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ライバル溢れる路上 新・日産リーフ:欧州で競合と実力を探る(1) 同価格帯ベストは?

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ライバル溢れる路上 新・日産リーフ:欧州で競合と実力を探る(1) 同価格帯ベストは?

業界を一変させるきっかけを生んだリーフ

2010年の出来事といえば? iPadの発売? レディー・ガガの生肉ドレス? 筆者にとって最も印象深いのは、ズングリした日産車の登場。24kWhの駆動用バッテリーで最長200km走れ、最高46kWで充電できる性能を誇った、初代リーフだ。

【画像】クロスオーバーへ一新 日産リーフ 英国で同価格帯のライバル 2代目リーフも 全113枚

いずれも、当時としては驚異的な性能といえた。世界初の、実用的な量産バッテリーEVだった。自動車業界を一変させるきっかけを生んだ、といっても過言ではないだろう。

3代目リーフは2026年から英国での提供が始まるが、路上は沢山のライバルで溢れている。2025年には、同価格帯に属するキアEV4とスコダ・エルロックも発売された。

2030年代には、地球全体でのEV販売数は6000万台に達すると予測される。果たして、代替わりした日産の開拓者の実力はいかに。競合する新しい2台と、比較してみよう。

フェアレディZをイメージさせるリア

フォルクスワーゲン・グループに属するスコダのエルロックは、現在のCセグメントに属するEVで最高水準の性能を備え、既に好調に売れ始めている。試乗したAUTOCARも、航続距離だけでなく快適性、操縦性にも妥協がないと高く評価している。

航続距離は、77.0kWhのバッテリーを積むエルロック 85で561km、キアのEV4 GTラインは78.0kWhのバッテリーで582kmが主張される。対してリーフ 75KWHは、75.0kWhで603km。カタログ値ながら、日産がリードする。

ルノー・メガーヌ E-テック・エレクトリックと同じ、CMF-EVプラットフォームを基礎骨格としながら、日産車らしい見た目もリーフの特長。リアのテールライトとブラックのガーニッシュは、フェアレディZをイメージさせると筆者は感じる。

路面へ吸い付くように穏やかで快適

乗り心地も、ルノーと異なる。しっとり足まわりが動き、路面へ吸い付くように進む。車重は1937kgと軽くないが、漸進的な姿勢制御で凹凸を優しくいなし、バンプストッパーに当たることもない。細かな揺れは残るものの、穏やかで快適だ。

リーフのパワートレインは、フロントに217psを発揮する永久磁石同期モーターが1基。エコ・モードはレスポンスが大幅に鈍くなるから、充電量が心もとない時以外は選ばない方が良いかも。交差点から発信するたびに、ヤキモキしそうだ。

スタンダード・モードなら、しっかり活発。高めの速度でカーブへ飛び込んでも、快適性重視のサスペンションでありつつ、軽妙に旋回していく。

運転の楽しさで満たされるほどではないが、ステアリングは正確で、操る自信を抱きやすい。リムを握る指先には、路面の状態がちゃんと伝わる。開放的で居心地良い、デジタル技術が控えめに主張する車内の雰囲気と、良く調和している。

絶好調のキア 快適で有能なファミリーEV

ここで、日本では馴染みのないEV4へ触れておこう。韓国のキアは、現在絶好調。EV4の実力も相当に高い。今後数か月の間に、4・5台の新型EVを発売する予定にもある。この15年間、日産は何をしてきたのだろう、と疑問を抱きたくなるほど。

直線基調のスタイリングは、癖があり好き嫌いがわかれそうだが、乗り心地はリーフへ劣らず快適でしなやか。サスペンションは柔らかめで、多少の揺れが残るものの、殆どの路面を滑らかに処理する。快適で有能な、ファミリーEVに仕上がっている。

ただし、着座位置が高めで後方視界は狭い。全高は1485mmとリーフより約70mm低いが、目線の位置はほぼ同じ。重み付けの良いステアリングの感触にはリモート感があり、反応は予想しやすいものの、快活に走らせようという気にはなりにくい。

それでも、軽妙な加速と、パドルで調整できる回生ブレーキの仕上がりはトップレベル。全体のまとまりは悪くない。

この続きは、新・日産リーフ:欧州で競合と実力を探る(2)にて。

文:AUTOCAR JAPAN AUTOCAR JAPAN
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