。
 その時、こう思っていた。「観客の皆は国歌やイギリス国旗とともに週末を楽しんでいる。僕はその邪魔は絶対にしないぞ」とね。

 バルテリの素晴らしいチームワークとチームの努力なしにはこの結果は達成できなかった。本当に感謝しているし、チームやファンのためにこの結果を出すことができて幸せだ。

(会見で語り)もちろん、僕が望んでいるレースの勝ち方ではないし、レースのやり方でもない。だけどこういうことは時には起こる。

(レースが終わってから)マックスが病院に行ったと聞いて、心配している。誰かにけがをさせたいと思っている人間なんていない。元気だと確認するために後で連絡を取るつもりだ。

(Sky F1に語り)僕としては、彼はあれほどアグレッシブになる必要はなかったと考えている。

 僕はペナルティを受けたけれど、こういう場合、どちらかひとりだけの責任ということはあり得ないと思う。常に、ふたりの間のバランスの問題なんだ。

 最後まで彼とホイール・トゥ・ホイールのバトルができればよかったと思うよ。彼とレースをするのは楽しいからね。これからのレースも楽しみにしている。でも、僕は誰かから引き下がるようなことは絶対しない。アグレッシブさを抑えるよう強いられるようなことも、もちろんない。

■ボッタス「スタートが課題。またポジションを落とした」
■メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム
バルテリ・ボッタス 決勝=3位
3番グリッド/ミディアムタイヤでスタート、赤旗中に他のミディアムタイヤに交換、22周目にハードに交換

 今日の一番の問題は、スタートでポジションをひとつ落としたことだ。昨日も同じことが起きたから、調べる必要のある問題だと思う。

 ランドのピットストップに時間がかかったので、僕らとしては動くしかなかった。すぐにピットインする必要があったんだ。それによって、セカンドスティントが長くなってしまったが、選択肢は他になかった。予想どおりレース終盤はタイヤにひどいブリスターができて、とても苦労した。

 今年のタイトルのために、チームメンバー全員が必死に戦っている。素晴らしいことだよ。今日は驚くようなことがいくつかあった。フェラーリはすごく強かったし、マクラーレンはミディアムタイヤで速かった。今日のレースは素晴らしかったよね。ファンに喜んでもらえたんじゃないかな。

 今週末に向けてマシンを改善したけれど、まだまだやるべきことが多いのは確かだね。

こんな記事も読まれています

2024スーパーGT第2戦富士のGT300クラス公式予選Q1組分けが発表
2024スーパーGT第2戦富士のGT300クラス公式予選Q1組分けが発表
AUTOSPORT web
V型4気筒エンジン搭載!! ホンダ「VF750F」に注ぎ込まれた先鋭のメカニズムとは?
V型4気筒エンジン搭載!! ホンダ「VF750F」に注ぎ込まれた先鋭のメカニズムとは?
バイクのニュース
フェラーリ内紛再び? サインツJr.、F1中国GPの1周目ルクレールの動きに苦言「僕らのレースに影響を及ぼした」
フェラーリ内紛再び? サインツJr.、F1中国GPの1周目ルクレールの動きに苦言「僕らのレースに影響を及ぼした」
motorsport.com 日本版
タナベのローダウンスプリング「SUSTEC NF210」に『スペーシアカスタム』の適合が追加
タナベのローダウンスプリング「SUSTEC NF210」に『スペーシアカスタム』の適合が追加
レスポンス
マツダ「新型“最上級”ステーションワゴン」!? まさかの「復活」に期待の声も! 次期「MAZDA6“ワゴン”」予想CGが「カッコイイ」と反響集まる
マツダ「新型“最上級”ステーションワゴン」!? まさかの「復活」に期待の声も! 次期「MAZDA6“ワゴン”」予想CGが「カッコイイ」と反響集まる
くるまのニュース
全長4.4mの人気コンパクトSUV 日産・新型「キャシュカイ」欧州で登場 変更されたフロントグリルは「サムライの鎧」をイメージ!?
全長4.4mの人気コンパクトSUV 日産・新型「キャシュカイ」欧州で登場 変更されたフロントグリルは「サムライの鎧」をイメージ!?
VAGUE
【MotoGP】ホンダは苦境でも、ザルコは「悲観的になる必要はない」と前向き。改革の効果出るのはまだ先?
【MotoGP】ホンダは苦境でも、ザルコは「悲観的になる必要はない」と前向き。改革の効果出るのはまだ先?
motorsport.com 日本版
マットモーターサイクル、新モデル『DRK-01』受注開始
マットモーターサイクル、新モデル『DRK-01』受注開始
レスポンス
2024スーパーGT第2戦『FUJI GT 3 Hours RACE』参加条件
2024スーパーGT第2戦『FUJI GT 3 Hours RACE』参加条件
AUTOSPORT web
やってはいけない「マフラー交換」5例。「爆音」「落下」「黒焦げ」など本当にあったダメなカスタムをお教えします
やってはいけない「マフラー交換」5例。「爆音」「落下」「黒焦げ」など本当にあったダメなカスタムをお教えします
Auto Messe Web
WEC第2戦、7号車トヨタが今季初勝利、巧みな戦略でポルシェの追い上げを退ける。8号車トヨタも5位入賞 【イモラ6時間決勝】
WEC第2戦、7号車トヨタが今季初勝利、巧みな戦略でポルシェの追い上げを退ける。8号車トヨタも5位入賞 【イモラ6時間決勝】
Webモーターマガジン
たった9台の激レアなアルファロメオTZ3! V10 OHVエンジン搭載のその中身はなんと「ダッジバイパー」だった!!
たった9台の激レアなアルファロメオTZ3! V10 OHVエンジン搭載のその中身はなんと「ダッジバイパー」だった!!
WEB CARTOP
ブラックのベントレーウイングが印象的なベントレー・ベンテイガの特別仕様車が登場
ブラックのベントレーウイングが印象的なベントレー・ベンテイガの特別仕様車が登場
カー・アンド・ドライバー
ロイヤルエンフィールド INT 650 発売、価格は94万7100円より…ブラックアウトの「DARK」を新設定
ロイヤルエンフィールド INT 650 発売、価格は94万7100円より…ブラックアウトの「DARK」を新設定
レスポンス
いまの若者にも「パブリカ」の偉大さを伝えたい! いまの大ヒット車「ヤリス」に繋がるご先祖が「超国民思い」のクルマだった
いまの若者にも「パブリカ」の偉大さを伝えたい! いまの大ヒット車「ヤリス」に繋がるご先祖が「超国民思い」のクルマだった
WEB CARTOP
写真の中のセナが蘇る? アイルトン・セナ没後30年を偲ぶ【オートモビルカウンシル2024】
写真の中のセナが蘇る? アイルトン・セナ没後30年を偲ぶ【オートモビルカウンシル2024】
くるくら
”宙ぶらりん”の来季WRCレギュレーション。変更望むFIAにマニュファクチャラーが反発か
”宙ぶらりん”の来季WRCレギュレーション。変更望むFIAにマニュファクチャラーが反発か
motorsport.com 日本版
スズキ新型「高級SUV」発表! 「絶対“スピード違反”させないマシン」搭載! 900万円超えの「アクロス」伊に登場
スズキ新型「高級SUV」発表! 「絶対“スピード違反”させないマシン」搭載! 900万円超えの「アクロス」伊に登場
くるまのニュース

みんなのコメント

8件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村