■20年を超えるロングセラー「ハイエース」にいよいよ後継車登場!?
2025年10月29日、トヨタは同日に開幕した「ジャパンモビリティショー(JMS)2025」で、新たな「ハイエース コンセプト」を世界初公開しました。
【画像】超カッコいい! これがトヨタ「”新型”ハイエース」の全貌です! 画像で見る(50枚以上)
サイズの異なる2つのボディタイプが公開されています。どのような特徴があるのでしょうか。
ハイエースは、1967年の初代モデル登場以来、日本をはじめアジア、中近東、オセアニア、アフリカ、中南米など世界の国々で使用されてきた商用バンの人気ブランドです。
国内で販売される現行型モデルは、2004年に登場した5代目(通称200系)。ワンボックス型の高効率なボディ形状で、広い荷室空間を特徴とします。
またロングボディ(標準幅・ロールーフ)、ロングボディ(ワイド幅・ミドルルーフ)、スーパーロングボディ(ワイド幅・ハイルーフ)といった複数のボディタイプを用意し、ユーザーの幅広い需要に対応。
その後も安全機能のアップデートなど常にさまざまな改良を重ねながら、根強い支持を集め続けているロングセラーモデルとなっています。
なお海外市場向けモデルは、2019年にフロントノーズが備わったセミボンネット型の6代目モデル(通称300系)へ刷新。同ボディは国内でも、乗用ワゴンモデル「グランエース」の名称で、2019年から2024年まで販売がおこなわれていました。
いっぽうで日本市場で展開される現行の200系ハイエース(商用モデル)については、20年以上にわたって製造を続けており、SNSなどでは早期のフルモデルチェンジを求める声が常にあがっている状況です。
そんななか今回のJMS2025では、次期型を想起させるハイエース“コンセプト”の名称が発表されました。
そのスタイリングは、2023年10月開催の「JMS2023」で公開されたコンセプトモデル「KAYOIBAKO(カヨイバコ)」の進化系といえるものでした。
カヨイバコは、BEV(バッテリーEV:電気自動車)の商用バンです。
2023年に登場したコンセプトモデルのボディサイズは、全長3990mm×全幅1790mm×全高1855mmと非常にコンパクトながら、ハイエース(ロングボディ)並みの荷室長3127mm(助手席側)を確保するなど、パワーユニットを小型化できるEVの利点を最大限に活用した高効率なパッケージングを特徴としています。
またベース車両として様々なシーンでのニーズに応えるため、目的に応じて役割を変えることができる「超拡張性能」を備えるとしており、ボディサイズなどの延伸なども容易におこなえることがうたわれていました。
今回公開されたのは2つのボディタイプで、ロールーフモデルとハイルーフモデルが用意されました。
後者は全高のほかホイールベースも延伸されており、まさに現行200系ハイエースのようなバリエーション展開を想起させます。
200系ハイエースの後継モデルとして市販化がおこなわれるのか、今後の展開が大いに期待されます。(くるまのニュース編集部)
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