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トヨタ「ヴォクシー」の改良内容は? 何が変わったのか

掲載 更新 10
トヨタ「ヴォクシー」の改良内容は? 何が変わったのか

■魅力を増した個性派ミニバン「ヴォクシー」

 トヨタの個性派ファミリーミニバン「ヴォクシー」は、2026年5月、シリーズ全体で2回の一部改良を行い、さらに新たなコンプリートモデルまで投入しています。
 
 一体、どんな進化があったのでしょうか。詳細に解説をしていきます。

【画像】イメージチェンジ! これがトヨタ「新ヴォクシー」です! 画像で見る

 ヴォクシーの原点は、姉妹車「ノア」と共通です。FRレイアウトを持つ商用車「ライトエース」ベースのミニバン「ライトエース ノア」として誕生。

 そこから全面刷新され、FFベースのミニバンへとシフトした2001年投入の初代は、販売チャンネルの違いから、姉妹車「タウンエース ノア」の名は受けつかず、ネッツ店専売車であったことから異なるイメージ戦略を実施。新ネーム「ヴォクシー」を与え、歴代モデルでは、ノアよりも若々しく尖ったイメージを特徴としてきました。

 2022年1月に登場した現行型となる4代目は、基本的な部分は姉妹車ノアと共通で、新たなトヨタ車作りである「TNGA」の思想で開発され、最新の「GA-Cプラットフォーム」を採用。取り回しの良さはそのままに、ちょっとワイドな3ナンバー専用ボディとなりました。

 最大の違いはデザインです。フロントマスクが異なるエアロレスの標準車を用意していたノアと異なり、ヴォクシーはデビュー当初よりエアロ仕様のみに限定。さらにグレードも中間グレード「S-G」と最上級グレード「S-Z」の2種類とすることで、プレミアム感も演出しました。

 エクステリアデザインも差別化されており、よりシャープなフロントマスクと巨大なロアグリルによる押し出しの強いものとしました。そのため、ノアとは大きく印象が異なります。

 パワートレインは共通で、システムに改良を加えた1.8リッターのハイブリッド車と新採用の2リッターのガソリン車の2種類で、いずれも4WD車の選択が可能でした。

 2025年9月の初となる一部改良では、エアロ仕様のみのヴォクシーは、ラインアップの変更はなく、一部ボディカラーの変更により、ノアとヴォクシーの設定色が完全に共通化。装備面では、メーカーオプションパッケージの内容変更や標準装備の強化なども行われました。

 最新の一部改良は、2026年4月10日に発表され、5月6日より販売が開始。最大の特徴は、ガソリン車が廃止され、全仕様がハイブリッド車となったこと。

 エクステリアでは、ヘッドライトやグリル周りなどフロントマスクの意匠を変更し、よりシャープな顔立ちに。

 具体的には、プロジェクター式LEDヘッドランプ(マニュアルレベリング機能付)+LEDターンランプ+LEDクリアランスランプ仕様が全車に標準装備化。さらに最上位S-Zでは、LEDヘッドライトにオートレベリング機能が追加され、LEDクリアランスランプにデイライト機能をメーカーオプションで加えることも可能に。

 フロントグリルでは、本体部分をブラック加飾に変更。さらに新色「ニュートラルブラック」仕様のみグリルガーニッシュもブラック加飾とし、一体感を強調。

 S-ZではFF車用の17インチアルミホイールのみ、切削光輝・ブラック塗装・ダーククリアの仕様に変更しています。

 インテリアでは、シフトノブ、ウィンドウスイッチまわりをピアノブラック塗装に変更。S-Zには、メーターフードを表皮巻き及びステッチ加工とし、インストルメントパネルとドアトリムにステッチ加工を追加し、一部にスエード調表皮を取り入れました。シート表皮デザインも変更することで、より豪華な仕様に進化しています。

 機能面では、メーター液晶を大型化することで視認性を向上。サイズアップは僅かではなく、S-Zが7インチから12.3インチへ。S-Gのグレードは、4.2インチから7インチに。

 前後方ドライブレコーダーも新設し、S-Zに標準化。S-Gではメーカーオプションで選べるように。

 このほか、ワンタッチスイッチ付デュアルパワースライドドアが、S-Zにも標準化されたことで、全仕様で左右電動スライドドアが使えるようになったのも嬉しいニュースでしょう。

 また4WD仕様「E-Four車」には、ドライブモードに雪上走行セッティングとなる「SNOW EXTRAモード」を追加し、安全性能を向上。

 快適性能では、全車でショックアブソーバーの減衰力を最適化することで乗り心地を良くしたほか、ノイズの侵入経路に防音材等を最適配置することで車内の静粛性が高められています。

 ボディカラーでは新色のニュートラルブラックと「アーバンロック」の2色が選べるようになりました。

■新たに「5人乗り車中泊仕様」も設定!

 最新のニュースは5月12日にあり、新モデルとしてコンプリートカー「MULTI UTILITY(マルチユーテリティ)」が加わりました。

 同車は、カスタマイズパーツや特装車などを手掛けるトヨタカスタマイジング&ディベロップメント(TCD)のブランド「MODELLISTA(モデリスタ)」が開発したもの。

 MODELLISTAと聞くと、スポーティな仕様を連想しがちですが、こちらは機能性を高めたのが特徴です。

「マルチに使えて自由が広がる」をテーマに、S-G(ハイブリッド車・2WD)をベースに、後席およびラゲッジスペースに架装を施すことで、使い勝手の良い2列5人乗り仕様に仕上げています。

 仕様は、ノア MULTI UTILITY同様。標準仕様の「カーゴモード」では、専用設計のラゲージフレームとラゲージボードで機能的な荷室空間を実現。これにより、荷室を上下2段に仕切ることができ、買い出しの荷物や遊びの道具を仕分けて収納することができます。

 より利便性を高めるべく、専用クオータートレイ、専用ルームランプ(6灯)、専用ユーティリティフック、専用アクセサリーソケットなどを追加するだけでなく、近年、需要が高まる車中泊にも対応できるように、オプションアイテムを用意。

 専用のフロントベッドボードを追加することで、後部スペースがフラットスペースとなる「ベッドモード」も設定。このベッドモードでは、大人二人がのびのびと就寝できるスペースを確保しているといいます。

 2列シートまでしか使わない人には、ミニバンの広さを最大限活かせるコンプリートカーといえるでしょう。

 また同日には、福祉車両である「ウェルキャブ」仕様の商品改良も実施。ベース車同様の改良に加え、用途に合わせた最適なパワーユニットが選べるように、ガソリン車が継続されています。

 さらに車いす使用者には、ワンタッチ式固定装置を追加設定したほか、一部仕様では「E-Four車」が選べるようにもなりました。

 歴代モデルで磨き、愛されてきた独自の魅力を高め、新たな選択肢を用意した新ヴォクシー。

 ノアのような価格を抑えたエントリーグレードが非設定なだけでなく、価格も少しだけ高めに設定されていますが、よりスタイリッシュなミニバンを選びたいユーザーにとっては小さな差かもしれません。(大音安弘(自動車ライター))

文:くるまのニュース 大音安弘(自動車ライター)
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みんなのコメント

10件
  • atsu0622
    ネットでは散々ボロクソに言われてるヴォクシーですが販売台数を見れば一般的には大人気車である事は間違いないんですよね。
  • hay********
    ヴォクシー乗ってるけど、もうくるまのニュースはみんなお腹いっぱいだって。
    新しい情報なんて何もないから。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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