60周年を迎える日本の「カローラスポーツ」は上質感をアップ
1966年に初代が誕生したトヨタ「カローラ」は、2026年に60周年を迎えます。その節目に合わせ、トヨタ自動車は2026年7月13日、日本仕様の「カローラスポーツ」を一部改良。同時に、60周年を記念した特別仕様車「G“Z・アクティブエレガンス(ACTIVE ELEGANCE)”」を設定しました。
【画像】超カッコいい! これが60周年を迎えるトヨタ「カローラ」のハッチバック仕様です(27枚)
「カローラスポーツ」は、「カローラ」シリーズの中でもスポーティなキャラクターを担う5ドアハッチバック。低重心なシルエットとワイドなスタンスを特徴とし、現在の日本仕様は1.8リッターのハイブリッドを搭載。トヨタ自身も「スポーツ」の名にふさわしい軽快な走りを特徴としています。
今回の一部改良では、上級グレード「G“Z”」に225/40R18タイヤと18×8Jアルミホイールを設定しています。ホイールは切削光輝とブラック塗装を組み合わせたデザインで、ボディカラーには“ダークブルーマイカ”と“ニュートラルブラック”を設定。さらにブラックルーフと“プラチナホワイトパールマイカ”または“エモーショナルレッドIII”を組み合わせたツートーン仕様も用意されています。
また「G“Z”」には、12.3インチのTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイや10.5インチのディスプレイオーディオなども標準装備。スポーティさと先進性を両立した仕様となっています。
そして、60周年を象徴する存在となるのが、特別仕様車「G“Z・アクティブエレガンス」です。インテリアには、特別設定色の“シャトー×ブラック”を採用し、スモークシルバーの専用加飾やアルミペダルを装備。
インパネには60周年を記念するロゴマークをあしらい、フロントフェンダー左右にも専用のロゴステッカーを装着しています。
●真っ白な18インチホイールが鮮烈! 北米版はより大胆にスポーティ
日本仕様の商品改良が発表された翌日となる2026年7月14日、米国トヨタは「カローラハッチバック」の2027年モデルを発表しました。
日本では「カローラスポーツ」として展開される5ドアハッチバックで、北米仕様の2027年モデルではデジタル装備のアップデートやボディカラーの拡充に加え、足元にかなり印象的なアイテムが用意されました。
それが、トヨタ純正アクセサリーとして新たに設定された18インチの「グロスホワイトアルミホイール」です。
日本仕様の「G“Z”」が切削光輝+ブラック塗装という精悍なホイールを履くのに対し、北米仕様で選べるのは文字どおり真っ白のホイール。ツヤのあるホワイトで仕上げられた大径ホイールは、モータースポーツマシンを思わせる強烈なアクセントになっています。
米国トヨタはこのホイールについて、「車両デザインにシャープでスポーティなアクセントを加えるもの」と説明しています。なお、ベースグレード「SE」に装着する場合は、225/40R18サイズのタイヤを別途購入する必要があるといいます。
ボディカラーにも新たに“インクド(Inked)”や“ブループリント(Blueprint)”が加わり、“ブループリント×ブラックルーフ(Blueprint with Black Roof)”というツートーン仕様も設定されます。
また米国仕様は、インテリアのデジタル装備も強化されました。上級グレード「XSE」には、12.3インチのデジタルメータークラスターと10.5インチの“Toyota Audio Multimedia”を標準装備。一方、ベースグレードの「SE」には7インチのデジタルメーターを標準装備。さらに、新設定の「SE Premium Package」では、12.3インチメーターと10.5インチのマルチメディアシステムを組み合わせています。
2リッターガソリン+パドルシフトも北米版のスポーティさを演出
見た目だけでなく、パワートレインにおいても、米国仕様は日本仕様と違いがあります。
日本仕様の「カローラスポーツ」が1.8リッターのハイブリッドを搭載するのに対し、北米仕様の「カローラハッチバック」は2リッター直列4気筒“ダイナミックフォース”ガソリンエンジンを搭載。最高出力は169馬力、最大トルクは151lb.-ft.を発生します。
組み合わされるトランスミッションには、発進用ギアを備えた“ダイナミックシフトCVT(Dynamic-Shift CVT)”を採用。発進時にはこのギアを使用し、その後CVTのプーリー駆動へスムーズに切り替えることで、ダイレクトな加速フィールと優れた燃費性能を両立します。
さらに、全グレードにパドルシフトを標準装備し、10段の疑似変速を可能に。「NORMAL」、「ECO」、「SPORT」という3種のドライブモードを備えており、ドライバーが走りのキャラクターを選べるようになっています。
足まわりは、TNGA-Cプラットフォームをベースに、フロント=マクファーソンストラット式、リア=マルチリンク式サスペンションを採用。低重心な車体と組み合わせることで、俊敏なハンドリングと乗り心地の両立を図っています。
このように、日米の改良内容を比べてみると、スポーティさの“見せ方”にかなり違いがあることに気づきます。
日本仕様は、ブラックを基調とした18インチホイールや60周年記念車の専用内装などによって、スポーティさに上質さや特別感をプラス。
一方の北米仕様は、真っ白な18インチホイールを始め、2リッターガソリンエンジンや10段の疑似変速を操れるパドルシフトなどによって、よりストレートに走りを意識させるキャラクターを打ち出しています。
* * *
同じ「カローラ」の5ドアハッチバックでも、日本と北米ではユーザーの好みや市場環境が異なるため、仕様の違いに優劣をつけることはできません。
それでも、グロスホワイトの18インチホイールを履いた北米版の「カローラハッチバック」には、日本仕様とはひと味違うスポーティな魅力があります。
日本の「カローラスポーツ」にも、こうしたホワイトホイールを純正アクセサリーとして選べたら面白いのに……60周年を迎える今だからこそ、そんな遊び心のある選択肢にも期待したいところです。(VAGUE編集部)
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