2025年シーズンのFIA F2開幕戦メルボルンの走行前日となった3月13日、審査委員会はダムス・ルーカスオイル、ロダン・モータースポーツ、トライデントの3チーム6台に対し、スプリントレース、フィーチャーレースの両レースで10グリッド降格を含む複数のペナルティを下した。
ことの発端は2月25日、スペイン・バルセロナにあるカタロニア・サーキットにて行われたFIA F2プレシーズンテスト2日目だった。ジャック・クロフォード(ダムス・ルーカスオイル/アストンマーティン育成)の11号車、クリスチャン・マンセル(ロダン・モータースポーツ)の16号車、アレクサンダー・ダン(ロダン・モータースポーツ/マクラーレン育成)の17号車、マックス・エスターソン(トライデント)の23号車について、FIAスポーティングレギュレーション第10.2条、FIA F2技術規則第1.5.2条、第8.4.10条、第8.4.11条に違反したことが判明、該当車両のすべてのラップタイムが削除された。
該当車両4台はディフューザーに穴を開け、標準部品を改造し、ディフューザー下部の気流を計測するセンサーを取り付けていることが判明した。これにより、センサーを装着した1台につき1万ユーロの罰金を科せられることになった。
FIA F2では外部気流の測定方法についても技術規則で定められているほか、標準部品の改造はレギュレーション、ユーザーマニュアル、またはテクニカルレポートで定められた場合を除いては認められていない。
またスチュワードは、同じチーム内で違反となるセンサーを装着していなかった他のマシンに対しても競争上のアドバンテージを与えるデータを提供する可能性があるとし、該当チーム内でも違反のなかった2台(ダムス・ルーカスオイルのクッシュ・マイニ、トライデントのサミ・メゲトゥニフ)を含む計6台に対し、第1戦メルボルンのスプリントレース、フィーチャーレースの両レースで10グリッド降格ペナルティを科すという厳しい裁定を下した。
さらに、スチュワードはバーレーンのサクヒールで3月26~28日に3日間で実施されるインシーズンテストにおいて、該当チームの走行を1日減らし2日間に制限するように「強く勧告」している。なお、3日間のうちどの日の走行が制限されるかは、プロモーターの裁量に委ねられるべきだとしている。
そして、スチュワードはテクニカルデレゲートに対し、バーレーンのインシーズンテストに関するテクニカルブレテンを発行。インシーズンテスト期間中、同様のセンサーの使用許可を申請する機会をチームに与えること、そして今回違反を犯した3チームからの申請は受理しないことを強く勧告する、と締め括っている。
[オートスポーツweb 2025年03月14日]
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