■100万円以下のレクサス!?
トヨタの高級車ブランドとして知られる「レクサス」は、もともと北米市場向けに立ち上げられたもので、“安価で信頼性は高いもののプレミアム感が薄い“という評価だった日本車の地位を高めるために1989年9月に登場しました。
【画像】超カッコイイ! 100万円以下で買える「レクサス車」を画像で見る!(13枚)
その後は欧州などでも導入され、日本では2005年8月から展開がスタートし、それまではトヨタブランドから販売されていた「セルシオ」や「アリスト」、「アルテッツァ」などをフルモデルチェンジと同時に、それぞれ「LS」、「GS」、「IS」と海外同様の名前に変えて投入したほか、4代目ソアラも「SC」と改名した上でレクサス車として販売していました。
そして今ではすっかり高級車の代名詞となったレクサスですが、日本導入からまもなく20年が経過するということで、実は中古車で非常に手ごろな価格で購入できるものも珍しくなくなってきています。
そこで今回は、予算100万円で狙えるレクサス車にはどんなモデルがあるのかチェックしてみましょう。
まず予算100万円で狙えるレクサスの代表的なモデルと言えるのが、日本国内でレクサスが立ち上げられた直後にラインナップされていた、GSとSC、そして遅れて登場したISとLSの4車種で、初期型に近い年式の車両であれば、よほど低走行や多くのカスタマイズがなされているような車両でない限りは100万円以内で狙える車両が多く存在しています。
中でもフラッグシップモデルであったLSは、新車時の乗り出し価格としてはエントリーグレードでも800万円近い高級車でしたが、今では総額50万円以下で乗り出せるものもあるほど。
これはLSの搭載エンジンが4.6リッターと大排気量で、重課となる13年超ということで、購入後の維持のハードルが高いことも影響していると言えるでしょう。
一方のSCも4.3リッターと大排気量ではありますが、趣味性の高いオープンモデルということで総額100万円以下のものも存在しますが、高年式かつ低走行なものは200万円台後半から300万円台と比較的高値をキープしています。
そのほかのモデルでは2009年に登場した4ドアセダンの「HS」や、2011年に登場した5ドアハッチバックの「CT」も100万円以下で乗り出せるものが存在し、HSについては2013年1月にマイナーチェンジを実施してスピンドルグリルを備えた後期型であっても射程圏内のものが多く、日本における4ドアセダンの需要の低下が影響していると思えます。
逆に年式的には近い、2009年にデビューしたRXは100万円以内で購入できる中古車はほぼ存在せず、クロスオーバーSUVの人気の高さを実感することができます。
このように、高級車ブランドのレクサス車であっても、年数が経過し、排気量が大きく、現在は不人気ジャンルであるセダンタイプであれば、比較的安価で購入することができることが分かりました。
ただ低年式車であってもレクサスクオリティで作られたものであることは間違いなく、メカニズム的には信頼性の高いトヨタ製ということで、意外と致命的なトラブルが発生することなく乗ることができるというのもまた事実。
もちろん中古車という性質上、当たりはずれはどうしても存在しますが、気になっている人は一度チャレンジしてみてもいいかもしれません。(小鮒康一)
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みんなのコメント
距離伸びて格安物件はハイブリッド避けた方がいい。
あとV8だったらエンジンは丈夫だからそうそう問題ないが、エアサスは寿命きて金かかる。
Sクラスが値落ち激しいのも一緒。
安いには理由がある。