先日行なわれたF1イギリスGPで、マクラーレンが大躍進。一躍2番手チームに浮上することになった。メルセデスはこのマクラーレンの前進はあまりにも脅威的であるため、いつも以上に注視していると語った。
今シーズン開幕直後は、後方に埋もれることが多かったマクラーレン。しかもつい最近まで、予選では速くとも、決勝レース中のペースに問題があり、入賞圏外で終えるというレースが多かった。
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しかしオーストリアGPで投入が開始されたアップデートが功を奏し、一気に大躍進。イギリスGPでは予選で2位と3位を獲得しただけでなく、決勝でもランド・ノリスが2位、オスカー・ピアストリが4位に入った。
特に驚きだったのは、レースの最終盤だ。首位を行くレッドブルのマックス・フェルスタッペンや、3番手だったメルセデスのルイス・ハミルトンがソフトタイヤを履く中、2番手ノリスはハードタイヤを選択した。これでは、ハミルトンが先行するのは当然かと思われたが、ノリスはハミルトンの追撃を抑えきり、2位でフィニッシュしてみせたのだった。そのことは、マクラーレンが強烈に速くなったということを、ライバルたちに印象付けた。
このマクラーレンの飛躍は、今シーズン最大のレベルであるのは間違いない。ライバルチームは、マクラーレンがどのようにして今回の躍進を成し遂げたのか、理解しようと躍起になっているようだ。
メルセデスもそのうちの1チーム。テクニカルディレクターのジェームス・アリソンは、マクラーレンのアップデートを検証し、どの部分が今回の飛躍をもたらしたのか理解しようとしていると明らかにした。
「我々は、全てのチームが投入するアップデートを、常に監視している」
そうアリソンはチームの動画コンテンツでそう語った。
「我々はたくさんの写真を撮り、レースごとに何が変わるのかを理解しようとしている」
「何か新しいことや、珍しいことが起きると注目するものだ。マクラーレンのアップデートで興味深く、そして珍しいのは、そのラップタイムに及ぼす効果が非常に強力であったことだ。シーズンの途中で、あれほどまでに競争力を引き上げるのは珍しいことだ」
「彼らはその点で非常に良い仕事をした。それは、我々にとって興味深いモノでもある。アップデート前後の写真があるし、ラップタイムへの影響が大きかったことは分かっているからね」
「他のチームが投入したアップデートよりも、注意を払う価値は十分にある。今回の場合は、どう変更したかは置いておいて、ラップタイムに意味のある違いをもたらしたのは分かっているからね」
「効果をもたらしたのは何だったのか、そしてそれを自分たちのマシンを開発するという点で我々に反映できるか、それを確認することは、我々にとって非常に役に立つことだ」
メルセデスのトト・ウルフ代表は、空力開発や予算の制限があるものの、マクラーレンがシーズン中に達成したことには、大いに励まされると語った。
「当然のことながら、マシンのパフォーマンスを完全に変更するアップグレードを行なうために、彼らは風洞実験に我々よりも多くの時間を費やした。しかも我々は、0.2秒ではなく1秒の前進について話している。ただ、これはF1にとって良いことだ」
そうウルフ代表は語った。
「今回のことは、彼らが正しいことを行ない、1+1をまとめ上げていることを示している。ここ最近はアストンマーチンでそれを見てきたが、今年はマクラーレンでもそれを見せられた。それはいいことだ」
ただウルフ代表は、空力開発ハンデだけが、マクラーレン躍進の理由ではないと考えている。
「パフォーマンスが上がったのは、空力試験の時間が多いことにだけあるとは言いたくはない」
そうウルフ代表は言う。
「これはエンジニアリングで優れていただけであり、正しい方向にうまくまとめられたという、優れた意思決定の結果だと思う」
「彼らがブダペスト(次戦ハンガリーGP)でも同じパフォーマンスを再現できるのか、それを確認する必要がある。ブダペストで求められるのは、今回(イギリス)とは全く逆だ」
「常にわずかな前進に関するモノだ。空力実験の時間が20%増えると、1年でマシンが2秒速くなるなら、今は0.4秒が短縮されることになる」
「追加で0.4秒か0.5秒のパフォーマンスを確保することができれば、確実に役に立つはずだ。ただし適切なイノベーションを実現し、適切な設計を施し、マシンに投入し、風洞実験やシミュレーションと関連付ける必要がある。だから、彼らはよくやったよ」
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